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火力発電所新設計画見直し発表 [火力発電所]

「豊かな東京湾を守れ」の漁業関係者の声を聴き天然ガス火力発電所新設計画見直し発表
「 浜田の翁」さん寄稿

東京ガス㈱の天然ガス火力発電は、温排水を放流する海水冷却方式から空冷方式へと計画を見直し、稼働開始時期を2年繰下げ2030年とすると発表しました。
 東京ガス㈱の社長さんは「脱炭素化」を目指すと述べられ、今後の経営理念では「天然ガス」と言う文言を外し「エネルギー」とすると発信されました。大きく脱炭素化企業へ ハンドルを切りました。
その反面、天然ガス火力発電は再生可能エネルギーの狭間を埋める役目として残るであろうとの見解は捨てては居ない、今後の企業活動を注視して行きたいと思います。

1970年代前の東京湾は世界でも屈指の漁獲量・多種類の多様性を誇る湾でした、「江戸前の魚」と呼ばれ、新鮮かつ美味しい魚が取れた漁場でしたが、1975年頃からは 湾周辺都市の人口は増加し、コンビナート企業進出の為 湾岸周辺の干潟は埋め立てられ工業地帯となった時期から東京湾は激変しました。

都市周辺住民の生活様式も様変わりしました。森林は荒れ、農業も様変わりした。合成洗剤普及、下水道敷設率も上がり、有機栽培農法から化学肥料農法へ、除草剤、農薬散布は当たり前になった。
東京湾岸周辺企業は各種業の生産活動で発生する温排水で平均海水温度は上昇し アサリ、青柳、蛤、等の貝類は採れ無くなりました。 江戸前 浅草海苔 や 湾内海底に繁殖する藻類も育たない。そのため魚の住み家が無くなり、漁獲量は落込む、東京湾内で漁業を生業とする事が出来無くなりました。


林業、農業の衰退、今は漁業の衰退が起きている。若者達は海を離れて 故郷を捨て行き 今は後継者も居ないのが現状です。
そこに併せて、地球規模の温暖化が進み将来が見えないのが現状です。
11月 7日から エジプトで「COP27」が開かれています。
地球規模の気候危機を阻止するための 国際会議です。
メインテーマは『協力か滅亡か』です。

 今後の 東京ガス㈱ 天然ガス火力発電建設の成り行きを注視すると共に「化石燃料から再生可能エネルギー転換」の声を上げていきましょう。それが「豊かな東京湾を再生し漁業を守る」事になるのです。(クリックすると大きくなります。)

漁業.PNG

地球温暖化の防止.PNG



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