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文教福祉常任委員会傍聴記 [議会ウオッチング]

 住民投票について、その3まで行ったが、まだまだお知らせしたいことがある。しかし今日は一休みして議会の傍聴記をお届けする。

国保の連続値上げの実態はどのようになっているのか、市の財政事情はどうなのか・・・そんな疑問があったので、この問題については議員各位に慎重審議をお願いしたいものと、全員に会としてのお手紙を差し上げておいた。その感想を書きたいと思う。

今回の値上げで実質各家庭ではどのような負担がかぶさってくるのか。励波議員が、その具体的実態をあげていかに厳しいものであるかを追求した。所得200万円(総収入310万円程度)夫婦と子供二人の家庭で14000円の値上げである。H21年度9500円、22年度10000円、24年度14000円・・・この4年間で33500円の値上がりである。モデル世帯年間支払額の合計は307400円。総収入の1割強が国保料となれば、この後消費税、電力料金、等々の値上げに生活がますます厳しくなっていくのは目に見えている。なんとか一般会計繰り上げを、もう少し増やしてもらえないかということが切実な願いであることは、十分理解できる。

市の財政については、以前のブログにも書いたように、平成9年に初めて、医療費増による法定外支出費として1億5千万円が一般会計から繰り入れされ、以降11年には2憶2000万円、22年には2億円、23年には入院費の急増により、急遽追加支出を含め3億2000万円を支出している。その内容は、一般財源からの繰り入れ額は1億5000万円を基調に、その年度によって起きた事情による超過分を、財政調整基金から支出する形をとってきている。財政当局の努力も理解できないわけではない。

この問題の根本的理解のカギは、地方自治体にこのような苦労を掛けている国の補助削減と、命に係わる課題に対して市財政の優先順位をどのように考えるかという、市長判断~議会側から言えば、繰入額の妥当性についての厳しい討議~にあると思う。
残念ながら、この点を正面に据えての討論はなかった。渡辺議員が、毎年このような状況であることを放置しておいてよいか・・といった指摘があった程度である。結果は賛成多数で議案は通過した。

6名の議員が委員外議員として傍聴に参加されていた。どのような感想を持たれたものかお聞きしたい感じがする。

反対討論は励波議員と田中議員。賛成討論は佐久間議員と佐藤議員であった。佐久間議員の反対討論が、どうもスムーズでなく不自然に聞こえるのでその理由を確かめたいと思い、複数の議員に聞いた。 議案に反対の討論があるとわかったら同数の賛成討論を、担当課が組織するとのことである。文案も担当課が書き届けるそうである。不自然な理由はこのことか???まさか???と思った。

あくまで風聞である。真実でないことを祈る。

                           Kawakami



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