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袖ケ浦市議会12月議会 1 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会定例本会議は、11月29日開催され、12月17日までの19日間、15議案について討論が行われる。
議案内容は以下のとおり。

★ 袖ケ浦市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する 条例の制定について
★ 袖ケ浦市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する 条例の一部を改正する条例の制定について
★ 袖ケ浦市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を 改正する条例の制定について
★ 袖ケ浦市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営 に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につ いて
★ 袖ケ浦市立総合教育センター設置条例及び袖ケ浦市立図書館 設置条例の一部を改正する条例の制定について
★ 契約の変更について(袖ケ浦市デジタル防災行政無線施設整 備工事)
★ 財産の取得の変更について(袖ケ浦市立奈良輪小学校増築校 舎)
★ 令和3年度袖ケ浦市一般会計補正予算(第8号)
★ 令和3年度袖ケ浦市介護保険特別会計補正予算(第2号)
★ 令和3年度袖ケ浦市下水道事業会計補正予算(第2号)

上記案件が主要な討議内容になる。ほか5件は人事案件である。

 この期間中、一般質問は7日~9日の三日間。登壇者数は11名である。明日はその登壇者をお知らせする。
                           kawakami

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違反埋め立て地に14棟84世帯のアパート群 5 [残土埋立]

 大東建託による工事は、下の写真のように着々と進行中。行政の不作為による失態と、責任の押し付けの合間を縫って、地元の人たちの気遣いも置き去りである。地元自治会も質問書を出したまま、その後の動きはない。議会が始まる。このことでの質問は、篠崎議員だた一人、8日午後1時15分頃登壇する一般質問でこの問題を取り上げる。山口議員は区長も兼ねている。黙して動かないのか。
(この稿一時終了)                       kawkami

工事現場3.PNG

工事現場4.png







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違法埋め立て地に14棟84世帯アパート群 4 [残土埋立]

◆ 大変な事実が明らかになった。
この問題の基礎になる文書調査のずさんさと、業者との宅地開発許可に係る協定書締結の誤りである。
① 残土埋め立ての経緯についての文書が後になって続々登場・・・農業委員会事務局
②「宅地開発指導要綱」に基づき指導したはずの、市と大東建託との協定のずさんさが表面化・・・
  都市整備課

◆ 上記調査のずさんさが表面に出た「第30回農業委員会総会議事録」2021年9月7日開催
 この会議は冒頭に農業委員会事務局長、並びに事務局員一同のお詫びの挨拶から始まった。
これは、14棟84世帯のアパート群宅地開発に伴う、建設地域が、不法埋め立て地であることを「立証した文書」が見つからない・・だから通常の宅地開発地として扱い、建設許可を与えてしまったが、その文書が、続々発見され、この土地が違法埋め立て地であることが立証されたという・・とんでもない事実に対するお詫びであった。そしてその記録内容が公表されたのである。

★ 発見された文書、並びに会合記録
① 平成9年(1997年)12月25日…農地転用申請
② 平成10年(1998年)1月21日 農地転用許可
③ 平成10年(1998年)7月16日 農業委員会から転用違反勧告書
④ 平成10年(1998年)7月27日 環境保全課から埋め立て等停止命令 
⑤ 平成10年(1998年)7月28日 県・市の関係部局、地域関係者等による会議が平成11年2月26日まで計5回開催されたが、その記録

◆ 違法埋め立て地へのアパート群建設は当然休止にならねばならない‥ところが・・
 この会議での結論は

「この建設に対する許可権者は県で、市ではない。したがって県あるいは上部団体の方の動向がわかりましたら再度審議するかどうかのご判断をいただく」ということで終わっている。

