SSブログ

「新風会志清会だより」第4号を斬る [議会ウオッチング]

「清い志で 新しい風を 袖ケ浦市へ」というモットーが書かれた「新風会志清会だより」第4号が届いた。
一面は「公共施設の在り方について」その座談会報告である。裏面は「給食センターの状況報告」「火葬場建設についての現状」「都市計画」の勉強会で市への質問3点と、海側開発の現状が述べられてある。
  
 さっと目を通してみて、正直の話がっかりしたというのが本音である。新人であるだけに奮起を願う立場から、ずけずけと率直な市民としての感想を2回に分けて書かせてもらおうと思う。
まずは周りの皆さんに感想を聞いてみた。

「独りよがりの井戸端会議じゃない?思いつきはあっても、論拠は全然見えない。」
「本人たちは勉強しているのかな?公共施設白書が発表されたのは25年3月だよ。もう1年半近くもたっているのに、101の公共施設の一つ一つについての政策的判断や方向性を、議員として独自に調査し、結論を出しているのが当然と思うけれど、この懇談からは全くそれが見えないね・・」
といった話が次々と入ってくる。

★ 公共施設問題についての行政側からの提案を確かめてみる
① 前述のように25年3月に公共施設白書が出された。この白書は各担当から、書式を決め機械的に記述しただけのものだから、欠陥も多くみられる。ただ他自治体に比し、いち早くこの問題に取り組んだことは褒められてよい。

② 「持続可能な財政構造確立のための集中的取り組み」がその後提起されている、この中でも「公共的施設の在り方の見直し」という項目が討議資料として提起されている。

③ 25年12月18日議会全員協議会に「公共施設の再編整備に関する基本方針(案)」が提起されていて議会に付議されている。ここでは施設の分類ごと再編整備の方向性が示されている。これに基づいてパブコメも行われている。この段階で、議員単独の学習段階から、会派としての政策討議など当然行われてしかるべきと考える。会派は仲良しクラブではない。清い志で新風に感じられる政策を提起する集団であるはずだ。

④ 私たちの会員グループは、例えばガウランドについて「新風会志清会だより」にあるような「私はすぐにでも民営化すべきだと思います」とか「民間企業は甘くないよ」とか気楽に言う立場は取っていない。行政に具体的問題点を事前に糺しつつ、地域包括ケアシステムのキーステーション化を含めた総合的問題提起をパブコメで行っている。

⑤ なお間もなく開かれる9月議会には、議員各位は当然ご存知と思うが「公共施設の再編整備に関する基本方針(最終案)」が付議されることになっている。これらの経過を見れば、「市執行部の各施設に対する方針がはっきりしないことが残念です」なんて恥ずかしくて言っていられない・・と思うのだがいかがであろうか

★ 要するに「主体的に自らの課題として取り組む姿勢の欠如」である。それは、一見行政提起の政策を批判するようなスタイルを取りつつ、採決では簡単に賛成する翼賛票となり、新風ならぬ、ぬるま風が、当たり前のように通り過ぎるだけ・・・

★ 議員間討議が初めて行われたということで、「よくぞ踏み切った」と私たちは評価している。会派であれば、もっとそれがしやすい話である。会派内議員間討議は当然政策をめぐって行われるはずだ。会派の主張が明確にあってこそ、会派の存立意義があるというものだ。「新風会志清会だより」が、ガウランド一つでもいい、明確な政策・方針を一致して打ち出す「たより」になることをまず願っている。
「たより」に載せた話は会派内の話であってそんなことを知りたいのではない。市民が知りたいのは話し合いの結果、会派としてどのような提案をするのか、ということを一番知りたいのだ。(続く)

                        kawakami

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0