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伊方原発・東海第2原発 [原発災害]

「福島の廃炉や賠償も終わっていないのに、東電は何をやっているんだ。ふざけるな。支援する力が残っているなら、故郷を失った俺たちのことを考えてくれ。」

 東海第2原発の再稼働申請に対し、新規制基準「適合」を出した規制委員会の決定を聞き、その「適合」の中に東電が財政援助するという項目が入っていることに対し、怒りを込めた被災者であり、故郷をなくし、奥様も病に倒れていらっしゃる菊池さんという方の発言です。

 26日に伊方原発の差し止め逆転判決の広島高裁判決の報がはいり、27日に東海第2原発に対する「適合」が規制委員会から報告が東京新聞一面に連続して報告されています。

 そしてわが袖ケ浦市議会は「東海第2原発再稼働反対意見書」を、規制委員会・国に提出する陳情書を、賛成3名(塚本議員・篠崎典之議員・励波議員)その他の議員さんは、皆さん反対の意思を表明しました。

 3名の賛成議員の、勇気ある主体的判断に敬意を表します。

 その他の議員さんとひとくくりに書きましたが、実は、本当に原発を推進しようと思っていらっしゃる議員さんは、数が少ないのであろうと思っています。
 その証拠に、付託された委員会での質問の内容は、きわめて簡略な内容であり、よくある意地悪質問は一つもありませんでした。
 その上、賛成しない理由を苦労してお話しいただいたり、木更津、君津、富津等の近隣市の様子を聞いたりと、理由づけに工夫されている様子がよくわかるものでした。

 議員さんたちに、お願いがあります。自らの立ち位置を鮮明にすることに、勇気をもって挑戦してください。周りの雰囲気や、自分がどう思われるのか・・ということにこだわるのではなく、立ち位置が鮮明になれば、おのずと判断も明確になります。主体的になります。市民はそういう議員を必ず支持します。

 前にも述べましたが、行政に対する質問で2点驚くべきことが発言されています。
① 原発事故は想定していない。だから防災計画も立てていない。
② 福島原発後、市財政から1億円を超す税金が支出されていること。

 規制委員会は・推進委員会と名前を変えたらいい。「基準に適合することを決めただけで、安全ということではない」と平然と責任逃れの発言をしています。

 情けないというか、何かがくるっているというか・・・日本の未来が危ぶまれてならない今日この頃です。 
                            kawakami                         

 

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