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議会傍聴記~自治基本条例~投稿 [自治基本条例]

昨日3月5日に行われた総務企画常任委員会を傍聴しました。議題は「自治基本条例」です。

 委員長は佐久間清議員、副委員長は前田美智江議員、委員として在原直樹、篠原幸一、鈴木憲雄、篠崎龍夫、励波久子、笹生猛の合計8名の議員で構成されています。
提案の説明を省きすぐに質問に入りました。

 砺波議員は、市民会議の提言の方が優れている点が多く、市の案はかなり後退した内容になっている。例えば「最高規範」や「目指すまちの姿」「子供の権利」など大事な点が抜けている。また、市民会議の意見を充分取り入れて作り上げることになっていたがそうなっていない。
常設型の住民投票の項目も入れた方が良い。

 笹生議員は、なんでも行政がやっていく時代ではなく行政サービスのありかたなどもっとじっくり中身を検討して良い物を作っていくべきだ。市民提案制度の項目が入っているが議員が意見を言ってもなかなか実現しなかったり予算が付かないことが多い、市民の意見が入れられるような仕組みを作るべきだ。

 篠崎議員は、以前金沢に視察に行ったがあそこではまち作りは自治会が案を持ってきてそれに予算を付けるようになっている。自治会を大事にする方向に行ったらよい。市民にもっと知らせる事は必要ではないか。

 篠原議員は、この案を自治会に下ろして自治会の意見を出して貰ったり、市民にもっと知って貰う必要がある。議員も議論に参加した方が良い。議会でも特別委員会を作るなど議員も議論を重ねて条例を作って行きたい。市民にもっと知らせる必要がある。

 鈴木議員は、4年で検証すると言うが何をどのように検証するのか。検証には専門家も必要ではないか。

 質問のあと委員長より、継続審議にするかただちに採決するかを諮られた。
継続に賛成の議員は前田美智江、在原直樹、篠原幸一、砺波久子、笹生猛の合計5名。
一方直ちに採決は鈴木、篠崎龍夫議員の2名で、継続審議となりました。
継続審議が決まった後、笹生議員がこの継続は条例を時間をかけてもっと良い物とするための継続審議である、との発言がありました。また委員長より閉会中も審議をする、という提案があり承認されました。

 傍聴をしての印象は、自治基本条例が必要ない、という立場での意見はひとつも無く、全体の雰囲気としてはよりよい物を市民とともに作り上げていきたい、というのがこの委員会の雰囲気であったと感じました。
今後の議員諸氏の真剣な議論でよりよい自治基本条例が出来ることを期待したい。

その他の印象として
① 時間半あまりの審議中1時間以上が議員から提案者への質問に費やし、議員間の討論の時間はほとんど無かった。議員同士で条例の中身について意見を述べあい、その議論の中からよりよい物を作って欲しいと思った。

② 委員の中に、誰かが作ったと思われる文章を読み上げていて、自分の言葉でしゃべっていない議員がいたのは残念であった。
(市役所が作文を作りそれを議員が読む、というようなことがあるとの話も耳に入っている)

③ 一度も発言しなかった議員がいたことも、市民の代表者として意見を言わないのは無責任という感じを受けた。

④ 委員以外の議員の傍聴が10名、また市民の傍聴者も多くこの条例に対する関心の深さが感じられた。


                                                一会員


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