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国民健康保険制度 2 [医療問題]

国民健康保険の金額が決まり、納付期限が決まっています。しかし袖ケ浦市には収入の少ない家庭が結構あります。昨年度の期限内に納入できなかった世帯数は、1097世帯(国保被保険者数9447世帯中)ありました。その人たちはどうしているのでしょう。

 納期限が切れると、市区町村から通知書・電話などにより納付の催促が来ます。それでも納付しないと「短期被保険者証」という有効期限が数ヶ月の保険証を市区町村から渡されます。

 納期限から1年経過すると短期被保険者証が取り上げられ、代わりに「資格証明書」を渡されます。資格証明書とは医者にかかった時にとりあえず窓口で全額負担し、後日申請により自己負担分以外を支給してもらうというものです。通常、医療費の自己負担は3割ですが、資格証明書を受けた方は窓口では10割負担になります。

 袖ケ浦では、昨年度「短期被保険者証」は243世帯、「資格証明書」は292世帯の方々が自分の意志にかかわらず受け取っています。内訳をみますと「短期被保険者証」243世帯中年収200万円以下の方(所得なしも含む)が225世帯でした。

 これって「国民皆保険制度」と言えるのでしょうか???


 病院に行きたくても行くことができない。「そのまま死んでいく」現実が、身の回りにあることをしっかりと見つめたいものです。(続く)









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