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袖ケ浦原発反対デモ・5月26日 [原発災害]

 2012年7月27日、袖ケ浦で初めての原発廃炉・再稼働反対デモが行われた日である。今から7年前のことである。当時は毎週金曜日、中央では官邸を包囲して原発反対デモが行われていた。
「中央にはいくことはできないが、近くであるのなら参加したい」
会員の母親のこの言葉から、袖ケ浦の原発反対デモなスタートした。

すべての原発を廃炉にしよう!歩いて袖ケ浦!

 この言葉がこの時の呼びかけであった。このデモには、朝日新聞が取材に来てくれて、大きく取り上げてくださった。当時の堤記者の記事である。
 袖ヶ浦から始まって、木更津、君津、富津4市の順繰りデモはこうして始まった。

 そして、今月数えてみれば83回目(雨天中止も含む)下記日程で実施される。原発災害は意図的に風化されようとしている中で、決して許さない営みが、今も全国でひたむきに行われているのだ。是非心ある方々の参加を呼び掛ける。

日時 5月26日 午前11時~12時

集合 福王台中央公園

 ゼッケン・ブラカード・横断幕・太鼓・楽器・・なんでも持参・明るく楽しく16号線往復で歩きましょう。下に第一回目のデモの写真を掲載する。

第1回原発デモ2012年7月27日.PNG


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原発廃炉・再稼働反対デモ [原発災害]

 毎月、袖ケ浦、木更津、君津、富津の4市が順繰りに行っている「原発廃炉・再稼働反対デモ」を下記日程で行います。少し寒いのですが、大声でのシュプレヒコールで寒さを吹き飛ばしましょう。

日時 1月26日(土)午前10時集合 木更津駅往復のコースです。
集合 「金の鈴」駐車場

◎ 音の出るもの大歓迎、幟、ゼッケン、横断幕等々にぎやかに練り歩きましょう。

原発デモ.PNG
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神話崩壊・廃炉の時代 [原発災害]

中西経団連会長が年頭所感で「全員が反対するものをエネルギー業者やベンダー(提供業者)が無理やり作るということは、この民主国家ではない」と発言。安倍内閣が原発輸出を「成長戦略」の目玉に位置付けていることへの批判をしたことが大きな反響を呼んでいます。

 今日の東京新聞は社説で「神話崩壊、廃炉の時代」と題した記事を掲載しています。「核の平和利用」という神話をてこに、被爆国・日本は54基の原発を持つ世界第3位の原発大国になったのですが、福島原発事故で、あっさり崩壊しました。この事故にかかわる費用は最低21兆円からさらに増えることが予想されるというのです。神話は粉々に打ち砕かれ、そこに自然エネルギーの世界的な潮流が、パリ協定と相まって日本に迫ってきています。

 そんな中で、原発に固執する安倍政権は、今度は「小型原発」を打ち出してきています。なぜここまで原発にこだわるのでしょう?「国民が反対するものはしない」という民主主義の原則を、今年はエネルギー分野でも、辺野古でも実現していきましょう。

 最も身近な「東海第2原発の20年再延長稼働」など真っ先に断念すべきです。
                        kawakami

                                     



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原発反対デモ in 袖ケ浦 [原発災害]

 今日12月15日、袖ケ浦、木更津・君津、富津、この4市順繰りの「原発反対デモ」が行われました。気温は下がって、風の冷たい日でしたが、天気は晴れ、30人近い人たちが福王台中央公園に集合し、ここから16号線に出て、ここを往復するというルートです。

 東海第2原発が、先月27日に稼働40周年を迎え、危険なので廃炉にすべきと思いきや、規制委員会は、さらに20年の稼働延期を承認。規制委員会ではなく、稼働推進委員会になり下がった感じです。茨城県を中心に、埼玉、ちば、東京等の各自治体から、再稼働反対の声が大きく上がっています。

 再稼働までは、30キロ圏内5市1村の同意が必要です。1自治体でも反対があれば、稼働不可能という茨城協定があるのですが、これを無効にすべく原燃は必死です。

 原発デモは意気高く、シュプレヒコールを繰り返し、沿線住民や、16号線通過の車から激励の
声が送られていました。
 来月1月は下記日程で行われます。

★ 2019年1月26日(土)午前10時~11時。
★ 木更津市太田山下「金の鈴」駐車場に集合です。ゼッケン、マイク、太鼓、ラッパなんでもお持ちください。なんでも使って拡散願います。小雨決行・大雨中止です。

 さらに良いニュースが入っています。ちょっと古いニュースですが、2018年3月9日、立憲民主党、日本共産党、自由党、社民党の4党が「原発ゼロ基本法案」を衆議院に共同提出したというのです。今日の原発反対デモの時、どさっとどなたかが持ってきて配ってくれました。参議院選挙は来年です。原発ゼロ目指す議席を広げましょう!

