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長浦駅前「お化けビル」行政代執行実施   [その他]

 26日、午前10時、長浦駅前の通称「お化けビル」~いつ崩壊するともしれぬ、建物について~「行政代執行」を行うという宣言が出され実行に移されました。この建物は、危険建築物として10数年前から指摘され、持ち主に撤去、あるいは修正工事実施を迫っていたものです。現有会社はブルックスホールディングス株式会社。対応に応じずやむなく行政が代わりに強制撤去することを決断したものです。
 今日は、この建物について4年前の私たちのブログに掲載したものを、紹介いたしましょう。
以下、ご覧ください。                 kawakami


 長浦駅前のお化けビル・今までの経過  2017.10.24
 この建物は、このブログを見た、ほとんどの方はご存知でしょう。そうです長浦駅ファミリマート道路むかい。老朽崩壊寸前の建物です。23日早朝袖ケ浦を襲った台風の強風で、とうとう壁面が隣家の玄関前通路に崩れ落ちました。幸い誰もけががなく済みましたが、隣家の方は、驚ろかれたことでしょう。

 以前から早期解決を求める市民の声が市には上がっていたうえ、議会でも平成27年6月議会で、緒方妙子議員が厳しく市の対応について質問し、市は「県とも協議し平成26年5月には県が措置命令の手続きをとったこと」など、答弁していた経過があります。私たちのブログでも7月3日のブログに写真入りで、早期解決を求める記事を掲載したばかりです。しかし、まだ解決できないままに、とうとう壁面崩壊という事態になり、この上地震でも来たら、一挙に全面崩壊目前です。もう放置しておくことは許されない事態です。

 この建物、いったいどういう経過でこのような状態になっているのか。現在の持ち主はだれか。一応確認した経過をお知らせいたしましょう。(所有権の変遷・29年10月法務局の調査)
1、 土地の所在 袖ケ浦市蔵波1940-3 宅地 25.92坪
2、 建物 店舗事務所  鉄筋コンクリート陸屋根6階建て 90.495坪
3、 所有権の推移
① 笹生定夫 昭和45年8月10日売買により取得(としまや弁当本家蔵跡)
② 野口忠男 昭和63年12月26日売買による取得
③ (有)ブルックスホールディングス 平成13年10月31日競売による取得
東京都千代田区永田町2-14-3

 現所有者ブルックスホールディングス社に対しては、建築基準法による措置命令《県》空き家条令による改善指導を市が行っているのですが、一向に応じようとしません。しかし、今回の緊急事態を受けて、市では、担当課を中心に、県の君津土木事業部、関係自治会等を含め、10月末に緊急この問題の対策協議を開くということです。市の空き家条令には、このような事項についての対策項目はなかったのでしょうか?いずれにせよ、市にとっても初めての経験なのかもしれません。今回の決定が前例になります。毅然とした対応を求めたいと思います。注目していきましょう。

行政代執行宣言).PNGお化けビル2.PNG>
  (無惨なお化けビル)






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