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市政放談~その6・嫌いな言葉と使い方~ [市政全般]

 官僚用語という特殊な日本語使用法がある。その中から特に、私の「嫌いな言葉」と、「言葉の使い方」を一つずつを紹介しておきたいと思う。

「受益者負担の公平化」~特に福祉行政で使われることが多い。福祉行政は物言わぬ弱者を対象としていることが多い。「あなたたちは、特別な扱いを受けているのだから、ほかの人たちとの公平化のために、ちょっぴりお金をいただきます。」と言われているみたいで、気の弱い人は、何か自分が悪いことをしている感じまで受けてしまいそう。

 それが福祉行政のみならず「持続的財政構造・・・」の取り組みでは、一般市民にまで広がってしまった。粗大ごみの有料化から、公民館、スポーツセンター、ガウランド等々66項目の値上げである。これが「受益者負担の公平化」という言葉でくくられる。福祉行政が他市に比べて優れていたら、平準化することではなく,誇りに思っていいことではないのか??こういう言葉を平気で理由に使う行政は信用できない。

 出口さんは、安倍総理に似てきたようだ。言葉を平気で意味を変えてもっともらしく使うすべが、年々上達されているようだ。「火葬場共同建設」という問題がある。「共同」を広辞苑で引いてみると「二人以上の者が同一の資格で関わること」あるいは「二人以上の者が力を合わせること」とある。最初の木更津との話し合いは、袖ケ浦は正直だから、「同等の資格」で考えていたけれど木更津側は、少しでも経費を軽くすることを意図していた。
 あっさり交渉は決裂、すぐに「木更津中心の案についてきたかったらついてきな・・」と言った調子の木更津案が提示されてきた。

 このことに対し、議会では「これも共同というのか」という質問が出て、担当がうまく答えられないでいると市長は「共同ということにはいろんな意味がありまして・・・」と、「同一の資格で関わること」を抜きにした答弁をしていた。安倍晋三流のごまかしである。
 こんなやりかたでも「共同建設」と言いたい裏の気持ちがすぐ見え見えである。こういう日本語を大事に使おうとしない態度は許せない。

 「市政放談」まだまだある。しかし、市長選が近づいてきた。改めて「裸の王様・出口市政の光と陰」について、気が向いたら書きたいと思う。

                          Kawakami


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