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議会傍聴における録音機使用についてのお願いの返事 [議会の在り方]

 議会からの返事をそのままお伝えします。さて皆さんはこの返事をどのように読み取られるでしょうか?
                                           事務局

 1、依頼項目  議場での録音機使用の許可について
 2、回   答  許可できません
 3、理由
 本会議の傍聴につきましては、議会傍聴規則に則って、議長の許可なく、録音機や写真機の類を所持しての議場内立ち入りおよび録音・録画を禁じておりますがその理由として以下のことが挙げられます。
 一つ目として、傍聴は直接見て聞くことが中心なので、録音を予定しておりません。録音は録音メモと違い正確に記録されますが、、後日、発言の取り消しや訂正があった場合、録音したものがその場にいるとは限りません。取り消しや訂正に適切に対応できないという短所があり、誤った情報が流布されるという危険性があります。
 二つ目として、議場内への機材持込みおよび録音は、議員・執行部においても制限されており、現在認められておりません。そのような状況下で傍聴者に持ち込みを認めることはできませんので、ご理解くださるようお願いいたします。
    

市議会傍聴における録音機使用許可のお願い [議会の在り方]

3月議会開催に間に合うよう、渡辺市議会議長あて会としてお願いの手紙を出しました。議会での録音機使用のお願いです。お願いの文章と、返事が届きましたのでその文章を掲載します。なお返事の文章は明日掲載します。

                                    事務局 かわかみ

 袖ケ浦市議会が、市政のチェック機能を果たしつつ、議会独自に改革の道を一つ一つ実現していることから、他市議会からの視察も増えている事実に、心からの敬意を表すると共に、市民として感謝を申し上げます。

 さて間もなく、年度予算を確定する重要な3月議会が開かれます。私たちも議員各位のご意見をお聞きする絶好の機会として、可能な限り時間を見つけ、傍聴参加いたしたく思っています。つきましては、この傍聴について一つお願いがございます。

 傍聴規則の中の禁止事項の一つに録音の禁止項目があります。会員の一人が横田からわざわざ傍聴に出かけました。本人は耳が少し悪いので補聴器をつけ、帰ってからはっきり聞き取れないことを確かめるために録音機持参で出かけました。彼は禁止項目であることを知らず録音しつつ傍聴いたしておりました。休憩時間に入り事務局職員が来て録音禁止であることと、録音の消去を求められました。事情を話しましたが、聞き入れてもらえませんでした。以降彼は傍聴をやめました。
 
 少しでも早く議員の意見に対する共感とか、批判とか、補強とか・・また答弁の問題点とかを、傍聴者としての意見も含めて、ホームページやブログ、ツイッター等に記述する会員もいます。その際正確さが求められることは当然です。議事録はひと月後には出ますが、それまで待っていてはニュースの即時性は失われます。特に答弁が細部にわたるときには、記録が間に合わないことがあります。そういう人たちにとって、録音は必須の用具です。

  議場に入らないで、下のテレビや公民館のテレビで聴くことができますが、その際は録音自由です。そうなると本会議場での録音禁止の意味は、現実的にはなくなっています。「テレビで録音したら・・」という理屈も成り立ちます。しかし、レコードと生演奏が違うように、やはり本会議場での傍聴は本命です。

 お願いというのは、可能であれば傍聴規則の改正がお願いできれば一番よいのですが、当面しては、運用上の問題として事前に申請があれば許可する等の方途を講じていただけないか・・ということです。渡辺議長のご采配でぜひ何らかの方途を講じていただきたくお願い申し上げる次第です。
 議会開催前に文書でご返事頂けますようよろしくお願い申し上げます。    敬具

ステキな奥様方~四街道市議会「主婦たちの傍聴記」 [議会の在り方]

 四街道から「主婦たちの傍聴記」№9号が送られてきた。主婦の目でしっかりと議会を傍聴し遠慮のない批判活動を続けていらっしゃるグループである。新聞記事を読んだ私たちの会員が連絡し、私たちもそのしっかりした歩みに学びながら、「傍聴記」を始めたという経緯がある。4月の統一地方選の前に、読売新聞地方版が、7回に分けて記事を掲載したが、その最終7回目の記事が、私たちのグループと四街道の主婦たちのグループ特集であった。

