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川内原発は日本一危険 [原発災害]

 今日は「笑坊」さんのブログの(7月10日付)一部を紹介します。   kawakami

川内原発は、桜島から約50Kmぐらしか離れておらず、 噴火回数は2010年以降、毎年1000回を超えている。

 24日、原発立地自治体の地方議員147人が参加する「原発立地自治体住民連合会」が開いた会見で、鹿児島市議の小川みさ子氏はこう訴えた。
「噴火で川内原発が停止しても送電線に大量の火山灰が降り積もれば、外部電源は完全に失われます。非常用ディーゼル発電機のフィルターだって灰が詰まって発電不能になる。福島原発と同じ『全交流電源喪失』の事態に陥るのです」

 リスクはまだある。

 在京メディアはまるで報じないが、実は先月、川内原発から東に800メートルという至近距離で、活断層と見られる3本の断層と破砕帯が発見された。
「断層は近くの林道拡幅工事中に、偶然露出したもの。新潟大名誉教授の立石雅昭氏(地質学)が確認し、粘土層が軟らかく、比較的近年まで活動していたそうです。これまで九電は川内原発周辺に『活断層はない』と説明してきた。

97年には旧川内市の北東20キロを震源に震度6弱の大地震が発生したにもかかわらずです。ところが今回の断層が見つかっても、鹿児島県の伊藤祐一郎知事は『6月議会で再稼働のゴーサインを出す』と息巻いています。住民の安全はどうでもいいのでしょうか」

同じく、この川内原発再審査で、最も基本となる地震による大きさの想定値に使われる計算式が甘いと指摘している。気象庁が出している数値より低くでる計算式を使って、実際の基準を高く見せて合格としている。これを指摘したのが、先日事実上解任された原子力規制委員会の島崎委員であった。安倍首相が世界で最も厳しい基準値というが、実力を計算する式が大甘では、嘘の合格になる。

小泉元首相が脱原発を唱えている。日本は世界で最も厳しい規格というが、米国は原発が事故を起こしたとき、住民が安全に避難出来るルートを確保しない限り、運転は出来ないという。日本には福島の経験も生かされず、全く無整備である。

こんな状態でも、電力会社の経営者がいとも簡単に再稼働申請を行う訳は、たとえ福島のような大事故を起こしても、誰も責任を問われないからである。今回、東電の旧経営陣が刑事罰を受けていれば、再稼働を気安く申請出来ないはずである。それは政治家にも言えることだ。政治家、経営者、官僚、誰一人責任を取らない無責任体制が治らない限り、原発事故は繰り返す。

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