原発ゼロ法.PNG
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小型原発 その2 [原発災害]

 まさに狂気の沙汰である。パリ協定順守のために小型原発の開発だという。12月1日に提示された東京新聞の記事のうち、負の遺産の部分、朝日新聞に掲載された新旧原発の比較図を紹介しよう。理屈はなんだかんだとつけても、日本の中枢に居座る「電気ムラ」は、利権の確保に躍起の状況である。こういう政治を許してはならない。  kawakami


◎ 将来に大きな負の遺産
<解説> 東京電力福島第一原発事故から八年目、今も多くの人が避難生活を強いられている中で、政府は新型原発の開発方針を打ち出した。「温暖化対策」という国際的な約束を盾に、再生可能エネルギーとの共存を模索する。原発の生き残りを図ろうとする「原子力ムラ」の思惑が透けて見える。 

 政府は、二〇三〇年度に発電量の20~22%を原発で賄う目標を立てたが、稼働期間を最長の六十年としても、達成は難しい。さらに、世界的に再生可能エネルギーが安くなり、事故対策でコストがかさむ原発は採算が合わない。
 そこで経済産業省が持ち出した理屈が「温暖化対策のための原発」。国際的な枠組み「NICE Future」参加国の政府や原子力産業などとの連携をもくろむ。今のうちに新設のめどを付け、将来にわたり原発を一定規模、維持する道筋をつける狙いだ。

 だが、地球温暖化問題では、今の世代が責任を持って、いかに「持続可能な社会」を実現するかが問われている。原発は発電時に温室効果ガスを出さないが、核のごみがたまる。小型原発でもこの点は同じだ。

 核のごみの最終処分場は、日本では見つかる見通しすらない。原発でごみを増やし続けるのは「持続可能」どころか、将来に大きな負の遺産を残す。矛盾を抱えた政策に巨額の税金を投入することに、国民の理解が得られるとは思えない。 (伊藤弘喜)

<小型原発> 現在主流の軽水炉より小型の原発。従来の原発の出力が100万キロワット前後なのに対し、3分の1未満の出力となる。主要機器を工場で製造して現地で据え付けるため、コストが安くなるとされる。出力を調整しやすいという特徴もある。各国は1980年代からさまざまなタイプを開発しているが、実用化には至っていない。

<パリ協定> 地球温暖化を防ぐため、各国が温室効果ガスの排出削減に取り組むことを定めた国際協定。産業革命前からの気温上昇を2度未満、できれば1・5度に抑えることを目指す。2016年に発効し、現行の京都議定書を引き継ぎ、20年に始まる。

小型原発.PNG


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新聞広告.PNG
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小型原発その1 投稿 [原発災害]

 東京湾の会の皆様はみんな常識かもしれませんが改めて地震の恐怖を思い起こしてください
3.11での東北電力管内の送電線の倒壊などをまとめていますので機会をみてお知らせしたいが本日は、通常の東京湾メールでないメールをお許しください。 

それは、、、、
市原の会メンバーが中央構造線が鹿島灘まで通じているとの話で調べてみるとWikipediaに以下の写真が掲載されており千葉の下にも断層がある
 千葉の真下にも(放射能廃棄物埋め立てで話題になった)如何に海岸沿いに原発や大型火力を作ることが危険であるかを示しています。

伊方原発、東海第2発電所(通称第2原発)が如何に恐ろしい存在であるか、そして東京湾に集中した石油化学コンビナートのタンク群、ガスタンク、発電所、化石燃料に依存した電源のブラックアウトで消火も不可能、、、いわゆる想定外の事態になる可能性大。

 石炭火力反対に合わせ自然エネルギー普及をすることで原発、化石燃料発電、自動車燃料を減少させ電力需要自体を下げ採算割れ状況にすることが大事ですね
再エネ普及で、電力需要低下がより鮮明化すれば”需要が見通せない”の
東燃ゼネラルの名言のように撤退しますから

