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憲法について考える [憲法改正]

憲法改定が参議員選挙の一つの争点になっています。争点と言っても国民の中から議論が起こっているのではなく安倍総理が強力に憲法を変えようとしているので争点になったのです。そこで憲法について少し考えて見ようと思います。
我が国は立憲主義を取っています。この立憲主義とは「全ての人々が個人として尊重されるために憲法によって国家権力を制限し国民一人一人の人権を守る」という考え方です。
昔は権力者(国王、将軍、天皇など)が意のままに人々を統治していました。個人の人権などはありませんでした。このような歴史の中で人々は自分たちの手に権限を取り戻す戦いをしてきました。その成果として「国家権力を制限し国民の人権を守る」ために憲法が出来てきたのです。
ですから憲法は政府に対する指示書とも言われ、政府が好き勝手なことをしないように国家権力に歯止めをかけるものです。そのことを端的に示す憲法の条文があります。憲法前文に次のような条文があります。「~政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。~」
このように憲法は他の一般の法律とは明らかに性格が違うものです。そのため憲法改正についても憲法96条で衆参両院の議員の三分の二以上をもって改正の発議を行う、となっています。これを安倍総理は普通の法律並みに二分の一以上にしようとしています
                               袖ケ浦市民が望む政策研究会会長:関 巌
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