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袖ケ浦市議会傍聴記 3 [議会ウオッチング]

「みんなが輝く協働のまちづくり条例」が制定されてから半年が経過した。笹生猛議員は条例はできたがその効果は期待通りには進んでいない。「協働のまちづくり」は、運用によっては大きな場面展開を生み出し、袖ケ浦市政の構造転換をもたらすものと考えているのだが・・・と積極的推進を目指し建設的問題を提起した。その報告である。

「自立と協働」というキーワードが、わが袖ヶ浦市の理念であることを総合計画は冒頭に掲げている。先にこの具現化の基本条例ともいうべき「自治基本条例」の策定にかかったが、残念ながら議会の同意を得ることはできず不成立であった。その理念をついで「協働のまちづくり」ということでの条例である。

 今回の笹生議員の質問は、この条例が成立半年で、どのような具体化の取り組みがなされてきたのか、そしてこれからはどうしようとしているのか・・というのが表面的質問内容であるが、本当に聞きたいことは、取り組みの深度の問題を指摘したかったのであろうと私は見る。質問の流れを見ると

① 取り組んできた経緯
② その結果何がはっきりしてきたのか
③ 成果をさらに発展させるための具体的取り組み
④ 取り組みの中で決定的弱点と思われるもの

 この流れの中で、一番言いたかったことは、政策の具体化に当たっての職員が持つ積極的意識を幹部職員はどうくみ取っているのか‥・という点と、市民に周知させる前にすることは職員が、自立と協働についての意識を共有することが重要であり、先にすべきことではないのかという指摘である。

 職員が単に上から言われたことをしていくだけではなく、自立した意識を鮮明にして、具体化し実行していくこと。職員の活性化こそ政策実現のカギであることを言いたかったのではないのか。

 上から目線で、形式的具体化の政策が多い中で、職員の溌剌とした新鮮な理念具体化の実例を次々と生み出していくような市政の実現が、冒頭に書いた袖ケ浦市政の構造転換につながっていくのだということを指摘した質問であったと思う。ただ幹部の皆さんにご理解いただけたかな??という疑問は残った。     kawakami

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