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低調な袖ケ浦市12月議会・重要課題無関心~事務局提起~ [議会ウオッチング]


11月15日付広報で、市は「持続可能な財政構造樹立のための集中的取り組み」を、4ページの紙面を費やして報告した。その中で出口市長は「将来にわたる持続的な発展に向けて、財政構造改革に全力で取り組むこと」を表明している。

「千葉日報」は、他紙に比しこのことを大きく取り上げた記事を掲載した。(広報配布当日の11月15日)
この中で特に目を引くのは「抜本的財政策着手」はどこから始めるのかという点での取り上げである。

記事を紹介すると「公共施設の使用料値上げ」「幼稚園送迎バスの有料化」「乳がん検診を含む各種検診類の有料化」「施設の管理維持費」「職員人件費カット」「補助金の廃止・見直し」等をあげている。いずれも、容易に手に付けやすい市民負担増の施策である。それにより予想される5年間の財源不足が58億円になるものを31億円に縮減し不足分は財調などで埋める内容であることを記事化した。

 再度確認する。読んですぐわかるように、これは市民の生活に直接大きな影響を与える施策である。それを基に今期議会には、二けたに上る関連議案が提起されたのだ。
     
当然のことながら、今期議会では、このことが論議の中心に位置づくであろうと考えていた。しかし、議会論議は低調で、このことにかかわる一般質問は数名の議員に過ぎなかった。
私たちは、議員各位の問題意識はこのレベルなのか・・と、唖然としたのである。
私たちは、市民の直接負担増にかかわる重要な政策課題として「継続審議」による慎重審議、あるいは「特別委員会」を設置した集中審議くらいは、当然なされなければならない政策提起であったはず・・・と思っていたのだ。だがそのような提起もなかった。緊張した問題意識は、議員各位にはなかったもののようであった。

この際、特に新人議員の奮起を求めたい。緒方議員を除き、全員横並びに5度あった機会の中で、1~2度の登壇回数とはなんと情けないことか・・・政策にかかわる学習を深めていただきたいと切に願う。
ただ、今期議会で新人議員の毅然とした態度も見せていただいた。指定管理者の更新にかかわって、一部議員による不穏な動きがみられたが、誰一人それに組する議員がいなかったことには、目を見張ったものだ。

何度も指摘しているが、議員は一人一人が行政のチェック機能を市民に代わって果たす責務を負っていることを銘記すべきである。あまりにも低調な袖ヶ浦議会の状況に唖然とする一方、このような議員を送り出した責任は我々市民にあることも心に刻まねばならぬと思う。この状態を脱皮する道は一つ。次回選挙へ向けた議会ウオッチングを、多くの市民とともに強めるしかない。

                         市民が望む政策研究会・事務局

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