※自宅に太陽光、井戸の設置を!!啓蒙を

 先日も、千葉と茨城の境で震度4程度の地震が発生しました。この場所は、今年になって頻繁に発生しています。更に、驚いたことに諏訪・松本付近でも地震が多発しているとの情報があります。

考えたくないですが、来年は3.11巨大地震から発生して9年あまりになります。
今から1000年前も3.11と同じ場所で巨大地震が発生して、9年後に関東に巨大地震が起きました。
その9年後に東海・東南海と巨大地震が発生しました。

一部の地震学者からは、今は1000年前と同じ不穏な動きをしていると主張する学者がいます。

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東海第2原発再稼働反対陳情否決 投稿 [原発災害]

 27日は、東海第2原発が稼働して40年目を迎えます。この老朽原発は、2011年3.11のとき、奇跡的に災害を免れたという経歴を持った原発です。この原発をあと20年間延長して使うというのですから驚きです。袖ケ浦市議会に再稼働反対の陳情を出しました。私たちの提案に賛成は3名の議員さんだけでした。あきれています。この結果について市民からの投稿がありますので紹介します。
                                kawakami

◎ 原発再稼働に関して議員と市民感覚とのずれは

 40歳の東海第二原発再稼働、と20年の運転延長に反対する陳情が賛成3名で否決されたと聞きました。

 テレビや新聞での世論アンケートで時折原発へのアンケートが公表されますが、3.11事故後、原発運転に賛成する国民は少数と認識しています。 
 そして原発の危険性は審査会の田中委員長がテレビで記者の質問に答えたように 
『私は新基準にあっているから合格と判断しただけで安全とは言った覚えはない』 
と答えています。

 つまり田中委員長は活断層などの情報を知る立場からどんなに頑張っても新基準を上回る自然災害や機器の故障などで想定外の事故が起きる可能性を十分認識していての責任逃れ発言と私は考えます。そして、東海第二原発は今年11月に40歳になり、相当劣化しているのに、さらに20年延長ということは人間に例えると22歳で入社したサラリーマンが定年60歳で38年間、この年齢では足腰弱っています、この人をさらに20年延長雇用、勤務したら80歳、いつ仕事中に倒れるか分からない。

 このように考えれば再稼働、20年延長問題に対し、頭脳優秀で市民の信頼を得て市会議員になったのにNO!と明確に言えないという議員の不甲斐なさを投票した市民が知ったら “あれ、ほんと?そうなの”と驚くでしょう

 ◎ 過去のある新聞社の世論調査結果では
<今後の原発の在り方>については

▼64%が「段階的に減らして将来的にゼロ」、
▼11%が「いますぐゼロ」
▼「段階的に減らすが新しい原発をつくり一定数維持」は20%、
▼「新しくつくり事故前の水準に戻す」は2%
▼ 「新基準で安全性が向上し、深刻な事故も起きない」は5%にとどまった。
▼ 事故時に計画通りに住民が避難できるかは「あまりできるとは思わない」が43%、
▼「できるとは思わない」が22%ということです。

 陳情に反対した市議会議員の感覚とは世論は違う気がしますがどうでしょうか?

                               ーー奈良輪ーー


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原発の電気は安価ではない! [原発災害]

画像が小さくみずらいかもしれませんので下記サイトにPDFがありますので拡大してみることが出来ます
reactor.jpg
PDFはこちら←
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議会だより その1 放射能汚染土壌 [原発災害]

 議会だより その1 放射能汚染土壌

 白内障手術で10月中に両眼を手術した。その関係でひと月間ブログは、会員の皆さんに書いてもらった。素晴らしい重厚な記事がブログを飾っている。ぜひこのまま、皆さんに自由に書いてもらって、紙面を豊かにしていきたいものと願っている。
 手術後徐々に視力が戻りつつあるが、なかなか焦点化に時間がかかっている。でも文字を読めるということはうれしいことだ。短い文章に触れるということで、丁度袖ケ浦市議会議員が9月で任期の折り返し点を通過したことから、「議会だより」(現在は「議会のひろば」)をゆっくり28年12月号から読み返してみた。びっくりするような記事にいくつか出会ったので、それを数回に分けて紹介したいと思う。
                                   Kawakami
 ◎ 放射能汚染土壌の仮保管  
 2011年3月11日・・誰もが思い出すであろう・・東北大震災、そしてフクシマ原発の事故である。ここ数日、東電の元会長・勝俣恒久氏が被告として尋問を受けている。そのあまりにも無責任な責任逃れの発言に、改めて避難者の怒りの声が新聞紙上をにぎわしている。

