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東海第2原発の再稼働に反対しよう 1 [原発災害]

 東海第2原発は、袖ケ浦から123.4㎞の場所にあります。もう40年が過ぎて、本来廃炉にすべきものを、さらに20年延長して使おうとしています。私たちは危険なこの原発再稼働反対の陳情を今議会に挙げています。18日はその審議が行われます。その前にいかに危険な原発であるかについて、集めた資料を議員の皆様に手紙でお届けしました。長いので何回かに分けて掲載します。是非目を通してください。びっくりすること請け合いです。
                          kawakami

袖ケ浦市議会議員各位

 9月議会真っ最中です。連日のご健闘に敬意と感謝を申し上げます。

 議会18日には、建設経済常任委員会で、私たちが提出した「東海第2原発再稼働反対に関する陳情書」が審議されます。このことにつきまして、議員の皆様にぜひご理解を賜りたく、「東海第2原発」の危険な現状や、茨城県内の状況を含め、お知らせいたしたくお手紙を差し上げる次第です。

★ その第1は、「東海第2原発」今後の手続きの問題

 7月4日に再稼働前提の新基準「適合」を規制委員会は了承しました。しかし再稼働には規制委員会の技術的な審査にパスするだけでなく地元自治体の5市1村の同意が必要です。6月には水戸市議会が再稼働反対の意見書を可決しています。また避難計画の策定は30㎞内14自治体のうち計画策定ができているのは3自治体よりない状況なのです。
今年の11月27日が40年の運転期限です。これをさらに20年運転延長を目指すのであれば、期限までに詳しい設計図と工事計画と運転延長の許可を得なければなりません。間に合わない場合は、廃炉を迫られることになります。

★ その第2は「東日本大震災・福島原発で過酷事故寸前」の状況でした

① 防潮堤の問題
 東日本大震災で5.4メートルの津波に襲われました。非常用ディーゼル発電機の冷却に必要な海水ポンプを囲む6.1mの壁の高さまで、わずか70cmの余裕しかなかったのです。工事が未完了だった北側から津波が侵入し、外部電源を喪失し、非常用発電機1台も停止。非常用ディーゼル発電機2台を運転し、辛うじて安定した冷温停止になるまで3日半もかかりました。この防潮壁は2日前にできたばかりだったのですから奇跡的と言えましょう。地元村長には3日間このことは知らされませんでした。

② 水位計
東日本大震災で、原子炉の緊急停止後に、電源喪失のため水位計の記録がストップしました。冷却系統の一部が使用不能となり、原子炉内の温度が急上昇して141℃(150℃が危険水域)にまで達していたのです。設計ミスの水位計を今後も使い続けることは許されません。

③ 古い沸騰水型原発
1970年代に運転開始した沸騰水型(BWR)原発では、唯一残る古い設計の原発です。事故やトラブルの発生率は日本で最も多いのです。1400kmにおよぶ非難燃ケーブルは、新規制基準では難燃ケーブルに交換しなければなりませんが、全体の15%しか交換せず、古いケーブルに難燃性カバーを巻いてごまかそうとしているというのが実態です。(続く)

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