◆ 9月27日の農業委員会以降、県からは決定したという連絡はない。したがって再審議もできない。
市は回答書にある通り「君津土木事務所に聞いてほしい」と言うだけで、責任転嫁のまま動かない。
農業委員会事務局では
 本案件につきましては、君津農業事務所に相談をしておりますけれど、
「農業委員会で再審議を行うことについて、特に法令、規定類にはなく、市の農業委員会の判断になる。仮に市の農業委員会において再審議した結果、前回の決定と異なる結果となったとしても、その結果をもって県の方で再審議することはない
と伺っております。

 結論は見えている。
「市の申請に従って許可したものを、間違っていたからと言って、県が取り消していたら県の誤りになる。そんなことができるか・・・ふざけるな!」
という本意が見え見えである。

 大東建託は許可が降りたのだから・・と何も聞こえぬ平然とした態度で工事を進めている。
市も県も放置したまま。工事終了は2022年6月30日予定である。それまで市や県はじっと口をつぐんで待つ。市長は全く登場しない。どこかほかの市でそんなことしてしまったらしい・・と言った態度。

 完成の暁には、人命危険の恐れあるアパート群販売にあたっても、大東建託さんは、もちろん重要事項として居住希望者に知らせることはないであろう。 メデタシメデタシ‥でいいのかな?

                                   kawakami
 




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違法埋め立て地に14棟84世帯のアパート群 3 [残土埋立]

蔵波区長、渡辺地権者代表名による、粕谷市長あての要望質問書が、8月10日付で提出された。
今日はその質問内容と、市長回答をお知らせする。

◆ 2021年8月10日  山口蔵波区長   渡邊地権者代表  市長あて6項目の質問

① 1999 平成11年2月17日  「農地の違反転用に係る是正計画の打ち合わせ会議の開催」についての書類存在再確認  農業委員会の再審議要請
② 地元聞き取りでは平成11年~13年にかけて産業廃棄物対策班見回り・巡回指導・巡回日誌があるはず。公開を・・
③ 山林部分開発について申請・許可されているかどうか調査し開示を
④ 都市整備課に置いて、施行についての事前協議の際、事前協議の内容と協定書開示を
⑤ 開発許可は本来是正措置が必要。どのように行われたか再確認を
⑥ 開発許可の正当性が疑わしい。再度の農業委員会の再審議が終わるまで工事の停止を

◆ 2021年8月30日市長名で回答    (あきれた回答内容・項目のみ掲載)
① 農業委員会再審議について・・農業委員会から回答します。
② 巡回日誌等の開示について・・公文書の公開条例をすることで開示できます(廃棄物対策課)
③ 山林部分開発について申請・許可されているかどうか調査し開示を・・公文書の公開条例をすることで開示できます(廃棄物対策課)
④ 事前協議の内容と協定書開示を・・協定書の文書については情報公開条例に基づく公文書の公開請求をすることで開示することができます。(都市整備課)
⑤ 開発許可は本来是正措置が必要。どのように行われたか再確認を・・農業委員会から回答します。
⑥ 工事の中止を求めることについて・・千葉県土木事務所にご確認ください(都市整備課)

◆ 特に⑥の回答など「あきれた」と言うほかない。市長としてはどう考えるのかということについては一切頬冠りして返事がない。むしろ怒りを覚えるくらいである。何をしたのか・・・と言う問題点の自覚もないようだ。他人ごとと思っているのであろうか。    kawakami



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違法埋め立て地に14棟84世帯のアパート群 2 [残土埋立]

 なぜこのような土地に、宅地開発の許可が下りたのか。とんでもない担当部局の調査不足が、次々と浮かんでくる。まず間違った判断を下してしまった下記の会議とは???