 さて「議会だより」2017年3月号(170号)に、この時、袖ケ浦市で放射能に汚染された土壌が、この時点でまだクリーンセンターに仮保存されていたことが書かれてあった。
放射能汚染土壌処理 4205万8000円 2191ベクレル 284t という記事があった。

これには二つの問題がある。

① 今年の9月議会に、東海第2原発再稼働反対陳情を提出した。その審議の中で、袖ケ浦の被害は放射能汚染が全域に及び、総額1億円が超えたことが明らかになった。その際の汚染土壌を処理するのにその半額にあたる金額が必要であったこと。
② この土壌を愛知県内の処分場にて処理済であること

 この問題は、最終処理処分場が決定されていないまま、8000ベクレル以下の汚染土壌を一般産廃土壌として埋め立てるようになったことから、多くの批判が巻き起こっていることはご承知であろう。

 新潟県が、この種の汚染土壌の埋立を、千葉県で行うことが報道された時、私たちの会では、関会長が直ちにペンを取り、新潟県知事あて抗議の手紙を出した。新潟県知事はこの手紙に対し、丁重なお詫びと中止する旨の手紙が届いた。このことはブログにも掲載した。

 その、袖ケ浦が、平然と他市に対して埋立を依頼しようとしていたのである。恥ずかしいことだと思う。こういう鈍い感覚が議会内を覆っているのであろうか??東海第2原発再稼働反対の陳情が賛成少数で否決されるのも当然なのかもしれない。

 そして、前述の陳情審議の際の行政の見解として「原発事故は現時点では想定外」と公言されたことに唖然としたのだが、市の行政機関も、立法機関も、何か市民の感覚からは遠いところで行われているのだな・・と思ってしまった。

市民の知らないことの一つ目の報告である。

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伊方原発・東海第2原発 [原発災害]

「福島の廃炉や賠償も終わっていないのに、東電は何をやっているんだ。ふざけるな。支援する力が残っているなら、故郷を失った俺たちのことを考えてくれ。」

 東海第2原発の再稼働申請に対し、新規制基準「適合」を出した規制委員会の決定を聞き、その「適合」の中に東電が財政援助するという項目が入っていることに対し、怒りを込めた被災者であり、故郷をなくし、奥様も病に倒れていらっしゃる菊池さんという方の発言です。

 26日に伊方原発の差し止め逆転判決の広島高裁判決の報がはいり、27日に東海第2原発に対する「適合」が規制委員会から報告が東京新聞一面に連続して報告されています。

 そしてわが袖ケ浦市議会は「東海第2原発再稼働反対意見書」を、規制委員会・国に提出する陳情書を、賛成3名(塚本議員・篠崎典之議員・励波議員)その他の議員さんは、皆さん反対の意思を表明しました。

 3名の賛成議員の、勇気ある主体的判断に敬意を表します。

 その他の議員さんとひとくくりに書きましたが、実は、本当に原発を推進しようと思っていらっしゃる議員さんは、数が少ないのであろうと思っています。
 その証拠に、付託された委員会での質問の内容は、きわめて簡略な内容であり、よくある意地悪質問は一つもありませんでした。
 その上、賛成しない理由を苦労してお話しいただいたり、木更津、君津、富津等の近隣市の様子を聞いたりと、理由づけに工夫されている様子がよくわかるものでした。

 議員さんたちに、お願いがあります。自らの立ち位置を鮮明にすることに、勇気をもって挑戦してください。周りの雰囲気や、自分がどう思われるのか・・ということにこだわるのではなく、立ち位置が鮮明になれば、おのずと判断も明確になります。主体的になります。市民はそういう議員を必ず支持します。

 前にも述べましたが、行政に対する質問で2点驚くべきことが発言されています。
① 原発事故は想定していない。だから防災計画も立てていない。
② 福島原発後、市財政から1億円を超す税金が支出されていること。

 規制委員会は・推進委員会と名前を変えたらいい。「基準に適合することを決めただけで、安全ということではない」と平然と責任逃れの発言をしています。

 情けないというか、何かがくるっているというか・・・日本の未来が危ぶまれてならない今日この頃です。 
                            kawakami                         

