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一年を振り返って~その3~議会の奮起を

 今日でこの特集を終わらせようと思っていたら、今朝の東京新聞に興味深い記事が登場したので、止められなくなった。早稲田大学マニフェスト研究所が全国で1800ある自治体を対象とした「議会改革度」の調査結果が発表されていたのである。この改革度アンケートは三つの視点から分析されている。「情報公開」「住民参加」議会基本条例の有無などの「議会機能強化」の3点である。その結果千葉県で100位以内に入っている自治体は「流山市」29位「松戸市」39位「千葉県」42位(ここはちょっと信じられない)「我孫子市」95位であった。
 研究所長の北川正恭氏(前三重県知事)は「目覚めた議会と居眠りしたままの議会の二極化が進んでいる」と、調査結果を総括的に分析している。

 さて、我が袖ケ浦市議会の現状はどうであろうか。全国1位の松本市では議会活動を自己評価し、次の活動に伝える自己サイクルが確立しているという。住民参加1位の町田市では議会への請願が充実し、請願者が議会で発言質疑ができるという。50位以内でないと本物ではないという北川さんの発言があるところを見ると、我が袖ケ浦市議会はいかがであろうか・・・自覚的に奮闘している議員の顔が目に浮かぶけれど、やはりまだまだ居眠り的傾向が強い議会の数の中に入っていると言わざるを得ない。

 12月17日,議員研修会が開かれている。神奈川県議会議員が講師であったという(なぜ神奈川県議を選んだのか不明)。課題は自治基本条例であった。ただし参加は議員と市幹部職員のみ学習会である。それにしても、わが議会にしては珍しい取り組みであった。でき得れば、せっかくの研修会である。目下必死になって取り組みを開始した、「袖ケ浦市自治基本条例策定市民会議」をはじめ、広く市民にも呼びかけて、「袖ケ浦市自治基本条例フォーラム」のかたちにでも発展させていたら、議会への信頼度は一気に高まったであろうに・・と惜しまれる。そのあたりが、アンケート結果が低い位置にある根本原因であろう。当然のことながら「議会基本条例」も視野に入れているのではあろうが、市民としては、密室議会にはおさらば・・もうひと皮もふた皮も剥けた議会になって欲しいという ・・次年度に向けた願いが一段と高まった研修会行事であった。 

                                                    かわかみ


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