 2021年5月7日   第26回袖ケ浦市農業委員会総会議事録から抜粋

 議案第3号  農地法第5条の規定による許可申請(整理番号7~8)
 ★ 大東建託の宅地開発計画が議案となって提案・・運営委員会案件として説明
ここでの質問2件
① 質問 いつから残土が埋められたものか   
回答 譲渡人が土地を相続した時点でこのような現状になっていた。埋め立てに関して手続きを行っているかどうか不明。いつ埋められたかわからない。
② 質問 長屋住宅の需要はあるのか・・・
回答 施工業者は袖ケ浦での賃貸物件はすべて埋まっているとの回答
◎ このことに関して事前に行われた運営委員会としての採決は全員一致で許可。

 ★ 上記案件について、農業委員会としての討議

① 質問 30年前から不法投棄で埋められた場所ではないか。産廃も埋められた。行政で撤去したのではないか、記録はないのか・・・
 回答 開発申請の場合、関係部局へ回議することになっている(都市整備課)
 今回の場合は、埋め立てに関しては指導事実が確認できない。土木を回っても書類の確認が取れないので協定書は発行されている

② 質問 もし不法投棄されたものの検査とかで違法なものが入っていた時、許可申請が中止されるとか、停止されるとかことはないのか。…
回答 もしあった場合、今回の造成に伴って是正を期待するとしかお答えできない。
◎ 賛成多数で許可相当と決定

 その結果が県(君津土木事務所)に送られ、県から大東建託社に許可が下りてしまった。
大東建託は許可を受け、6月25日から工事を始めることを「近隣のみな様へ」という文書で知らせた。

 びっくりしたのは、まず隣接住宅地の人たちである。(続く)




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違法残土埋め立て地に14棟84世帯のアパート群 1 [残土埋立]

 そもそも大東建託が14棟84世帯のアパート群を建設しようとした、肝心の建設用地はどんな土地であったのか?その出発点から始めなければならない。

 当該土地は、かって、市内在住業者・古茶氏が平成9年に、残土による埋め立てをしたもの。水田から畑地にしたいということで、2mの盛り土について許可を取り、埋め立てを始めたが、設計高の2mより10mを超す高さまで盛り土し、さらに隣接した山林部分も、無許可で埋め立ててしまった。土質についても、東京湾のヘドロ等問題のある土質が埋められ異臭が立ち込め近隣住民からの訴えが絶えなかったという。

 県は幾度となく是正命令を出したが、業者はこの命令を無視し逃亡した。
以降、完了検査も行われないまま、放置されたままであったが、土地自体は売りに出され、持ち主は次々と変わっていった。最終持ち主は、数人いるが、約10000㎡中8000㎡を所有された市外の方が、この土地に、大東建託社が受注する形で14棟84世帯のアパート群の宅地開発をするというのである。

 こういう不法・違法の残土埋め立てによる、地元であれば誰もが知っているという土地に、
降ってわいたように持ち上がったのが今回の宅地開発という事案である。(続く)

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オスプレイ [平和]

 今日は浜田の翁さんからの木更津基地オスプレイの夜間飛行についての報告があります。
(クリックすると大きくなります)

田中勝洋さんから.PNG

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広報・袖ケ浦1080号・善行表彰 [市政全般]

 「広報・そでがうら」第1018号が届いた。市の公式キャラクター・ガウラ20周年をタプロイド版の画面いっぱいに掲げて、編集者の意気込みが伝わってくるようだ。
さらに令和4年1月1日からA4版にリニューアルするという。今までは、主要なニュースを読む必要があったので目を通していたが、これからは楽しい画面が増えそうで期待している。

 ところで、今回の掲載記事で「ちょっと首をかしげた」という会員からの指摘があった。
3ページ中断に紹介されている『市政発展のための寄附に対し善行表彰を行いました』という見出しである。文章の中身は「3月31日に、共栄運輸株式会社様より、市政の発展を目的として1000万円の寄附をいただきました。これは善行が特に優れ市民の模範となることから、10月18日に表彰式を挙行し、善行表彰の授与を行いました。」と書かれてある。

 共栄運輸株式会社には、その志に感謝をささげたい。ただその扱いが、『善行が特に優れた市民の模範となることから』善行表彰の授与を行った・・・と言う扱いは、むしろ共栄運輸株式会社を侮辱していることにはならないのか・・・という疑問である。

