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新井綜合も石炭火力も [コロナ問題]

 今、私の周りで、二つの裁判がコロナ問題で開廷期日を延期しているのが気になります。一つは新井綜合(産廃施設)の裁判であり、もう一つは横須賀の石炭火力発電所建設反対の裁判です。
 ふたつとも、行政裁判と民事裁判の両方を進めています。行政裁判での勝利は難しいといわれていますが、両裁判とも被告の手続き上の法令違反は明らかであることからの追及であり、民事裁判の方は工事差し止めの裁判です。特に工事差し止めの民事裁判は、判決が急がれます。ところが裁判の開廷延期にかかわりなく、両工事とも、どんどん進められているからです。

 工事現場には、コロナ問題は関係ないのでしょうか? 工事現場の労働者は、コロナに侵されることはないのでしょうか。
 同じことを言えば、その最たるものは、辺野古での埋め立てに見ることができます。コロナ問題で3密禁止のような状況ですから、反対運動も勢いが弱まります。それを良いことに土砂が平然と持ち込まれているという現状を東京新聞は伝えています。

 中小企業の休業や、それに伴う経済的打撃の様子が連日のように取り上げられていますが、大企業における現場の様子はあまり聞くことができません。
 京葉コンビナート内の企業現場では、休むことなく3密などを無視した日常であることを会員が伝えてくれています。

 何かがおかしい。命の問題だというのに、その底流にどす黒い流れがあることを感じてしまうのは私だけなのでしょうか。
                             kawakami




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