 さてこの記事には裏話がある。前日記者から電話が入った。聞けば至急傍聴写真を撮らせてほしいということだ。「四街道で取ったのではないのですか?」と聞いたら、ちょっと訳ありの様子であった。それで急遽私たちの写真が翌日の紙面を飾ったのであるが・・・・その裏話が№9号に掲載されているのである。以下を読まれたし。

 「◎◎議長の言動に疑問!」 今回の新聞記事の取材で閉会後、記者が傍聴席にいる主婦たちの写真を撮った直後、議長が「ダメ!ダメ!ダメ!」と叫びながら飛んできました。「傍聴席のタイトルは載せないように、また載せる写真は主婦は写ってもよいが近くの男性はダメ」と言うのです。この男性は「都市計画道路を見直し、削減された税金を他に有効に使ってほしい」との考えで市に請願を出された方です。「議長の権限で許さない!」と興奮した議長の態度に唖然としました。これほどまでに感情をむき出しにするには何か特別な事情でもあるのでしょうか。市側では「既に決定した都市計画道路は市民には知らせない。地権者のみに説明する」と述べています。道路建設は巨額の費用がかかります。すべて市民が納めた税金です。このような発言に皆様はどのように思われるでしょうか。

 かくて、四街道のステキな奥様方が登場するはずであった、読売新聞紙面に、なんとむさくるしい私どもが登場するようになった次第・・・・それにしても、「どこにも似たような人がいらっしゃる議会風景で、ひとごととは思えないなあ・・」とつぶやいたら、みんながにやりと笑いながらうなづいた。

 6月議会間近・・・奥様方の一層のご健闘を祈る!                     kawakami

議会改革~新聞記事特集その6~総括 [議会の在り方]

 厳しい「議会たたき」が吹き荒れている。そんなに議会はひどいのか。実態を見るために「質」と「規模」を調べた。結論jから言えば議会の「質」は低い。首長が提案した議案をすべて無修正で可決する。議員みずから政策条例をつくろうとはしない。賛否が割れた議案に対する個々の議員の投票態度も公表しない。「丸呑み」「非公開」「無提案」「ダメ議会・三冠王」が全体の三分の一を越す。こんな「居眠り議会」では、大阪府や、名古屋市のような人気者の首長にはとても叶わない。(朝日新聞坪井編集委員)

 朝日新聞の坪井編集委員は、上記のまとめに続いて「議会は脇役に甘んじていないで、主役にならなければならない」と主張する。地方分権一括法以来、自治体の最終決定権を握る議会の役割が拡大し、首長と並ぶ自治の主役になったはずなのに、脇役に甘んじていることを指摘している。このことは単に議会だけにとどまらず、行政も含めて地方分権一括法以降、行政、議会の自立が求められているのに、その自覚がないことへの厳しい批判でもある。中央官庁の官僚に言わせれば「見たことか・・地方自治・地方分権など時期尚早・・地方自治体にはそれだけの力が育っていないのだ」という議論が起きるのも、今の状況ではうなずける。袖ケ浦市の行政も議会も、少々の前進は見えないこともないが、自立には程遠い。いまだに議会での答弁を聞いていると、県の通達待ち行政の色合いは濃いし、議会は指摘してきたとおりである。議会自ら改革の意思表明を明らかにし、目に見える形で一歩でも改革へと踏み出す勇気を望むこと切である。

 なお、この一連の問題提起では、定数問題、議員の報酬問題は省いた。議会自らの論議を期待したい。

                                                  kawakami

議会改革~新聞記事特集その3~首長提案議案 [議会の在り方]

 「3ない議会」という言葉がある。「丸呑み」「非公開」「無提案」の議会のことをいうそうだ。俎上に上がったのが宇都宮市である。議員の本会議での質問は2回までと制限している。理由は「議会の円滑な運営のため」だと言う。4年前に申し合わせで明文化したそうだ。この間市長が提案した議案は715本すべてそのまま通している。議会には7会派があるが政策条例を提案した議員は一人もいない。議会広報には議会の採決について議員の賛否は勿論会派の賛否すら載せていない。(朝日新聞)

