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袖ケ浦市農業委員会は実に立派です  1 [農業]

 ◎ 現在問題になっている、二つの残土埋め立て地での問題で、袖ケ浦市農業委員会は、明快な判断を下しました。そのことについて、詳細な経緯の報告を、私たちの会の土地問題担当である、進藤さんがまとめ寄稿してくれましたので、3回に分け連載します。実情を掴んで、現地を見に行ってください。   kawakami



 袖ケ浦市農業委員会は実に立派です。
                 政策研・土地問題担当 (蔵波区長OB)  進藤秀一
                   連絡先 090-5315-3245   令和3年10月13日

 9月、10月と最近2回の農業委員会で重要な案件が2件あり、農業委員会を傍聴しました。農業委員会は実に適切な判断をして素晴らしかったのでその報告をします。

◆ 事件の経過と、農業委員会の判断
 一つ目は9月に行われた農業委員会で、ここでは浜宿団地のすぐ上の代宿で、残土を10数mも盛り土した土地を、農地に適さないから農地から外してもらいたいという許可申請が農業委員会に出されたものを認めなかったことである。
 この申請は8月の農業委員会に出された。しかし、重要な案件と言うことで継続審議となり現地を確認したりして9月の農業委員会にかけられた。
 この土地は、もともと谷地田だった土地を畑にしたいので土砂を埋めたいという申請が、地権者から出されて許可になった土地だ。地権者は埋め立てる最初から畑にして使おうという気はなかったようで、埋め立てが完了する前の令和元年9月に、埋め立て会社のクレッシェンドに売却し、さらに同じ日に有限会社瑞希に売っている。土地転がしのような土地だ。工事が終わったのは昨年令和2年なので地権者は初めから農地にしようとは思っていなかった。
 さらに埋め立て後は畑にすると言うことなのに、表土に畑に適した土を入れていないと言うことで昨年是正指導が出されたがそれに従っていない。
 非農地にすれば何か開発しようとするときに、農業委員会に農地の転用許可を取らずに何でもできてしまう。
 9月の農業委員会では畑を造成するために土砂を埋め立てたのに、非農地にして欲しいという申請は認められない、と言うことで、全員一致で申請は不許可となった。
 地元の土地所有者については、仮登記のままで残金が清算されず残念です。
 処分にあたっては、土地ころがしではなく、事業目的がはっきりした土地処分をすべきではないでしょうか。
 残土で10数mの高さに盛り土をしたすぐ下には浜宿団地の人たちが住んでいて、この盛り土から豪雨の時に大量の水が流れたり土砂が崩れたりしないか大変心配している。(明日に続く)


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