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袖ヶ浦議会議員の皆さんにお願いの手紙発送 [議会ウオッチング]

 「市民が望む政策研究会」では、例会決定に基づいて、現在開催中の袖ヶ浦市議会各議員さんに向けてお願いの手紙を出しました。内容は以下の通りです。      事務局  かわかみ


袖ケ浦市議会議員
              様
                              市民が望む政策研究会
                              会長  関    巌
    今議会において特に重視していただきたい議案についてのお願い
 6月議会が開催中です。議員各位には、市民の視点から市政に対するチェック機能を果たすべく、多忙な日々をお過ごしのことと推察申し上げます。

 さて、今議会にも、重要な議案が上程されていますが、その中で特に、私たちの生活に直結する「袖ケ浦市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」につき、会としての意見を申し上げ、この議案にかかわる2項目について議員各位の、慎重審議を要請いたしたくお手紙を差し上げた次第です。

 ご存知とは存じますが、国民健康保険法の第1条には、社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」と明記されているように、国保は他の医療保険に入れない人が最後に入る医療保険です。そのため、加入者は高齢者や低所得者などが多く、「国が社会的に医療を保障する保険制度」とされています。 国保財政困難の原因である国庫負担の削減をやめさせ、また、市が住民の健康と命を守る自治体国保の役割を果たすことが、本来的に求められているものです。

 当市では、平成9年に初めて、医療費増による法定外支出費として1億5千万円が一般会計から繰り入れされ、以降11年には2憶2000万円、22年には2億円、23年には入院費の急増により、急遽追加支出を含め3億2000万円を支出しています。その内容は、一般財源からの繰り入れ額は1億5000万円を基調に、その年度によって起きた事情による超過分を、財政調整基金から支出する形をとり、市民の福祉に寄与してきたという、行政自体の努力による実績があります。私たちはこのことを高く評価するものです。

 今回も総額で4130万円の国保税収入の不足が見込まれるとして、従来からの1億5000万円に3000万円を追加しての予算構成になっています。
 私たちは、消費税増税を含む一連の国民生活圧迫に対し、強い憤りを持っています。
私たちは、袖ケ浦市が、平成9年以降続けてきた一般会計からの繰入額である1億5000万円の枠をさらに広げ、今年度は3000万円上積みしての一般会計から繰り入れと聞いています。行政の今回の英断に心から感謝申し上げます。その上と申しては恐縮ですが、これから次々と続くであろう消費税増税、電気料金値上げ等、生活のますますの厳しさが予想されることでもあり、満額とは申しません。せめて負担額の半額にあたる2000万円を、行政上の経営努力により、生み出していただき、総額2億円の予算に増額していただけないものかと願っております。 一般会計繰り入れ2億円が実現できましたら、市民負担の値上げは半額になります。このことは、実現が無理とは考えられない金額です。

 また、担当課の努力もあって、未納者数も徐々に減少化の傾向を見せ、昨年度は21,9%という、成果を納めています。値上げが半額になったということでの行政努力と、議会の決定は、市民にも担当課にも大きな励ましになるでしょう。これが第一点の願いです。

 従来、保険税値上げのたびに、議会の対応は、受益者負担もやむなし、あるいは負担の公平化、あるいは財政努力はしているのだ、などを理由に、値上げを容認してきました。地方自治体に一方的に負担を押し付け、値上げの大きな要因となっている国の給付金の削減に対する議会としての要請行動の動きもあまり聞こえてきません。
 今議会での議案提出を機に、国の医療費機械的値上げ案に対し、議員各位の、この問題に対する、地方分権討議も含めた、根源的追求議論展開をぜひ要請したいものと考えます。
これがお願いの第2点です。

 以上、私たちの微意お汲み取り下さいますよう、お願い申し上げる次第です。
議員各位のご健闘を期待申しあげます。
                                敬具

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