 善行とは、一般法人・善行会表彰基準には次のように定義されている。
① 社会福祉
② 隣人愛
③ 青少年育成及び指導
④ 生活環境の美化及び改善
⑤ 自然及び文化財の保護
⑥ 緊急時貢献
⑦ 国際貢献
そして、それは弱者への援助とか、環境活動とか、学校登下校への指導とか・・すべて、行動を伴う、社会貢献の実践への表彰を指している。

 つまり寄附をすることが善行であり、その額が特に多いことを『善行が特に優れた市民の模範になるもの』として定義されている事例はない。落とし物を届けたり、障碍者を危険から守ったり、すべて具体的行動に対する援助の姿を、善行と定義づけているのだ。多額の寄付をすることが善行なのだ・・という言い方は、ふっと、宗教で「寄付の額が信仰の程度を示している」という言葉まで思い起こされる。10000円の寄附だったらどうなるのであろう?
 
 決してそんなことまでお考えになってのことではなかったものと、善意に解釈するけれど、誤解を招く恐れのある文言であることを指摘しておきたいということだ。
「心からの感謝状」の方が、共栄運輸さんにとって、どれほど名誉なことであろうか・・。
市民の常識では、そう思ってしまう。
(追記)一緒に配布された「社協だより」では多額の寄附をいただいた団体に「感謝状」を差し上げたという記事になっています。
kawakami

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不法埋め立て地工事進行中 [残土埋立]

 10月の農業委員会で蔵波の調整池隣接部の埋め立て地は、不法埋め立て地であったことが明確になった。しかし、その土地ではすでに開発行為が始まっている。市や県は、その開発行為を認めてしまったことから、その後の対応が注目されていた。

9月議会でこのことを問題にし、質問された篠崎議員から、最近、開発行為が急速に進展しているということで、今朝現場の写真が届いた。どうなっているかと思い、市役所へ電話を入れて見たが、土曜日で休みである。とりあえず、この実態をお知らせする。ご近所の方は、是非現場をご覧になることをお勧めする。

市や県はこのまま放置しようとしているのか。危険とわかって、その上違法、不法な埋め立て地の開発行為中止を求めないのか。業者との話し合いはきちんと進めているのか。地元に公開しているのか・・熱海の二の舞を犯す前に、きちんとした対応を要請する。  kawakami
(クリックすると大きくなります)

工事現場3.PNG

工事現場4.png



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火葬場建設予定敷地・最高裁 [火葬場問題]

「市は高すぎた土地の購入代金を返還するよう、市長と地権者に請求しなさい。」最高裁がこのような判断を下したのは奈良市で建設中の火葬場用地買収。産業廃棄物があることが判明した土地の購入費約1億6772万円が高すぎると市民が2018年に住民訴訟を起こした。
 奈良地裁、大阪地裁は約5100万円とされた評価額の差額分、約1億1600万円を、市が市長らに請求するよう命じたのである。

 このことを巡って、市と議会がもめているが、このことから、わが市でも似たようなことがあったことを思い出した。同じ火葬場建設予定敷地である。何とこの小さい市で、奈良市の10倍近い11億円もの土地を購入したすごい市長さんがいた。おまけに地元の合意がなければ建設工事には入らない‥との協定書まで結んでいたのである。考えられないことだ。

 現在その土地は、どこかの企業に貸しているそうだ。原価まで到達するのは100年以上かかるという話。袖ケ浦でも弁護士さんに頼んで、検討してもらいましょうか??

