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《ずさんな残土規制と県の珍回答》 [残土埋立]

《ずさんな残土規制と県の珍回答》と題する文書が「館山の海と山と自然を守る会」から関会長のところへ届きました。少し長いのですが、ぜひ読んでください。   kawakami


 2016年8月15日 — 今回の残土処分場許可申請をした業者に対し、それを受付けた千葉県が、あまりにも苦し紛れでおかしな回答をしているので、ここで一度まとめてみたいと思います。

 そもそも私たち守る会は、千葉県の残土条例を読む限り「許可期限は3年間、延長しても1年に限る」と書かれているので、既にその3年と延長の1年を終えているこの事業では、今回の申請を受付してしまった千葉県の対応は間違っているんじゃないの?と、問いただ
している訳です。

 千葉県は、「一旦終了していれば、新規申請で新たに受付可能」と答えています。その見解はとうてい認められませんが、それならば、『本当にちゃんと終了しているか?』をチェックしてみなくてはなりません。7月19日の交渉の際に疑問点を指摘して、次の8月4日に返事を確認する為の交渉の場を設けました。

 そこでのやりとりは、驚くことに殆どを「審査中のため、お答え出来ません」として、県は回答を避けました。審査中なのは5月6日に提出された新規事業であって、質問しているのはその前の2月26日に終了確認を提出した過去の事業のことだというのに、先のような回答です。心理的に“答えたくないのだな”ということは、察しがつきます。

 しかし、『終了しているから新規を受付可能』と言っているのだから、正々堂々と終了していることを証明してもらわなければ、納得 出来ません。だからこそ、突っ込んで質問を続け、できるだけ具体的な内容と、核心を掴み取ろうとして、産業廃棄物の存在が「有ったか?無かったか?」「どこに?どの程度?」を聞き続けました。写真では広範囲に多くの産業廃棄物が写っていましたが、県は現地確認で「いくつかは」「数個は」見たとしか言いません。実際は、もっと見ているはずなのに。

 また、「勉強不足のため、認識が間違っていました」という回答方法も使っています。事業が終了した際には”撤去する事”と手引き書に書かれている『路盤材』については、県は7月19日の交渉で「終了確認時に、撤去を指導した」と言っていたのです。

 ところが8月4日の交渉では一転して「最終目的がみかん畑なので、利用目的に合っていれば撤去しなくて良い」と、明らかな言動の不一致があり、全く不誠実です。何でもかんでも「勉強不足でした…」と言いさえすれば済むのであれば、法令に則って行われているはずの、行政の信頼は台無しになります。 他に、こんなバージョンもあります。「また勉強不足ってことになるといけないので、発言は控えさせていただきます」「曖昧な事は答えられないので、今は答えられません」「(記録等の文書提出に関して)ちょっと…お約束は出来ないです」
最悪バージョンは、全くの無反応。つまり、沈黙です。何かしら答えを喋るのならまだマシですが、本当に窮すると、無言か、無反応になるので、とても困っているのは一目瞭然です。

 こちらからの、「産業廃棄物が入っているというのに、きちんと調査をするつもりも無いの?」「その予定や、話題すら上がってないのか?」「なぜ入ってしまったか原因を追求していないのか?」という質問や、「許可という権限を持っているにも関わらず、許可要件になっている土砂搬入計画の事後チェックを怠っているのは、業者とつるんでいるからなのか?」では、全く答えることすら放棄していました。

尚、産業廃棄物の混入は、事業終了前であろうが、終了後であろうが、そんな事には関わらず一切存在してはならないので、事業の終了云々とは直接関係無く、「審査中」だとか「勉強不足」で言い逃れ出来るものではありません。

このような状況で、この事業を許可するなんて、あってはならない事です。今後も、千葉県内が残土天国にならないよう、しっかりと千葉県の規制を強化してもらうために、追及を続けていきます。

キャンペーンの拡散、カンパの振込など、応援をよろしくお願いします!

《振込み先》郵便局口座/店番号:058店(ゼロゴハチ店)、番号: 1948265、
館山の海と山の自然を守る会、宛



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