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一線を越えたJRの合理化 3 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

 3月20日、21日とJRの考えられないほどの合理化に気づいた、一人の市民研究家が寄せた文章を掲載しました。この文章は大きな反響を呼んでいます。その中心はいすみ市の市町を先頭に行政と市民が一体となったと仕組みのすばらしさです。
 この研究家は、その第3弾を寄せてくれました。読まれると「一線を越えたJRの合理化」の実態が浮かんでくるでしょう。2~3回に分けてその記事を紹介することにいたしましょう。                      Kawakami

 こんばんは。1つのメールにいくつもの内容をまとめると、長くなりどうしても読みづらくなるので、今日は3弾目、いよいよ本題に行きます。

 JRの合理化は、袖ケ浦でなされた当時や、久留里線の亀山まで行く本数がなくなった2014年くらいは、経営上当たり前の判断として、乗らない、利用客が少なくなったところを削るのはしょうがないだろうと思っていました。
 しかし、最近はその合理化が、越えてはいけない限度を越えて進んでいます。

 袖ケ浦のJR駅の営業の現状を乗車人員の推移でみると、長浦駅は6000人程度で推移、袖ケ浦駅は徐々に増えてきて、北口の住宅の張り付きがJRの利用状況にそのまま反映されれば5000人を越えるだろうということで、そこまで悲観視して合理化を徹底して進めるまではないだろうという数字です。

 横田駅も窓口は廃止されても、久留里線は信号機の操作を指令所ではなく駅員でやっている関係で、横田駅でも信号を操作するため、駅員は直営駅として相変わらず配置されています。駅員は配置されているので、窓口を潰すまでもする必要はありません。窓口を潰したら何のために駅員はいるのってことです。

 袖ケ浦の駅程度の規模でも、容赦なく進めるJRの合理化は、ここ2~3年になってどんどん酷くなっている。合理化対象が千葉から東京寄りの駅にも拡大してきていて、合理化対象=利用者の少ない駅とは限らなくなってしまっている。

 利用者の多い東京寄りの、都市圏内の駅でもやるということは限度を越えている。みどりの窓口が廃止された駅も出てきたほか、早朝の改札の無人化(遠隔化)は、総武線各駅停車では西千葉、新検見川、幕張本郷、東船橋、下総中山といった、千葉市や船橋市・市川市の駅が県内の対象駅、両国、浅草橋、亀戸、平井といった都内にある駅も、両側ある改札のうち片側を対象とする形で対象駅となっている。

 京葉線では千葉みなと、検見川浜、二俣新町、市川塩浜、そしてディズニーランドの玄関口の舞浜でさえ、北口は対象になっている・・・・。武蔵野線も船橋法典と市川大野が遠隔化の対象駅になっている。八王子支社においては、山梨県の代表駅で観光地の玄関口でもあり、中央線の特急あずさ、かいじの発着が多い甲府駅でさえ、びゅうプラザが廃止されることになっている。

 武蔵野線は「東京メガループ」という路線網に制定され、都心の近郊を外周する路線として特に力を入れている路線だ。埼玉県内の越谷レイクタウン、吉川といった近郊で区画整理が進み、新しい街づくりが進んでいることや、総武線や常磐線、京浜東北線といった主要路線をぐるっと結んでいることから、利用者は増えている。
 武蔵野線に対する、その力の入れぶりは毎年のダイヤ改正で反映されており毎年列車が増発されている。一方で、改札の合理化やみどりの窓口の合理化は武蔵野線でも容赦なく対象駅がある。袖ケ浦の駅北も、内房線に明るい兆しになればいいのだが、1駅増えた程度じゃあのJRはそう簡単に動かないだろうな。

 千葉市や船橋市の近郊駅だけにとどまらず、ディズニーランドがある舞浜や国技館のある両国といった、利用者の多い代表的な駅でさえ対象なのだから、そりゃ袖ケ浦の駅規模じゃやめてくれって言ったって悲しいが太刀打ちできないだろう・・・・・。《この稿続く》



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