                              kawakami

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市長らに損害賠償請求・最高裁 [市政全般]

 「市は高すぎた土地の購入代金を返還するよう、市長と地権者に請求しなさい。」最高裁がこのような判断を下したのは奈良市で建設中の火葬場用地買収。産業廃棄物があることが判明した土地の購入費約1億6772万円が高すぎると市民が2018年に住民訴訟を起こした。
奈良地裁、大阪地裁は約5100万円とされた評価額の差額分、約1億1600万円を、市が市長らに請求するよう命じたのである。

このことを巡って、市と議会がもめているが、このことから、わが市でも似たようなことがあったことを思い出した。同じ火葬場建設予定敷地である。何とこの小さい市で、奈良市の10倍近い11億円もの土地を購入したすごい市長さんがいた。おまけに地元の合意がなければ建設工事には入らない‥との協定書まで結んでいたのである。考えられないことだ。

現在その土地は、どこかの企業に貸しているそうだ。原価まで到達するのは100年以上かかるという話。弁護士さんに頼んで、袖ヶ浦でも検討してもらいましょうか??

                              kawakami

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かずさ広域水道連合企業団議会でとんでもないことが・・ [水道事業]

 下図さ広域水道連合企業団の議会が開催されました。とんでもない議会を無視した運営が見え隠れしてきました。傍聴記を読んでください。 kawakami

 本日、(11月8日)かずさ広域水道連合企業団の議会を傍聴しました。
R2年度の会計説明のなかで企業団事務局の千葉県から派遣されている松上晴彦が議会に事前に諮ることなく横浜ウオーターズと言う会社に勝手に業務委託をしていることが分かり、富津市からの水道議員石井さんが怒って食い下がったが、松上は太々しい態度で今の4市から1年や2年期間で派遣されてくる議員や職員では意思疎通に時間がかかってまとまりにくいので時間節約のために専門家に調査を依頼したと説明
 4市意見重視ではなく手っ取り早く県の考えの方向に進めようという考えで4市1県体制から1県4市体制に変え議会は追認するだけの体制に変えて行きたいと思っていることを感じました。

そして議会前にあった懇親会で横浜ウォーターズが挨拶していたとも。

●また宮城県で
https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotojunji/20210831-00255754
7月5日、宮城県議会は、上下水道と工業用水の運営権を、20年間、民間企業に一括売却する議案を可決した。
という民営化があり、私たち”大気と水は人権4市連絡会”で講師を呼んで学習会をしましょうという声があります。

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地方政治には「有利な借金」というものがあります。 [市政全般]

 館山市議会・石井敏弘議員のブログで、興味深い文章を読ませていただきました。ご本人の了解を得ましたので、そのまま紹介させていただきます。    kawakami

 民間にもないし、国政にもありませんが、地方政治には「有利な借金(有利な起債)」というものがあります。借金をすると得をする国の制度です。

 例えば、10億円の借金をすると、後年、国から5億円分くるというものです。この事例だと、交付税措置50%と言い、元本と利息の50%が後に国から地方交付税として、その市町村に配分されるのです。

 こういう場合は借りないと損をします。さらには、臨時財政対策債という交付税措置100%のものもあります。10億円借金すると、元本と利息の返済を国が全部、後年に負担するということで、実質的には借金ではないという理屈です。

 でも、それなら、国が50%を補助金で渡すとか、100%を地方交付税でそのまま配分すればいいだけです。

 地方議員は全員が、この制度を謎だと思っていますが、ダラダラと長年続いている国の制度です。
100%の臨時財政対策債は2001年からですが、交付税措置される有利な借金は昔からあります。
ということなので、私は概ね1億円以上の借金の場合は、いつも交付税措置の割合を聞いています。

9月議会では、30億6,680万円の工事費がかかるゴミ処理場の大規模改修議案が出たので聞いてみました。
議会での答弁はややっこしいのですが、以下のように返ってきました。

「国庫補助金額は,約7億4,500万円,市債が約19億6,500万円,一般財源が,約3億5,700万円を見込んでおります。また,市債19億6,500万円の内訳ですが,補助事業分が約13億4,000万円,単独事業分が約6億2,500万円で,交付税措置の割合は,補助事業分が50パーセント,単独事業分が30パーセントとなります。実質的な館山市の負担は,交付税措置額を考慮しますと,約14億6,400万円の見込みとなります。」

