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残土埋立反対決議採択

 本日(17日)12月議会最終日、15日に委員会で討議された2件の陳情について採決がおこなわれた。議場は地元高谷区の方々、水利組合の関係者、それに業者も交えて傍聴席は満室だった。初めに行われた「TPP、FTA、EPAなど輸入自由化推進路線の見直しについて意見書提出を求める陳情」では、篠崎(典之)議員の賛成討論があり、吉岡議員の反対討論があった。吉岡議員は「他国に負けない日本の農業成長を願って」という結び言葉で終わったのだが、誰もが「地元の農業が壊滅的打撃を受けることが明白なTPPなど、加盟できるか」と思われたに違いない。採決結果は、吉岡議員を除いて、他全議員の賛成で採択となった。

 さて、残土埋め立て問題である。陳情の表題は「袖ケ浦市の水と農業を守るために高谷特定事業(残土埋立)許可申請に強く反対することを表明する決議書の採択を求める陳情書」と長いものである。この件については、あらかじめ、議員間での話し合いが行われていたのだろうか・・賛成、反対の討論はなく、すぐ採決になった。その場面で、なぜか、吉岡議員は議場から退場し、採決がおこなわれた。吉岡議員を除く全員の賛成で、陳情は採択された。

 さてこの陳情採択を受けて、「慎重に対処するように」と見解を述べていた市当局は、それこそどう対処するのであろうか。水源と、農地汚染を許さないという住民の反対運動と、それに議会決議が挙げられることになる。それでも、市長意見を求められたとき、市長自身の意見ではなく、単に「地元の意見を重視するようにお願いしたい」というレベルの意見書になるのか、「市長としても、袖ケ浦市民の水源保護と農地汚染排除の観点から断固反対する」意志を表明するのか・・・その姿勢が厳しく問われることになった。注目して見守りたい。

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一寸法師

吉岡議員て何考えてるの?市民のこと考えたらそんな態度取れないのに。あきれた。
by 一寸法師 (2010-12-18 20:23) 

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