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あきれたパブリックコメント~投稿~ [その他]

 パブリックコメントの形骸化がよく言われているが、最近起きたあきれたパブリックコメント2件にはびっくりした。ひとつは、国が行ったがれき処理に関する法律に対するパブリックコメントである。何が呆れたかというと、この期間がなんと提示されてから7日間という短さであった。

平成24年4月3日
放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案に対する意見の募集(パブリックコメント)について(お知らせ)

という題で、内容について記述された後の募集期間が下記の通りであった

2.意見募集(パブリックコメント)について
(1)意見募集対象 添付資料「放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案について」 (2)意見の募集期間 平成24年4月3日(火)~平成24年4月9日(月)   ※郵送の場合は、平成24年4月9日(月)必着

 もう一件は、先日のこのブログの記事にあった君津市における残土条例に対するパブリックコメントで、これは行政側の問題ではなく、業者のやらせがこれほどまで露骨に表れたのは見たことがないという事例である。なんとこのパブリックコメントに5500通もの応募があったという。中にはコピーに署名したものまであるというのだからすさまじい・・・

 パブリックコメントは、行政が提起した法律なり、条例なり、計画なりに多くの人たちからの意見を求めるための手続きである。パブリックコメントをした後、その意見がどう処理されるか・・という問題点も別にあるが、それ以前の問題として、パブリックコメントの趣旨をあまりにも逸脱した事例にあきれている。

                                             平凡な一市民
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