整理すると、
総費用が、30億6,680万円
国からの補助金が、▲7億4,500万円 
国からの交付税措置額が、▲8億5,750万円 

市の実質負担が、14億6,430万円
となります。

 実質の負担は、15億円近くて、15年から20年くらい施設は使えるので、その間に市で用立てるということになります。大規模改修の費用としては高くないと思います。

 こんな感じで、毎回、私は財政負担を見ているわけです。また、私が毎回、聴くので、職員も先に説明してくれることが増えました。

ところで、この後がミステリーなのですが、誰も本当に交付税措置が国からなされているか知らないのです。

 地方交付税は毎年、40億円くらいの金額が国から来ます。ありがたいことに、年々増えていく傾向がありますが、その40億円の内訳は誰も知りません。だから、交付税措置をすると言っても、本当に来ているかは誰も確認できないのです。こっそり削られてもわからないのが怖いのです。

 しかし、地方交付税を担当する総務省には、細かい明細が必ずあります。なぜ、公表しないのでしょうか?もしかして、こっそり削っているのか・・

 館山市の一般会計の借金は180億円くらいありまして、その約70%は交付税措置される見込みです。実質負担は30%で、54億円くらいのはずです。しかし、それが本当なのかは誰もわからないという、おかしな状態です。理論的には、そのはずです。でも誰も確証がありません。地方交付税の謎に不安を抱いているのは館山市だけでなく、全国の地方自治体の悩みでもあります。

 さて、最初に戻りますが、この「有利な借金」という制度は何でしょうか?

国の理屈は一応ありまして、わかりづらいし、わからなくていいのですが、
「地方の税金をそのまま各自治体のものにすると、自治体間の格差が大きすぎる。一部を国がまとめて徴収して、地方に分配している。これにより、貧しいところは国から多く渡し、豊かなところは、むしろ渡す側だ。これが地方交付税制度だ。

 ややこしいが、地方交付税というのは、国が集めて配分しているだけで、本来は地方の税収なのだ。しかし、地方交付税が足りないから、借金してもらっている。未来の地方交付税の増収をあてにしているのだ」

という理屈です。

 つまりは、地方による「負担の先送り」ということです。

 しかし、負担の先送りと言っても、人口減少社会ですから、先送りは解消されることなく、むしろ先送りの金額は雪だるま式に増えていくという見込みしかありません。(クリックすれば大きくなります)

国の借金.PNG

 国の借金ですが、明治時代は2億円くらいだったのが、経済規模の拡大により、現在は1000兆円を超えています。500万倍以上になっています。

 だから、自分は国の借金がいくら増えようが心配していませんし、むしろもっと増えるべきです。国の借金というのは、経済規模に応じて増えるのが当然なのです。
ですから、自治体が負担の先送りをすることも問題視していません。

 ただ、自治体のなかでも、極端に悪いと国に見捨てられます。夕張市がその典型例です。
借金問題に関しては、館山市は悪い方ではありませんから、借金残高については私は心配していません。

 問題は手元の貯金が足りずに、将来的に市役所の建て替えができないのではないかということです。このことは、また改めてブログに書きます。

 長くなりましたが、この「有利な借金」という複雑な制度を国はやめるべきです。こんな複雑なことをしても良いことは何もありません。国が借金をして、自治体に配ればいいだけの話です。
                                



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山ノ井さん・145本目の投稿 [選挙]

