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議会改革~新聞記事特集その6~総括 [議会の在り方]

 厳しい「議会たたき」が吹き荒れている。そんなに議会はひどいのか。実態を見るために「質」と「規模」を調べた。結論jから言えば議会の「質」は低い。首長が提案した議案をすべて無修正で可決する。議員みずから政策条例をつくろうとはしない。賛否が割れた議案に対する個々の議員の投票態度も公表しない。「丸呑み」「非公開」「無提案」「ダメ議会・三冠王」が全体の三分の一を越す。こんな「居眠り議会」では、大阪府や、名古屋市のような人気者の首長にはとても叶わない。(朝日新聞坪井編集委員)

 朝日新聞の坪井編集委員は、上記のまとめに続いて「議会は脇役に甘んじていないで、主役にならなければならない」と主張する。地方分権一括法以来、自治体の最終決定権を握る議会の役割が拡大し、首長と並ぶ自治の主役になったはずなのに、脇役に甘んじていることを指摘している。このことは単に議会だけにとどまらず、行政も含めて地方分権一括法以降、行政、議会の自立が求められているのに、その自覚がないことへの厳しい批判でもある。中央官庁の官僚に言わせれば「見たことか・・地方自治・地方分権など時期尚早・・地方自治体にはそれだけの力が育っていないのだ」という議論が起きるのも、今の状況ではうなずける。袖ケ浦市の行政も議会も、少々の前進は見えないこともないが、自立には程遠い。いまだに議会での答弁を聞いていると、県の通達待ち行政の色合いは濃いし、議会は指摘してきたとおりである。議会自ら改革の意思表明を明らかにし、目に見える形で一歩でも改革へと踏み出す勇気を望むこと切である。

 なお、この一連の問題提起では、定数問題、議員の報酬問題は省いた。議会自らの論議を期待したい。

                                                  kawakami
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