 

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伊方原発同じ高裁で不当判断 [原発災害]

 司法は上に行くほど、政権への忖度判断が出るようだ。高等裁判所あたりは、それが拮抗しているらしい。とんでもない判例が出たものだ。良心的裁判官の心は痛んでいることであろうと思う。
毎日新聞の記事である。  kawakami

◎ 運転差し止めを命じた12月の仮処分決定取り消し
 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町、停止中)の運転差し止めを命じた昨年12月の広島高裁仮処分決定(野々上友之裁判長=当時)を巡る異議審で、同高裁(三木昌之裁判長)は25日、四電が申し立てた異議を認め、仮処分決定を取り消した。高裁段階で初めて示された差し止め判断は9カ月で覆り、3号機は法的に再稼働が可能になった。【小山美砂】

 昨年12月13日の広島高裁仮処分決定は、原子力規制委員会の内規を厳格に適用し、原発から半径160キロの範囲にある火山に関しては噴火規模が想定できない場合、過去最大の噴火を想定すべきだと指摘。その上で、伊方原発から約130キロ離れた阿蘇カルデラ(阿蘇山、熊本県)について、9万年前の破局的噴火で火砕流が伊方原発の敷地に到達していた可能性に言及し、「立地として不適」と断じた。ただ、広島地裁で別に審理中の差し止め訴訟で異なる判断がされる場合を考慮し、差し止め期限を今年9月末までとした。

 四電の申し立てによる異議審は2回の審尋が開かれた。四電側は「阿蘇カルデラには大規模なマグマだまりがなく、3号機の運転期間中に破局的噴火を起こす可能性は極めて低い」と強調。さらに「9万年前の噴火でも火砕流は原発の敷地内に到達していない」とした。

 一方、住民側は「火山噴火の長期予測の手法は確立しておらず、破局的噴火が起こる可能性は否定できない」と改めて反論。「四電の実施した調査は不十分で、9万年前の噴火で火砕流が原発に到達していたとみるのが常識的」と訴えた。

 また、仮処分決定が「合理的」とした基準地震動についても争点となり、四電側は「詳細な調査で揺れの特性などを十分把握した」、住民側は「過小評価」と主張した。

 3号機は2015年7月、規制委が震災後に作成した新規制基準による安全審査に合格。16年8月に再稼働し、昨年10月、定期検査のため停止した。四電は今年2月の営業運転再開を目指していたが、運転差し止めの仮処分決定で停止状態が続いている。

 3号機の運転差し止めを求める仮処分は、住民側が10月1日以降の運転停止を求め新たに広島地裁に申し立てている。高松高裁、山口地裁岩国支部、大分地裁でも係争中で、このうち大分地裁は9月28日に決定を出す。

【地図でわかりやすく】伊方原発と阿蘇山の位置関係

ikatagennpatu.PNG


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東海第2原発再稼働に反対しよう 3 [原発災害]

  全議員に差し上げた手紙最終版です。この手紙の後、まだ資料が次々と入っています。いったん整理して改めてお知らせします    kawakami


★ その第6は、「東海第2原発」を巡る茨城県(周辺県)の状況

これは陳情書に書いた通りです。茨城県では8月17日現在、44市町村中28自治体議会が「再稼働反対」「延長反対」「廃炉」「趣旨採択」等、内容は少しずつ違いますが、反対の意思を表明しています。
 反対意志は茨城県総人口の70.1%に達しています。そのほか栃木県4自治体議会、千葉県では我孫子市、銚子市、多古町の3自治体。そのほか目下9月議会へ提出された自治体名を列挙してみます。

☆ 請願提出
・千葉県市原市(8月20日)
・埼玉県日高市(8月20日) ・埼玉県小川町(8月21日) ・埼玉県戸田市(8月21日)
・埼玉県朝霞市(8月22日) ・埼玉県鶴ヶ島市(8月22日) ・埼玉県小鹿野町(8月22日)
・埼玉県志木市(8月23日) ・埼玉県白岡市(8月27日) ・埼玉県行田市(8月27日)
・埼玉県東松山市(8月27日) ・埼玉県吉見町(8月27日) ・埼玉県鳩山町(8月27日)
・埼玉県さいたま市(8月28日)・埼玉県越生町(8月28日)・埼玉県横瀬町(8月28日)
・東京都清瀬市(8月29日) ・埼玉県皆野町(8月29日) ・埼玉県秩父市(8月30日)
・千葉県船橋市(8月31日) ・埼玉県熊谷市(9月3日) ・埼玉県越谷市(9月3日)
・埼玉県飯能市(9月3日)

