近隣都市のニュース～その３・最終号～

　木更津市・・市長が変わって最初に入ったニュースは、市庁舎改築をオリンピック以降に延期するといった思い切った判断だ。その後ジャスコ（イオン）の跡地を借用し、臨時の市役所として利用することも具体化しつつある。木更津市も、今日の財政緊迫状況をもたらしたのもハコものつくりにあった。新市長はその教訓をきちんと生かした取り組みをしているように見える。

　木更津市を、オスプレイの基地とする方針について、地方自治体は関与できないという法律的仕組みになっているという。決定も一方的通知で国は進めている。新市長のスタンスは、決して積極的推進の立場をとろうとはしなかった。一応「市民の安心・安全を保障することが第一」と言う趣旨のコメント発表にとどまっている。今後の対応は不明であるが、市長の発言に注目していきたい。

　特徴的な「残土条例」施行後、新たな事業申請は一件もない。しかし、木更津残土条例に、小さな隙間があった。それは、残土の内容表記に「改良土」「購入土」という項目が抜けていたことだ。この隙間を業者につかれ、膨大な量の残土を「改良土」「購入土」として無許可投棄をされたのである。県の対応が遅かったのは、「独自条例を作ったことに対するいやがらせである」という風評も聞かれる。

今のところ木更津市政における、問題点は聞かない。新市長、好調のスタートである。

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