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「袖ケ浦天然ガス火力発電所建設計画」3 [火力発電所]

「袖ケ浦天然ガス火力発電所建設計画」の「環境影響評価方法書」の説明会についての意見が、続々届いています。その意見について、しばらく連載しますので、意見内容について皆さんお一人お一人が、ご自分の意見をお持ちになって、積極的にお寄せ下さい。    kawakami

◆ 気候変動について
 
 昨今の気象災害はかつてない猛威を振るい、私達の生存が脅かされるまでになりました。原因であるCO2による気候変動はもう待ったなしの段階に入っています。
 10年後の2030年に、10年前の2010年を基準としてCO2を半減にするという、パリ協定を達成するには今後のCO2の排出は極力ゼロにしなければなりません。
 そのような状況で2028年に御社では毎年650万トンのCO2を排出すると言うことです。
環境アセスでは御社のCO2が気候変動にどのような影響を与えるか評価すべきです。
この影響を調査し、評価するアセスメントを行って下さい。
この評価で影響がないと言えるのでなければCO2排出の火力発電は中止すべきです。

◆ 児童の呼吸器疾患.
 袖ケ浦市の沿岸部の小中学校では呼吸器疾患の児童生徒が他の地域より特出して多いです。
アセスでは呼吸器疾患への影響が無いことを調査して予測して下さい。
 アセスにおいて、現在の袖ケ浦市の児童生徒の呼吸器疾患の調査を綿密に行い、御社が2028年に稼働した後での同様の調査と比較して、御社の排出ガスによる影響でないことをきちんと証明して下さい。

◆ 煙突の高さ80m・・考えられない.
 上記に関連して、煙突の高さが80mということですが、80mの場合と千葉エナジー社が計画した200mの場合とを比較して大気汚染の予測を出すべきと思います。

◆ 温室効果ガスの濃度

 化石燃料を燃やし続けるとどうなるか・・温室効果ガス濃度の上昇
「国の目標に準じて排出量を削減しているので大丈夫です」
 これが11日の集会での質問に対する回答でした。
産業革命以降大気中のCO2濃度は増加を続けており、2007年の世界平均濃度は前年より1.9ppm増加して383.1ppm。産業革命以前(280ppm)と比べて37%増加している。
 それが2020年段階で400ppmを超え、417ppmに達している。450ppmに達すると、人類の生存不可能とのことである。つまり化石燃料は燃やしてはいけないものなのだ。
燃やし続けることは、人類滅亡に手を貸す犯罪に等しい・・とは考えないのか?

◆ 座礁資産に

 石炭火力建設断念は、正しい判断であったことは、たった3年間で変化した世界の状況、そして国内の状況を見ても明らかであろう。LNGに対する評価も年を追うごとに気候変動と併せて大きく、急激に変化することが想定される。火力発電が始動する8年後、さらに稼働するそれ以降を含めて、LNG火力稼働を許さない情勢になること。せっかくの施設が座礁資産になる見通しが見えないのであろうか?

 (続く)



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