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2012年一年間の取組10項目 [市民が望む政策研究会]

 年末である。今年一年、政策研究会が取り組んできた主な事項10項目について整理しておきたいと思う。

 第1に、この保守的風土の街袖ケ浦市始まって以来、初の「原発再稼働反対デモ」を2度にわたって実施したことである。そのうねりは、単に袖ケ浦にとどまることなく、木更津、君津、富津と広がって、2度目の最初を再び袖ケ浦が行った。ブログ上では、第一回目のデモに対するアクセスは、実に3000通を超えた。反響の大きさに自信を持つことができた。

 第2に、放射能物質を含む汚染汚泥から命を守る運動を、県内各地の市民団体と連携して繰り広げた。県との交渉。君津郡内各地の市長への申し入れ活動、東電、産廃施設との交渉等を休むことなく行ってきた。その結果産廃施設のずさんな管理が明らかになり、現在2施設ともに搬入停止の処分を受けている状況にある。併せて、放射能にかかわる多様な活動を展開した。具体的には放射能測定器の購入交渉。その結果購入した測定器を使っての測定活動等を実施することで、市民の命を守る運動を進めた。

 第3に、残土条例策定運動を強める過程で起きた不法投棄に対する抗議運動は、地域を中心に急速に盛り上がり、議会の満場一致の反対決議等もあり、投棄中止に追い込むことができた。木更津、君津各市の厳しい残土規制条例実現を前にして3月議会に提起される袖ケ浦市の残土規制条例の内容が注目されるところである。

 第4には、危機管理体制に対する行政への働きかけを強めたことである。1月17日住友化学千葉工場で火災が発生した。ご承知のようにこの工場敷地内には『劣化ウラン』が1763本保管されている。(2010年調べ。200ℓ容器換算)。市役所では「危機管理課」を新しく設けたが、出前講座を要請し、その危機管理体制を追求した。できたばかりの課であることもあって、まだまだ不十分なものであることが明らかになった。今後も監視が必要。

 第5に、市財政について、専門の会員からの継続的な財政分析提起があり、市財政が危機的方向に向かって歩みつつあることに対する警戒感を、会員の共通認識とすることができた。次年度予算内容について引き続き学習を深めたい。

 第6に市議選での公開アンケートを実施し、公表した。アンケートに誠実に回答を寄せてくださった19名の議員候補者各位に対し改めてお礼を申し上げたい。

 第7には、自治基本条例、行政改革審議会等の委員として、少なからぬ会員の奮闘を記録しておきたい。

 第8に議会に対する取り組み2点。1点は傍聴規則に対する抗議、2点目は新議会での不透明な議長選に対する取り組みがある。12月議会では新人議員9名中、一般質問に登壇したのは、わずか3名。3月議会での傍聴監視を強めたい。

  第9に、私たちの活動を保証する、印刷機を購入したこと。これを武器に会員宛の「事務局便り」を定期的に発行したことがあげられる。今後のチラシ発行にも、強力な力を発揮することができるであろう。

 最後の10点目には、昨年末私たちのブログへのアクセス数が10000通突破したことを報告したが、今年は10月時点で23000通に達したことを報告したい。現在常時16000~23000通/月のアクセスがある。
私たちのブログは「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」そのままの検索ですぐ読むことができる。

 上記10項目のほかに、現在その存廃を巡って討議がされている市福祉作業所の存続運動への取り組みや、新庁舎建設問題、公共交通問題、土地開発公社問題、議会改革問題等々、課題は山積しているが、現在継続中、あるいはこれから発展する問題として次年度に残しておきたい。

  1年の終わりである。国政が危険な方向に歩みつつある。地方分権もまた中央集権化へと逆戻りする懸念も十分にある。一人一人の自覚ある政治への発言が求められていることを強調したい。
活動に対する支援を感謝しつつ、さらなる輪の広がりへの参加を呼びかけ、年末の記録とする。

                                               kawakami




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