☆ 陳情提出済み
・東京都墨田区(8月8日)  ・埼玉県坂戸市(8月17日) ・千葉県千葉市(8月20日)
・千葉県流山市(8月20日)(2件)
・埼玉県久喜市(8月20日)(議員提出意見書に切り替える方向)
・埼玉県新座市(8月23日)・埼玉県三郷市(8月27日) ・埼玉県羽生市(8月28日)

☆ 議員提案意見書案提出済み
・埼玉県三芳町(8月28日) ・埼玉県吉川市(9月4日)(2件提出・調整予定)

☆ 現在、請願提出に向けて署名に市民が取り組んでいる自治体
・東京都港区    9月2日
・東京都葛飾区
・千葉県松戸市   8月20日(第一次) 9月8日(第二次)締め切り
・千葉県柏市(9月7日提出予定)
・栃木県真岡市 
 
☆ 請願・陳情提出に市民が取り組んでいる自治体
・埼玉県川越市  ・千葉県白井市  ・千葉県市川市   ・千葉県浦安市
・千葉県長生村   ・千葉県袖ケ浦市(提出済み)

☆ 議員提案の意見書を準備している自治体
・埼玉県所沢市  ・埼玉県富士見市  ・埼玉県草加市  ・埼玉県蕨市  ・埼玉県嵐山町
 
 最後に、全国の電力使用量や「第5次エネルギー基本計画」との関連

 8月20日付東京新聞は「発電、最高気温更新でも安定」との見出しで、「原発ゼロを乗り切る」と書かれてありました。すでに九州、四国、北陸では、発電量に制限を加えている状況も出てきています。
 ここでは、ベースロード電源という言葉は、ヨーロッパではもう死語になりつつあることだけを書いておきましょう。福島原発事故一つで、10兆円以上の金をかけてもまだ回復の見通しさえ立っていないのです。原発再稼働はあきらめましょう。「再生可能エネルギーを主力に」と書いた第5次基本計画です。そのことを真正面に据えることを強く要請します。
 (18日当日は上記のことを、図面で詳しく説明させていただきます。)

◎ 私たちは、6年前から毎月、袖ケ浦を最初に、木更津、君津、富津と4市順番に「原発再稼働反対デモ」を実施してまいりました。82回を数えます。このように、全国各地で草の根のような運動が止むことなく続いています。今袖ケ浦では「生活ネット」が、東海第2原発の反対署名にとり組んでいることを知りました。嬉しいことです。

 今回の陳情も、この国の主権者として、国民の安全と国の未来、さらには人類の生存を揺るがすことを許さない取り組みの一つとして行っているものです。

 議員お一人お一人の、賢明なるご判断を是非賜りたく、この手紙が資料の一部にでもなれば幸いであると願っています。原発の問題は、党派、会派を超えた問題であると考えます。国の政策の問題と片付けることなく、私達の生存に関わる問題としてお考えていただき、ぜひ私たちの陳情をご採択くださいますようお願い申し上げる次第です。
                                                     敬具


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東海第2原発の再稼働に反対しよう 2 [原発災害]

 昨日の続きです。東海第2原発老朽化の証拠です・・・・kawakami


 ★ その第3は周辺状況の問題

①  東海第二原発からわずか2.7km南にある東海再処理工場は、高レベル放射性廃液を有する危険施設です。風速5m/秒で10分以内に風が到達する距離です。東海第二原発は海抜8m、再処理工場は海抜6mしかありません。再処理工場は、ガラス固化工程が不具合を起こして、たびたび止まっています。
高レベル廃液がまだ約360㎥ 残っています。常に熱を発しているため、冷やさなければなりません。水が放射線で分解されて水素が発生するため、水素掃気をたえずおこなっています。そうした装置が地震や津波に耐えられるのでしょうか。
 原子炉等規制法や規則によると、東海再処理工場は東海第二原発にとっての「敷地周辺の状況」に関わる存在にほかならず、飛来物、爆発、火災、有毒ガスの発生を想定し、それらによって安全機能が損なわれないことを確認しなければ、原子炉設置変更許可の基準は満たされないことになっています。再稼働はできないはずだと思います。

