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堤記者・一層のご健闘を!  投稿 [その他]

 朝日新聞敏腕記者・堤恭太氏が、今日を最後に、木更津市記者クラブを離れて、さいたま県川口市に転勤する。木更津在勤5年間、彼の多彩な記事は、本社編集部を無条件にパスして、連日紙面をにぎわせてきたものだ。

 私が堤記者と知り合ったのは、袖ケ浦農業委員会の贈収賄事件の時である。
この事件は、2013年9月23日、残土埋め立て業者と、農業委員である鳥海被告の間で、農地転用を巡って利便を図るべく、宴席を設けて、関係委員を接待したことや、数百万円の贈収賄があったことなどが明るみになり、逮捕されことから出発した。

 この後、千葉地裁で有罪判決が出たのだが、その過程で、宴席に出た関係者の中に袖ケ浦市議会議員2名も含まれていたことから問題が大きくなった。その後の経過で農業委員会に自浄力があるかどうかが試される論議が展開され、最終的に、2014年3月28日の朝日新聞に2議員の辞職が報じられたことで、一応決着した。

 この間、月に一度開催される農業委員会の傍聴席に、私と堤記者は必ずいたのである。
堤記者の黒縁の眼鏡の奥から、鋭い、しかしどこか優しさと温かさのある澄んだ瞳が、コトの真実を、次々と記事化し、それとともに農業委員会の健全化は回復していった。彼は事件の記事だけではなく、結果まで見届け確認する本物のジャーナリストであると私は見る。

堤記者は、埼玉県での勤務もあった。当時権勢を誇っていた土屋義彦知事に対し、真っ向から挑戦し、11年の県知事としての幕を下ろさせたという実績も持っている。再度埼玉に戻られた。時まさに、自民党と大喧嘩をし、勝利した朝日である。堤記者の埼玉での一層のご健康と、併せご健闘を切に祈念する。   
                     kawakami

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