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残土贈賄業者を取り上げた君津市議会討議 [議会ウオッチング]

 君津市議会の議員から、メールが送られてきた。君津市議会報告である。産廃問題、袖ヶ浦市残土業者贈賄問題等が、取り上げられている。贈賄問題は、農業委員の仕事の重要性を突き、君津でもこのようなことはないのか・・と、問う内容であった。                        kawakami                  

 さてこの贈賄問題について、その後いくつかのうわさ話は聞いたが、公式には一切明らかになっていない。県警捜査2課担当と聞いている。徹底的解明を期待している。

 この業者「資源開発」は、市が提出した過去10年間の残土埋立事業実績表資料を見ると、H17、09,12に「下宮田滝の谷298番ほか17筆」の事業地の事業許可を受け、事業に入ったが、備考欄には「廃止」と書かれている。途中で投げ出したものらしい。ところがH24、09、14に再度申請をした。事業地は、上記特定事業地にある「298番地ほか17筆が46筆」に拡張された申請である。この拡張部分が贈賄の対象地なのであろうとは思うが、市の担当者不在のため、この原稿時点では明らかではない。県への申請はH25、03、39簡単に許可された。廃止の実績など、どのように評価されたものか不明である。
 事業は、秋ごろから開始予定と聞いたが、このような事件を起こしても続いているのであろうか??

 ちなみに6月議会での、議会視察には、なぜかこの事業地が選ばれ、議員の皆さんしっかりと視察なさっていらっしゃる。

 さて、君津市議会での発言を紹介しておこう。

以下は千葉日報の記事。

「袖ケ浦市内の農地転用に絡み市農業委員にわいろを渡そうとしたとして、県警捜査2課と木更津署は3日、贈賄(申し込み)の疑いで同市野田、元市農業委員の男(68)と佐倉市中志津1、残土運搬処理会社経営の男(64)ら男3人を逮捕した。
 3人の逮捕容疑は共謀の上、同市下宮田の農地約1・2ヘクタールの転用許可について、昨年9月中旬、同市内で、市農業委員の60代男性に対して、委員会採決で許可に賛成するなど同社に便宜を図ってもらう目的で現金数百万円のわいろを申し込んだ疑い。男性は受け取りを拒否したという。」


 農業委員というのは地区ごとに選出されています。農地の転用、つまり田畑を宅地やその他農業以外に使う場合、許可が必要です。その許可権限を持っているのが農業委員なのです。

 転用については農業委員会議で決めるのですが、実質的に形式だけの会議になっている市町村もあり、該当する地区の農業委員が認めた段階で、事実上転用が認められた状態となっている場合が多いです。
(君津がそうだとは言ってません)
つまり、一人の農業委員の権限というのはすごいんです。上記の記事にあるように数百万円の現金という高額さからもわかります。

 君津市内の道路を走っていても、資材置き場などで一時転用許可のはずが、ずーと使われている場所を見かけます。あるいは、市街化調整区域内の農地だった土地がいつの間にか…なんてところも見かけます。

 少し調べてみたいと思います。


 







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