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市政放談その2・・行政改革と効率的経営 [市政全般]

今日は、市政の効率化についてもう少し触れておきたい。

例えば、「市民の声を聴く」という内容をもう少し吟味してみたいのだ。市民の声を聴くための手続き上の施策には、パブリックコメントもあれば、政策決定についての審議会などがあることは、形の上では同じである。では中身をのぞいてみよう。

1、 各種審議会について
 毎年のように、審議会の形骸化が叫ばれ議会でも質問されているけれど、変化は全くない。昨日例示した「総合開発審議会」メンバー一覧表を見る。行政委員会の委員2名、知識経験を有する者8名、各種団体の役職員3名、公募委員2名の計15名である。昨年任命された方々である。電話でこのことについてもちょっと聞いてみた。

「あちこちの審議会にお顔を出していらっしゃる方がいますね」
「ああその方は充て職の方です」
充て職とは何か・・「特定団体グループから1名出してほしい」ということで要請があり、なり手がいないので同じ方が登場することになる。こういう方は、どうしても会議欠席が多くなる。多い時には、二けたの会議に名前を出していた方もいらしたと聞く。会議では、一般的には公募委員の発言が多い。やはり自ら進んでなられたからであろうと思う。そこで流山と比較しておこう。

流山市に置ける公募委員の割合            39%   
袖ケ浦市の場合この「総合開発審議会」で言えば  13%

 丁度三分の一で割り切れる数である。審議会の質が違うのだ。ただし公募委員になることを趣味にしていらっしゃる方がこの13%の中にも出てきたりする。そこは気を付けなければならない。

2、 袖ケ浦と流山のパブリックコメントの違いの決定打は、その時期の内容にある。袖ケ浦市の場合、政策案が固まって、そのあとにパブリックコメントが実施される。流山の場合政策策定時期にも、このパブリックコメントが行われているのである。それだけではない。次は、小学校校舎建設にかかわるパブリックコメントに対する市民からの評価である。

「市民参加の手法としてタウンミーティング、公聴会、パブリックコメントときめ細かく並行し、多様的に市民参加の機会を設けたことは適切と考える。」

 パブリックコメントは、そのこと単独で行われているものではないこと。その実施時期は、政策決定後ではなく、政策策定時にも行われていること。これが決定的違いである。

袖ケ浦市昨年の実績を書く  件数17  応募 11  A 〇  B 17  C 19  D 26
Aというのは「意見を反映し原案を修正したもの」以下略。無惨!・

  (明日に続く)  kawakami




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