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虫食い都市の誕生・・・投稿 [市政全般]

 数年前蔵波台の坂を上る脇道にミニゴルフ場があった。お客さんは少ないようであったが、いつも芝生はきれいに整備され、遊びに来た孫を連れたりして、よく行ったものだ。
オーナーのおばさんは、気さくな方で、お茶を出してくれてよくおしゃべりをした。

 それがある日、「お客さんが少なくなってね。整備の経費ばかりかかるので、ここも閉じることになったの・・すみませんね。せっかく来てくれていたのに・・・」そう言って孫に「ほしい道具があったら好きなの持っていきな・・・」と言ってくれた。

 それから数か月で、ミニゴルフ場一帯は住宅地に変わった。小さな新興住宅地である。土地一帯を業者に売却したものらしい。気を付けてみると、街並みがいつかかわっていたりする。特に蔵波台を中心に、ミニ開発が行われ、いつの間にか新興住宅地に代わっているのである。その売れ行きがまた良いのだという。

 市街化調整区域で住宅は建てられないのではないのかと思ったら、市街地に隣接しているところは、一定の手続きをとると開発行為が容易なのだそうだ。
かくして、ミニ開発はどんどん進み新しい街並みができてきて、蔵波台の小学校は1000人を超す児童数になりプレハブ校舎を付け足す状態であるという。

 「これじゃ、せっかくの海側区画整理の土地も売れないね・・」
との声が聞こえてくる。まだまだ土地の余っているところがありそうだ。今のうちに、きちんとした都市計画を立案しておかないと、虫食い都市の誕生になる。皆さん気が付いていらっしゃるであろうに・・・・。

                      虫食い都市誕生杞憂の一市民

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