② 基準地震動・基準津波
東海第二原発の原子炉が破壊される危機的地震動は1038ガル、今回の審査で基準地震動は1009
ガルで、ほとんど余裕がありません。圧力容器の転倒を防ぐ安定板(支持版)や固定ボルトが基準地震動に耐えられるのでしょうか。圧力容器を押さえる格納容器のボルトは健全なのでしょうか。津波による炉心損傷確率は日本一で、基準津波高さ17.1mに対して、20mの防潮堤を構築すると計画されているのですが、本当に津波に耐えられるか疑問です。

★ その第4は、事故で想定される被害範囲と影響

① 福島原発と同じ状況であった場合の範囲・・・放射能汚染の範囲
 福島原発事故の時北は釜石から、南は館山まで719.1㎞(路線図)東は銚子から西は軽井沢まで、
392㎞(路線図)まさに1基の原発事故で、日本の四分の一を占める地域が被害を受けました。福島と東海第2原発間の距離は237km。福島と同じ規模の爆発の時には、200㎞南に被害規模は移ります。東京を含む日本の中枢地区は壊滅状況になるでしょう。

② 避難不能
 8月21日付東京新聞は「避難時要支援6万人」そして「自治会リヤカー利用も」という見出しで、
いかに避難計画が困難であるかを、2ページにわたって記載しています。避難しても受け入れ先の受け入れ準備など、全く計画されていない状況です
世耕経産相は「しっかりした避難計画がない中で再稼働が実態として進むことはない」と述べていますが、その言葉が事実であることを願います。

★ その第5は、「トイレのないマンション」使用済み核燃料処理の問題

① 現在の保有量
現在使用済み核燃料の保有量をいくつか並べてみましょう。
福島第二原発 1120t 柏崎刈羽 2300t 東海第二 370t 滋賀原発 150t 浜岡原発 1140t・・・・・。
と、日本全国で19000tと言われています。
一般的には原子炉で使用された後、冷却するために原子力発電所内にある貯蔵プールで3年 ~5年ほど保管されます。福島では冷却ができず、水素爆発を起こしてしまいました。

② 無害化10万年 フィンランド・オンカロの話
小泉純一郎が原発推進論者から、原発反対に変わったのはなぜか。フィンランドの使用済み核燃料最終処分場、オンカロを視察した結果であることを、週刊朝日で田原総一朗が書いています。
 この施設は、現在できているのは、地下420mに全長5㎞のトンネル,、換気口や作業員の移動に使われる立て坑3つということです。最終的には42㎞になる予定とのこと。
 地中に埋めて無害化までには10万年の年月を要するそうです。10万年先よりも、以前を考えたとき10万年前ホモ・サピエンス(人類)が発生したといわれているアフリカから中東に、移動を始めたころにあたるそうです。
 この話に、さすがの小泉さんも唖然とし、原発反対論者に転向したということです。

③ 地震の確率
政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した2017年版の「全国地震動予測地図」を発表しました。確率を都道府県庁所在地別に見ると、千葉市が85%と最も高く、次いで横浜市と水戸市(81%)、高知市(74%)、徳島市(72%)、静岡市(69%)、北海道日高市(65%)と続き、東京都庁は47%となっています。(続く、明日最終)


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東海第2原発の再稼働に反対しよう 1 [原発災害]

 東海第2原発は、袖ケ浦から123.4㎞の場所にあります。もう40年が過ぎて、本来廃炉にすべきものを、さらに20年延長して使おうとしています。私たちは危険なこの原発再稼働反対の陳情を今議会に挙げています。18日はその審議が行われます。その前にいかに危険な原発であるかについて、集めた資料を議員の皆様に手紙でお届けしました。長いので何回かに分けて掲載します。是非目を通してください。びっくりすること請け合いです。
                          kawakami

袖ケ浦市議会議員各位

 9月議会真っ最中です。連日のご健闘に敬意と感謝を申し上げます。

 議会18日には、建設経済常任委員会で、私たちが提出した「東海第2原発再稼働反対に関する陳情書」が審議されます。このことにつきまして、議員の皆様にぜひご理解を賜りたく、「東海第2原発」の危険な現状や、茨城県内の状況を含め、お知らせいたしたくお手紙を差し上げる次第です。

