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議会傍聴報告 6 [議会ウオッチング]

 6月議会一般質問最終登壇者は、ベテラン・笹生猛議員である。笹生議員は大綱4点について質問された。基本は出口市長の行政運営と、政策の在り方についての鋭い質問であった。

★ 政策調整室設置の成果について

▼ 政策調整室設置は市長の執行権限内であるとは知っている。しかし、ただの1年間で閉鎖に踏み切った。個人的には同意できない。1年間の成果はあったのか。
・ 副市長不在という中にあっての臨時的対応であり、組織の補完的役割を担ってくれた。総合計画や水道広域化の問題等、順調に運営できた。

★ 市民協働推進における自治会と市政協力員制度について

▼ 市民協働推進のポイントの一つである自治会との連携が、今大きな変化を迎えようとしている。久保田区の分区が解散届を出し、市当局が最も頼りにしている市政協力員制度の根幹にもかかわる問題になってきている。市長はこのことをどうとらえているのか。
・ 市政協力員は非常勤の特別職に位置づいている。自治会長とは別であるが実態は自治会長が兼務している。広報配布、防災、防犯、見守り等重要な役割を果たしている。
・ 自治会加入率は長期にわたり低下傾向を続けている。今回分区解散という残念なことが起きた。今後は地域の実態に応じた施策を考えたい

▼ 自治会組織率の実態
 27年 67.6%  28年 68.0% 29年 66.4%  30年 64.6%  現在  62.8%

▼ 行政サービスは、非加入者に対し差別しているのか。 差別することはない。

▼ 非加入者との連携は・・自治会以外の団体でのコミュニケーションによる連携を

★ 介護保険制度の現状

▼ 対象者 65歳以上  16889人  26.5%

▼ 地域包括ケアシステムの充実で、長浦図書館と平川公民館にサブセンターが設けられているが、相談、介護手続き等、業務がずいぶん増えていると聞いている。慢性的人員不足ではないのか。職員に聞くと「歯を食いしばれば大丈夫」という言葉が返ってきた。気持ちには誠意があるが、業務内容の見直しが必要ではないのか・・・ 
・ 原則的には直営で行いたい。

★ 次期総合計画策定について

▼ 「総合計画」の義務化は除かれた。その上で袖ケ浦市は策定するという。その意義と、責任をどのように考えているのか。
・ 現行の総合計画の積み残しの課題+社会状況の変化+今後12年間にすべき課題を明らかに、市民と共有して街づくりを進めたい。

▼ 街づくりの力点は・・
・ 行政指導の街ではなく、市民が中心に進める方向・・袖ケ浦市と市民の関係は変わらなければならない
・ その方向は理解するが、市長の「政策調整室」に対する扱いは、恐怖政治のようなやり方ではなかったのか「ひどいですね。一生懸命やっていたのにね」という声が聞こえる。このことについてマイナスの影響は消えない。心に直接響き職員が奮い立つような行政政策であってほしいし運営であってほしい。そういう観点で行うのであれば、応援することにやぶさかではない。次の選挙に出ますか。
・ 今は職務に専念し、そういうことを考える余裕はない。

◎ 「政策調整室」は結局何であったのか不明である。私の所には、「発令にあたって一言の市長の言葉はなかった」という巷間の噂が伝わってきている。地域包括ケアセンター職員の「歯を食いしばれば大丈夫」という言葉と、年間数百時間の超過勤務の実態を訴えた励波議員の質問が重なり、政策調整室勤務職員に対する処遇の冷たさが、「ひどいですね。一生懸命やっていたのにね」という言葉で集約されている
 今回の議会質問の特徴の一つに、市役所運営のブラック企業化が明らかになったことがある。
やはり、一般質問をしっかり聞いていると袖ケ浦市政の問題点が、はっきり浮かんでくる。
 最後に、鈴木憲雄議員、緒方妙子議員の傍聴に行けなかったことをお詫びする。

★ 大綱
▼ 明らかになった問題点
◎ 筆者の個人的感想     
                               kawakami




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