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自治基本条例についての私見・希望

※ 市民の声に出された投稿と市からの返事が一市民から寄せられましたので、 そのまま掲載します。じっくりお読みになって、これでよいのかどうかご意見をお寄せください。                 事務局

 自治基本条例について私見・希望を申し上げます。
「自治基本条例」づくりを始めるとの記事に接しました。同条例は自治体の憲法と言われるものと聞きます。当市においては、いつもながら計画等の立案については、学識経験者が主導、または学識経験者を隠れ蓑としている感を強く抱くものであります。学識経験者に主導させると、非常に体裁よくまとめてくれるが、内容は一般的となり、当市の特色が出がたくなりがちで、その上莫大な費用が必要となります。財政逼迫の折から止めていただきたい。

 「自治基本法」が憲法といわれるものであるならば、市民が主権者であるはずです。主権者が自らの手で泥臭くも、体裁悪くも、多くの市民に検討会に参加してもらい、納得のいくまで百回でも、二百回でも回を重ね、時間をかけても、市民が納得の出来る案を作る。その市民の案と行政側の案(学識経験者を入れない)を持ち寄り、、それぞれ同数の検討委員を出し最終案を決めてはどうでしょうか。
 学識経験者を入れるならば、あくまでアドバイザーとしての範囲にとどめるべきです。

 広報の期間設定では拙速すぎ充分な検討は出来ません。また市民検討会議は形骸化してしまい形だけの市民協働となってしまいます。
 先に述べましたように、主権者たる市民の主導による条例づくりが出来ますよう計画の見直しを切にお願いします。本件については文書にて回答をお願いいたします。
                           
                             一市民の声

(市からの回答)

 ご意見のありました学識経験者についてですが、本市では各種審議会などにおいて専門的な知見や事例などに精通しているため、学識経験者に委員として参加をいただき貴重な意見をいただいております。
 また委員間の互選によって、学識経験者が議長等につくことが多くありますが、専門的知見を踏まえた中立的立場で、会議運営にも優れるなどの理由から選出されているもので、学識経験者の主導ということではなく、各委員の意見は充分に尊重されているものと認識しております。
 なお、費用的な面で申し上げますと、審議会委員など非常勤特別職のの場合には条例で定められた額の報酬と、費用弁償、その他の場合には一般的な謝礼として会議出席の際に支出しているもので、学識経験者の参加に特段の費用は要していませんことを申し添えます。

 次に、自治基本条例の制定過程についてですが、ご指摘のとおり多くの市民に参加をいただき、ご意見をいただきながら進めていくことが重要と考えております。
 このため市民検討会議で、骨子となる案をまず検討し、その後に各地区での意見交換や、各種団体との意見交換の場を設けることで、より多くの市民の方々に参加をいただきたいと考えております。
 また、市民検討会議には、公募による市民委員等のほか、冒頭の理由から学識経験者にも委員として参加をいただく予定ですが、人選に当たりましては、本市の情勢をよく理解しており、市民協働に明るい方に依頼したいと考えております。
 最後に、条例の施行時期についてですが、広報誌に掲載しましたとおり、平成24年を目標としております。
 今後この条例をもとに協働の仕組み等を制度的に整えていくため、早期の条例施行を目指すものですが、必ずしも時期にこだわるわけではなく、市民の皆様と充分な検討を行って参りますのでご理解をお願いいたします。

                               担当 企画課
 



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コメント 3

一市民

何を言っても無理だと言う事がこの文章でよーーーーく分かりました。すべて「お役所」の言ってることは正しいんだよ・・・と言わんばかりの回答ですね・・・ま こんなもんでしょう・・期待するだけ損でした
by 一市民 (2010-08-26 17:25) 

二市民

いつも「学識経験者」は市外から招聘しているようですが、市内には「学識経験者」が居ないのでしょうか???。
それとも市内の学識経験者を使いたくない?・・・
by 二市民 (2010-08-30 08:08) 

一寸法師

市の回答で「学識経験者が中立的立場で、~」と言っていますが今までの各種審議会を見ていると全部市よりの意見を言っている。市から委任されたのでそうなるわけだ。市はよくも「中立的立場」と言えたものだ。中立的と言うなら委員はすべて公募にして、その公募した委員で話し合ってもし必要ならばその委員が学識経験者を選べばよい。
by 一寸法師 (2010-09-02 21:21) 

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