SSブログ

石炭火力発電所計画の現状 4 [石炭火力発電所]

 東京ガス株式会社は、石炭火力から、石炭を原料とすることをやめ、LNG原料の火力発電所建設計画への方針転換を公表したのですが、そうすると、当初、外国にある自社の有料炭鉱から、原料として運び込もうと思っていた出光興産は除外されることになります。何度もお知らせしましたが、このことでの折衝が続いている状況にあります。

 石炭を燃料とすることはどんな問題があるのか。改めて確かめてみましょう。ここでは絞って、私たちは5点提起しています。

1、気候変動・・・化石燃料の中でも石炭は膨大なCO2を排出します。地球温暖化が進み異常気象発生が、当たり前のような状況になり、「パリ協定」では、その排出源を止めることで必死になっているのです。

2、大気汚染・・石炭はCO2だけでなく、人体に有害な大気汚染物質が排出され、呼吸器疾患や心筋梗塞、循環器系疾患など健康への影響は懸念されています。

3、温排水や石炭灰・・火力発電所からは、大量の温排水が排出されます。豊驍の海であった東京湾は、今や死の海化しつつあります。

4、電気は足りている・・東日本大震災以降、電力需要は10%減少し、電力は足りています。海外では太陽光や、風力発電価格が、原発・火力発電よりより下がっています。

5、座礁資産になることは明白・・いったん建設すると40年継続しなければなりません。世界中の金融機関は、石炭事業者から投資資本を撤退させる運動を進めています。「座礁資産」になることは明白です。

◎ さて出光興産株式会社も、世界の趨勢、エネルギーの在り方を見据えて、舵の切り替えされることをお勧めしたいと思っています。

★ 明日はこの連載を中断し、新井総合産廃施設に対する行政訴訟のニュースをお伝えします。

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。