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真鍋淑郎先生の受賞 [環境問題]

 真鍋淑郎先生がノーベル賞を受賞されたとの嬉しいニュースが入った。すでに90歳になられていらっしゃるのだそうだ。恐れ多いことだが、あと3か月で90歳になる私にとって、同じ年代を生きてこられた方が、この年になって40年も前に打ち立てられた理論が、世界的に評価されたことになる。
 今では、気候変動が、地球を取り巻く温室効果ガスの濃度によって左右されていることを疑う者はいなくなった。パリ協定の具現化が、世界的規模で展開されつつあるし、最近は、「公正な移行」という言葉が「脱炭素社会への、新しい仕事と雇用を作り出す」共有語として、世界的に展開されつつあるまでになっている。

 私たち袖ケ浦市民にとって、直接的には、「石炭火力建設反対運動」の過程で、この理論を知ったといってよい。産業革命以降、人類は化石燃料を燃やし続けてきた。化石燃料から生じるCO2が、温室効果ガスの濃度を高める最大の原因であることを、運動の中で学んだ。と同時に台風15号が袖ケ浦市を襲い自らその体験を実感として学ぶ機会ともなった
 しかし、その背景に真鍋先生が40年前に打ち立てた理論があることを、私は知らないままで来た。
恥ずかしいことだ。

 2021年6月15日、「環境分野のノーベル賞」とも呼ばれる「ゴールドマン環境賞」に、石炭火力発電所の温暖化への影響などを訴えてきた日本のNGOの平田仁子さんが選ばれた。日本人の女性が受賞するのはこれが初めてであるという。
 ゴールドマン環境賞とはアメリカの財団が1989年に設けた「ゴールドマン環境賞」は、環境保護活動で功績があった人に贈られる国際的な賞で、毎年、世界の6つの地域で1人ずつが受賞している。
 この平田仁子さんは、ここ袖ケ浦で「石炭火力発電所建設計画」反対運動で、初めての学習会でお呼びした講師であった。平田さんの受賞に、びっくりと、喜びと、誇りのようなものを感じたものである。

 2021年の二つのすごいニュースの中で、何か近しい方が、すぐそばにいらっしゃるような感じがする。勇気が一段とわいてくる思いであることを、このブログに記しておきたいと思う。
                               kawakami




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