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石炭火力発電所建設を考える女性の集い  1 [石炭火力発電所]

 昨日18日土)市民会館2F「石炭火力発電所建設を考える女性の集い」が開催されました。講師はNPO法人「気候ネットワーク」理事・平田仁子さんです。

 数日前の「TBSニュース23」仙台市の石炭火力発電所建設についての放映がありました。それ以前に東北テレビによる、母親たちのこの計画に対する抗議運動が報じられていたのです。小規模発電を理由に、一切市民に知らせることなく、仙台港構内に建設が進められていた事実を、母親たちに知らせたのが平田さんでした。一体、この計画に、なぜ仙台の母親たちは立ち上がったのか?この計画とは何なのかを確かめてみました。以下「気候ネットワーク」の、「DON’T GO BACK TO 石炭」からの抜粋です。

 今から2年前の2014年9月、仙台市宮城野区での石炭火力発電所建設計画があることが報道で明らかになりました。この計画は、関西電力と伊藤忠商事の子会社によってつくられた「仙台パワーステーション」による計画です。設備容量は11.2万kWと、環境影響評価法に基づく環境アセスメントの対象規模をわずかに下回る、いわゆる「小規模火力発電」にあたります。計画が明らかになってからこれまで、事業者から住民に対しての説明会開催は一切行われておらず、石炭火力発電所が地域に与える影響を含め情報はほとんど明らかにされていません。しかし、建設予定地に行ってみるともう着々と工事が進められている様子が伺えます。

事業者に説明会開催を求めても「必要なし」の回答です。

 疑問を抱く市民は増えていき、「仙台港の石炭火力発電所建設問題を考える会(考える会)」としてこの問題を考える市民グループに発展しています。共同代表には、東北大学の長谷川公一教授と明日香壽川教授が名前を連ねています。宮城県議会議員の与野党が合同で仙台パワーステーションの建設に関する問題を扱う勉強会を行い、宮城県議会でも取り上げられました。

 最大の疑問は、災害復興の名を使い、東北に関係のない関西電力が発電し、その電力は首都圏に送電する。地元には石炭の排煙をまき散らすだけ・・・いま仙台市では、住民上げてこのことに対する反対運動に立ち上がりつつあるのです。

 さて、18日の「女性の集い」では、仙台市での石炭火力発電所建設計画に対しての抗議運動の動画放映から始まって、どんなことが討議されたのでしょう。(続く)


仙台市石炭火力.PNG

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