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「海なりの島から」 [沖縄]

 ペンネーム「横田のお兄さん」という若者からの投稿です。  kawakami

 沖縄の情報はいろいろな見方からとらえたブログがあり、何が本当に正しいのか取捨選択が難しいと感じていましたが、過去の歴史、米軍の実態、デモ行進の活動といった現状をわかりやすく伝えるブログを見つけました。目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」です。

https://blog.goo.ne.jp/awamori777

 このブログを見ると、沖縄の戦争の悲惨な歴史だけではなく、米軍がいかに約束を守らず傍若無人な行動をしているか、警察や海上保安庁や防衛省もひどいことをしているか、デモ行進や団結小屋に集まっている人たちは地元の人も多いといったいろいろなことがわかり、考え方が変わりました。

・米軍は低空飛行や訓練の禁止、学校や住宅地や病院の上空の飛行禁止といった当たり前の約束が守れない。
・米兵には反対運動の市民に威嚇して脅してくる奴がいる。
・米兵が数々の犯罪を犯しても謝罪がない。
・学校で軍用機が上空を飛行している、それも低空飛行を何回も繰り返していて、飛行するたびに授業が中断させられる。子供たちは飛ぶ音を怖がっている。外で遊ぶことや体育の授業をすることもできない。
・教室でガラスを閉めていても飛行する音はうるさい、子供は怖がってしまう。授業が成り立たない。
・学校でこんな思いをしているのは沖縄だけだ。
・日本はあまりにアメリカ言いなりすぎる。
・練習場や森林では道路と柵挟んで見えるようなところで堂々と銃を使った訓練をしている。
・基地内だけの訓練に留まらず、時には米兵が銃を持って道路に出てくることもある。
・オスプレイや軍用機の発着が道路から間近に見られることがある。こんなに軍用機の発着や銃の訓練が間近に見られるような場所は沖縄だけ。
・警察や海上保安庁や防衛省は、反対運動の市民に対して物をどかすような態度で持ち上げて移動させている。人によってはわざとつねったり、押し倒して転倒させるような暴力の犯罪を警察がやっている。
・警察の土人、シナ人発言だけじゃなく、警察や海上保安庁や防衛省は他にも沖縄の人たちを逆撫でするような発言を反対運動の市民に直接吐いている。
・反対運動で排除した市民を柵に押し込んでいる。逮捕してないのに監禁することは違法。
・本来であれば法律を守るべき警察が暴力や監禁をしている。
・海上保安庁は反対運動のカヌーやゴムボートを転覆させたことがある。
・市民に対しては強権的な態度で挑んでくるのに、警察は工事車両の運転マナーの悪さ、車両の整備不良といった犯罪を見てみぬふりしている。弱いものに強く、強いものに弱くみたいな、弱い者いじめをしている。
・土砂の採掘や埋め立て工事の認可で違法行為をしている。国が違法行為をしている。
・反対運動に参加する市民は多くが地元の人たち。全部が辺野古や高江の人たちとは限らないが、沖縄の広い範囲からも集まっている。
・地上での団結小屋やデモ行進や座り込みの活動だけじゃなく、海上にカヌーやボートで出ての活動もしている。

 いろいろなことがわかってきました。私は情報が錯乱しているなかで事の本質を全貌として理解できないでいましたが、目取真さんの「海鳴りの島から」を隅々まで読んでみたことで理解が深まりました。ここまでひどいことされて怒らないでいられるわけがないと思いました。地上での活動に留まらず海上に出てまで活動するほどの熱意は、それだけ沖縄の人の怒りが大きい、絶対に基地はやらせないという情熱の表れなんだと思いました。

 安倍首相は「基地負担軽減に全力を尽くす」とコメントしています。

 これに対して沖縄の人からは「安倍首相は噓つきだ」、「安倍首相の言葉はいらない」、「安倍帰れ」といった怒号が飛び交ったようです。沖縄の人たちにとって、慰霊祭は本来戦没者を弔う厳粛な儀式であり、静かに戦没者の思いに寄り添いたいという思いがあっても、「安倍首相には厳しい言葉を言わざるを得ない」、「基地の縮小や負担軽減と安倍首相のやってることは違う」、そういった事情で怒りたくなくても怒らざるを得ないという複雑な思いがあるようです。

 政治のせいで静かに戦没者の思いに寄り添いたいという当たり前の思いが叶わなくなっていることに、私は心が痛みました。


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