 2021年11月3日
房日新聞読者コーナー・今年14本目で通算145本目の投稿掲載
今回は一部手直しでしたが、こちらは原文で公開します。


 先日、衆院総選挙がありましたが、期日前投票が前回よりも増加が報じられました。
私は以前から思うことがありまして。

 南房総市では、選挙の期日前投票は旧7町村の設置箇所のどこでも投票ができます。しかし、投票日当日は決められた箇所しか投票できない。なぜだろうか。
最近の選挙の投票率が高くない原因は、いくつかあると思います。でも、投票できる場所とタイミングさえマッチングできれば、少しでも改善ができるのではないだろうか。
 南房総市は12年前に、投票所を52から27に縮小をしました。選挙事務の経費の節減はできたかもしれませんが、肝心の投票率に変化があったどうか。市の方で検証などをされているのでしょうか。
私は今年の千葉県知事選の時期に、投票所に行きたくても行けない方への問題などについて、この場で書きました。私は少しでも投票に足を運んでいただくために、


 従来の期日前投票所に加え、移動巡回による車での臨時の期日前投票所の設置
投票日当日の投票所については、原則、旧7町村に1箇所は共通投票所として、指定された箇所以外からの投票を可能にすること。その上で、現在の投票所27箇所で問題がないか見直しを行うこと


 私は役所が決めた場所にきてほしい待ちの姿勢でなく、選挙権を確実に行使ができるよう利便性を図り、有権者が投票しやすい環境を整えることが必要ではないか。冒頭に書きました疑問点を、少しでも改善ができるのではないだろうか。

 もう一つ、投票率を少しでも上げる策として。
たとえば、南房総市は来春、市長と市議の選挙があります。合併して来年で16年。先日の衆院選でも言われましたが世代交代の流れ。来春は、その人材のバトンタッチ、私より若い世代が活躍できる雰囲気ではないかとと考えます。
 以前、高知県大川村でありました議員の担い手不足が報じられました。この安房地域でも、そういった事態にならないよう、新たな担い手の発掘による話題で、多くの投票につながるのではないだろうか。

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水道、ごみの分別 [その他]

 会員からの投稿です。水道のことです。思ったことをそのまま書いて届けていただくと、「いい市民の声」になります。ご覧ください.
   kawakami 

千葉県の水道事業の話です。 かずさ企業団と比較して思うのは私の団地の水圧が高すぎてシャワーが痛いくらい。団地は標高25-30mあるので線路付近はもっと強い水圧ではないでしょうか?
     
 角山貯水配水場より高い地域があるからと思いますが、高い地域の面積は少ないので、その地点のみ再度圧力を上げればよいはず・・・

 添付PDFのように多くの水道事業では水圧を下げるのに弁の開度調整ではなく、マイクロ水車発電機で水道圧力のエネルギーを回収しています。
 東京都はできるだけ高低差を利用しつつポンプアップしています。
 その結果かずさ企業団の水1トン当たりの電力の半分です。

また千葉県は山倉ダム(市原市の工業用水ダム)に水上型太陽光で節電しています。幸い君津市に片倉ダム、亀山ダムがあります。

★片倉ダム、
小櫃川水系、笹川に位置する堤高42.7m、総水量841万トンの多目的ダム

★亀山ダムダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 34.5 m、総水量 1335万トンの多目的ダム(洪水調節・不特定利水・上水道)

 実際の水面と川水面の差は不明ですが30mとしても結構なエネルギーを無駄に流しています。

<<<話変わって家庭ごみの話>>>

 自分が出すゴミを分別してみたらほとんどが新聞、食品包装などのプラスチックが多いのにびっくり(豆腐、納豆、野菜魚肉のトレー)
 生ごみは乾燥してみたらなんと軽いことか・・・

 体重計で図るには目盛りおおざっぱで測れませんが小さな計りで少しづつ記録して見たら、市との意見交換に使えそうです

 生ごみ腐葉土に混ぜて段ボールにいれて経過を見ています。少しにおいありますが我慢できる程度かなぁ

 皆さんも分別測定してみてはどうでしょう    奈良輪さんからの投稿です。

https://www.pref.chiba.lg.jp/suidou/souki/zigyougaiyou/kankyoukaikei/documents/h30kankyo_12-16.pdf



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