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参議院選挙公示 [国政]

 昨日は参議院選挙公示の日であった。ツイッターを開いていると、こんな文章が掲載されていた。LITERA(本と雑誌の知を再発見)というところのニュース記事である。紹介する。kawakami

本日、公示日を迎えた参院選。昨日には日本記者クラブや民放のニュース番組で党首討論がおこなわれたが、またも安倍首相は醜態を晒しつづけた。とくに酷かったのが、『news23』(TBS)だ。

 同番組では、まず最初に街の声をVTRで紹介し、年金2000万円問題への不安や「軍事より社会福祉を」といった街頭インタビューを放送。そのなかで厚労省が2日に発表した「国民生活基礎調査」で1世帯あたりの平均所得が4年振りに減少したことなどを示したのだが、安倍首相は「現役世代の勤労所帯は月3万円増えている」と反論。「一回の発言は40秒まで」というルールを超過し、司会の小川彩佳キャスターから「40秒経ちました」と制止されたのだが、しかし安倍首相は「大切なことなので」とルールを無視して持論を展開。再び「ルールはお守りいただけたら」と言われても話をつづけた。

 その上、小川キャスターに「国民生活基礎調査」で生活が「苦しい」と感じる世帯が全体の57.7%にも達していることを突きつけられても、安倍首相はそのことをまるで無視。「一方で内閣府の調査では75%が『いまの生活に満足している』、これは過去最高の数字です」と言い、別の調査結果を持ち出して、話をすり替えてしまったのだ。

 本サイトでも過去記事で指摘しているが(https://lite-ra.com/2018/09/post-4228.html)、安倍首相が持ち出した内閣府の「国民生活に関する世論調査」はかなりバイアスがかかっていると言われているシロモノだ。一方、今回発表された「国民生活基礎調査」は厳しい生活を余儀なくされている人が増えていることを裏付けるものとなった。だが、安倍首相はこうした不都合なデータから背を向け、ひたすら論点をずらしつづける始末。
 そんななかでも、とくに安倍首相が恥ずかしすぎる論点ずらしに出たのが、例の“野党&メディア攻撃まとめ”トンデモ本問題が取り上げられたときだ。

『⁺news23』では、小川キャスターが「選挙戦を前にちょっと刺激的な資料が出回っている」と言い、一冊の冊子を取り出した。本の名は『フェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識』だ。

 これは本サイトでも紹介したように(https://lite-ra.com/2019/06/post-4784.html)、自民党本部が
参院選を前に党所属の国会議員に「演説用資料」として配布している本で、“立憲民主党の枝野幸男代表は革マル派に近い”だのといったネトウヨ(ネット右翼)が流布しているデマ攻撃そのまんまの文章や、野党党首らを醜く描いたイラストを掲載する一方、安倍首相を誰だかわからないほどに美化したイラストとともに礼賛するなど、とても政権与党が配布しているとは思えないレベルの冊子。
 しかも、この冊子は「terrace PRESS」なるサイトからピックアップされた記事を加筆・修正したものを掲載しているというのだが、このサイトは意図的にgoogleの検索に引っかからないようにするタグが埋め込まれているだけでなく、運営者情報さえも記載されていないのだ。

 ともかく、安倍自民党はネトウヨフェイクニュースの総決算のような冊子を「演説用資料」として議員に配るという信じられない言動に出ているわけだが、『news23』では、この冊子に掲載された醜く描かれた野党党首や美化された安倍首相の挿絵をフリップで紹介。
 番組アンカーの星浩氏は「総理、これ国会議員に20部ずつですかね、配られているということですが、ご覧になられたことありますか?」
と質問したのだが、対する安倍首相は、こんなことを言い出したのだ。
「あの、党本部でですね、いろんな冊子を配っていますが、あの、私、いちいちそれを見ておりませんので、まったく知らないんですが。無責任だと言えば、無責任だと思いますよ」











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