★ その第1は、「東海第2原発」今後の手続きの問題

 7月4日に再稼働前提の新基準「適合」を規制委員会は了承しました。しかし再稼働には規制委員会の技術的な審査にパスするだけでなく地元自治体の5市1村の同意が必要です。6月には水戸市議会が再稼働反対の意見書を可決しています。また避難計画の策定は30㎞内14自治体のうち計画策定ができているのは3自治体よりない状況なのです。
今年の11月27日が40年の運転期限です。これをさらに20年運転延長を目指すのであれば、期限までに詳しい設計図と工事計画と運転延長の許可を得なければなりません。間に合わない場合は、廃炉を迫られることになります。

★ その第2は「東日本大震災・福島原発で過酷事故寸前」の状況でした

① 防潮堤の問題
 東日本大震災で5.4メートルの津波に襲われました。非常用ディーゼル発電機の冷却に必要な海水ポンプを囲む6.1mの壁の高さまで、わずか70cmの余裕しかなかったのです。工事が未完了だった北側から津波が侵入し、外部電源を喪失し、非常用発電機1台も停止。非常用ディーゼル発電機2台を運転し、辛うじて安定した冷温停止になるまで3日半もかかりました。この防潮壁は2日前にできたばかりだったのですから奇跡的と言えましょう。地元村長には3日間このことは知らされませんでした。

② 水位計
東日本大震災で、原子炉の緊急停止後に、電源喪失のため水位計の記録がストップしました。冷却系統の一部が使用不能となり、原子炉内の温度が急上昇して141℃(150℃が危険水域)にまで達していたのです。設計ミスの水位計を今後も使い続けることは許されません。

③ 古い沸騰水型原発
1970年代に運転開始した沸騰水型(BWR)原発では、唯一残る古い設計の原発です。事故やトラブルの発生率は日本で最も多いのです。1400kmにおよぶ非難燃ケーブルは、新規制基準では難燃ケーブルに交換しなければなりませんが、全体の15%しか交換せず、古いケーブルに難燃性カバーを巻いてごまかそうとしているというのが実態です。(続く)

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原子力より劣る存在 [原発災害]

 2011年3月11日・・・言わずもがな、福島原発事故当日である。この事故から7年の年月が経っている。この夏の猛暑続きでも、節電の呼びかけもなく、原発も動かず、電力は足りている。九州など、川内原発、玄海原発を強引に再稼働させたのはいいけれど、九州全体の電力は余って、発電量制限をかけているという始末だ。それでもまだ原発を再稼働させるという。
 数日前のメールだけど、いつもびっくりするようなニュースを紹介してくれる「早耳のYさん」が、この原発に関するニュースを届けてくれたので紹介する。「お天道様はお見通し」さんの文である。          kawakami 


★ 使用済核燃料の保管量  

泊原発     380t 
東通原発    100t 
女川原発     420t 
福島第二原発 1120t 
柏崎刈羽 2300t 
東海第二 370t 
滋賀原発 150t 
浜岡原発 1140t 
敦賀原発 580t 
美浜原発 390t 
大飯原発 1400t

上の呟きを見てよーく認識して欲しいのが、これと引き換えに得た電気エネルギーは既になく、放射能と熱を出し続けるゴミの面倒は万年単位で管理しないといけないという事。 
このように原発ほど、一瞬の今を満足させるために長い未来を台無しにしている破壊的創造物は他にないのではないか。
 敵味方の区別なく野放図にあらゆる生命を死に追いやる原爆も、抑止力云々なんぞは言うに及ばず、武器としての蓋然性を最初から失っており、そこに存在意義はない。


また、地球は、高度五千から二万キロにあるヴァン・アレン帯が宇宙放射線の侵入の大部分を防いでくれているある種の閉じた空間であり、そのおかげで殆どの生物は生きながらえてこられた。


その上、チェルノブイリやスリーマイル、フクイチ等、たった数機の原発事故が深刻な環境汚染と地球上の全生命の危機をもたらしている。 


よって、原子力を”技術”などと形容するのもおかしいし、生命環境下において、その存在すら許されるような代物でないのも明白である。 


こんな、小学生にでも理解できるようなロジックを無視して未だそれを使っている人間こそ、現在快楽追求・未来破壊者の頂点に君臨する、思考の欠片もない、オツムの足りない全ての崩壊であり、原生動物や単細胞生物以下の最下層生物に違いない。





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