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第2期君津地域広域廃棄物処理事業 [ごみ処理施設]

 「議会だより」をご覧になったことがありますか1年に4回、それに臨時号が出る年と出ない年があります。この「議会だより」のなかに、本会議に提出された議案についての採決結果が、個人別にはっきりわかるように書かれています。このように書かれるようになったのは2014年の3月議会からです。その前の年までは「賛成多数」「全員賛成」「少数否決」などの言葉で結果が報告されていただけでした。
 
 2013年に私達は一つの陳情を出しました。
「議員はひとつ一つの議案に対し責任をもって「採決」にあたっているはずである。今の採決方法では、どなたが賛成し、どなたが反対したのかが明確ではない。市民としては一人一人の賛否が知りたい。議案に対する議員の責任を明確にするうえでも、個別に採決結果を報告すべきである」
という趣旨の陳情を出し、継続審議になりましたが、結果的に現在の方式になったのです。

 その結果、どんなことが現れたか。最高に興味深かったのは意見が伯仲し、「残土条例議案」では、10対11で市提出議案が否決になりました。お一人お一人の議案に対する賛否が明確になり、よく言えば議会議論が伯仲し、その背景にあるお一人お一人の考え方や、生き様までが見えたりしたものです。

 一方、最近になって奇妙な現象が起きてきました。ここ数年、続けざまに国の方針に盲目的に従う事業が、深い討議もされぬまま打ちすぎ、結果的に採決結果が最初から決まっているような風潮が、議会内部に蔓延しているような気がしてなりません。

 広域事業問題では、あれほど論議は伯仲し、行政と議会がにらみ合っていたような「火葬場建設問題」が、なんの深い議論もなくスムーズに通っていく。
 行政の責務として「市民の命の水を守る」ために奮闘してきた水道事業が、「水は商品」と化してしまった「新水道法」に基づく4市広域化。そして今回は、目玉が飛び出るような金額による特定企業の溶鉱炉による「ごみ焼却方式」の参加提案・・・これなど市民への説明ゼロに近い議案が、それこそ「少数否決」で次々と料理されていく。

 「議会は何をしているんだ」という声が、心ある人々の中に燃えていることをご存知か・・
昨日、「議員通信簿」を公表したのは、議会にもっと深い討議をしてほしい、頑張ってほしいとの願いであることを知ってほしい。

 冒頭にこのことを書いたのは、あまりにも知られていない「ごみ処理問題」についての連載を始めるにあたっての前書きなのだ。

                               kawakami



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