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放射能汚染水の海洋放流 [原発災害]

福島原発の放射能汚染水処理について、海洋への放流案が出ています。
名称は「多核種除去設備等処理水の取扱いに係る」パブリックコメントです。会員がこれに応募し担当に意見書を送付いたしました。その内容を紹介します。 kawakami

〒100-8931
東京都千代田区霞が関1丁目3-1
経済産業省 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 原子力発電所事故収束対応室内
廃炉・汚染水対策チーム事務局 宛

「多核種除去設備等処理水の取扱い」についての意見

1.問題の根源につい
 他人の家を壊したそそうの後始末をどうするかということへの意見を求めていると思いますが、その前に考えるべきことがあります。
 そもそも東電という会社は原発事故を招いたことを反省しているのでしょうか?
 答えは反省していないということでしょう、なぜならば柏崎原発、東海第二原発の再稼働を画策していますし、東通原発建設を再開しています。例えて言えば冬季富士山登山のような本質危険のあることを何回も繰り返せばいつか滑落するということは子供でも理解できる。しかし今の東電指導者には子供でも分かるこの本質危険が理解できていない

 汚染水処理云々を語る前に
❶なぜ事故が起きたのか をキチンと出すこと、これなくして前に進んではならない 
❷そうすれば本質危険の原発再稼働、新設計画を放棄して再生可能エネルギー電力への道を選ぶしかないことが分かるはず
❸そしてその道を選んだ後に過去の間違いの後始末をどうするかを考えるべき
 さもなければ、また事故を起こしても税金で面倒みてもらえるからいい というような甘えた今の気持ちでの企業経営を続けることになって事故再発、不始末隠蔽は目に見えています。

 福島第一原発廃炉工事に関係する方々の安全対策もいい加減であると聞きます。労働安全も確保できない会社にすべてを任すわけにはいきません

2.過ちの償いをちゃんとしてから廃水をどうするかを考える
 上の本質危険の原発計画方針変更を確定しつつ避難者救済について“3つの約束”を文字通りに責任を果たす行動をとって裁判はすべて和解の提案をし、本気で会社方針が変わったことを全世界に示すこと、またこの経営方針変更の下、避難者のみならず経済被害者についても賠償と将来の生活復帰ができるよう支援をちゃんと行うこと
この避難者、経済被害者、故郷復旧の責任をちゃんと果たすことの約束実行の軌道修正がちゃんとできたら

3.多核種を含む、トリチウム水の後始末の方法
戦後すでに75年経過、100年、200年はそう長い期間ではありません。トリチウムの半減期は12年程度ですから100年保管すれば相当放射能は低下します。またその間に技術も相当進んで多核種自体もトリチウムも高精度に分離できるようになるでしょう

海に放流だとか蒸気にして大気へ拡散とか低いレベルのことを考えることなく
1. いますぐに長期保管用地の確保とタンクの建設を早急に行う
2. 多核種除去装置の改良と運用技術の確保、運転技術要員の確保に尽力すること
多核種汚泥の分離・保管技術、用地確保をも加害者の東電の責任と費用において行うこと
3.100年200年長期保管と上の1.2.の目途がついたら東電は解体、廃炉と汚染水、多核種汚泥など放射性廃棄物管理会社としての会社として再出発するべし
 (発電などの業務は別途の会社にて行う)

と進むべきです。

 東電は土地確保や長期保管への努力をしたくないからあと2年で敷地いっぱいになるから放流させてください などと言う寝言を聞く委員会のレベルの低さにも呆れます。

 もっとまじめな委員会になるよう議事はすべて市民傍聴・テレビ中継とし、発言内容は実名入り議事録としてYOUTUBEとかでも公開するようよろしくご検討をお願いします。

以上


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