 袖ケ浦議会は、私たちの陳情がとおり、ようやく議員の賛否について「議会だより」に掲載するようになった。22年の3月議会から、6月、9月、12月の4回の議会に75本の議案が提案されている。数本について採決で反対を表明した議員はいるけれど、結局は無修正のまますべて通っている。議員提案の議案は今のところ一本もない。公開は徐々に広がりを見せているが、そのため夜に議会を開くとか、土曜、日曜に開くような、あるいはそのときには託児所を設置するような、積極的な公開についての努力は見られない。なにせ、まだ議会報告会を議会として開く意向など耳にしたことがないのだから・・・「3ない議会」とは言わないが、市民の中に積極的に、議会として飛び込む努力が欲しいものだ。君津市議会は「近隣都市の中で議会改革の先頭に立つ」ということで「議会改革検討会議」を立ち上げた。議会の鮮明な意志を見たいものだ。

                                                kawakami

議会改革~新聞記事特集その1~ [議会の在り方]

 統一地方選を前にして朝日新聞では、「2011地方選」特集記事を掲載し、読売地方版でも7回にわたって県内の議会の状況について特集記事を出している。その主要な内容について紹介しつつ、吾が袖ケ浦市議会と比較してみたい。

 県内で議会基本条例を制定しているのは、松戸市、流山市、佐倉市、長生村の4議会のみである。この3月議会に市民から請願が出された君津市では、「継続審査」になり、その後「議会改革検討委員会」が設置され、今までにない動きが見られるようになったとのことである。請願者はこの変化を歓迎しているという報告があった。市原市では「3月議会は、改選前の最後の議会になる。議会を本気で改革する姿勢を市民に示そうじゃないか・・」と小出副議長の呼びかけがあり、今回の議会では代表質問で、各会派の代表が市内初の小中一貫校開設事業を取り上げることにし、議会が問題意識を共有していることを市民にアッピールした。これは佐久間市長がさまざまなイベントや会合に出席し、市民の声に耳を傾けていることから、議会の存在が薄れている現実に危機感を抱いた事の反映でもあったと見られている。

 さて袖ケ浦市議会はどうであろうか・・小さな前進面はその都度報告しているが、外部からの働きかけがないと動きにならない状況に変わりはない。自ら議会改革に立ち上がる動きもないし、議会基本条例策定への提言も聞かない。議会の一般質問は一人30分、市長の反問権もなければ、議員相互の討議の姿も見られない。個人的に市民の視線で鋭い質問をしている議員は確かにいる。しかし一方、相変わらず地元の利便誘導質問のみの議員もいるし、それをきちんと記録したくても、傍聴者の録音も許されない。

 さてどうしたものであろう・・・あらためて、議会改革のいくつかの視点について、紙面の提起を紹介しつつ確かめて行きたい。

                                                kawakami


議会基本条例 [議会の在り方]

 君津市議会宛ての「基本条例の制定を求める請願書」と、「市議会報告の実施を求める陳情書」の文書が手に入った。提出したのは「地方自治を考える君津市民の会」である。早速事務局の小野さんとお電話でお話をした。よく聞くと、陳情書はこのほかに「議案ごと議決の賛否を市民に知らせることを求める陳情書」や「議会の録画配信を求める陳情書」も提出しているという。それだけではない。昨年11月には、8項目の要望書を出しているのだが議長に握りつぶされてしまって、要望書が出されていることを、議員は誰一人知らないという。また、傍聴に行っても資料一つあるわけでなし、陳情、請願についても、趣旨説明の機会すら与えられていない。

 あらためて、そういう古色蒼然たる議会が、現実的にあることを聞き、驚くと同時に、市民の当然の権利として議会の民主化を求める運動が、湧き上がっていることに拍手と激励を贈りたい。
私たちも「議会基本条例制定を求める」何らかの行動を起こそうという論議はしていた。次回例会で、袖ケ浦市議会の現状分析と、更なる民主的改革について討議してみたいものだ。

                                                 事務局 kawakami

議会のトリセツ [議会の在り方]

 町田市の市民団体が興味深い冊子を発行している。題して「市民必携@議会のトリセツ」という。「トリセツ」とは「取扱説明書」の略である。代表は卯月慎一氏。内容は「市議会の仕組みや、議会への請願の仕方などをわかり易く解説したもの・・」であるという。
 そこで早速卯月さんにお電話を入れた。幸い電話口にいらして、直接お話ができた。柔らかい話し方の感じの良い方であった。今回は「トリセツ」を是非お願いしたいと思っての電話であったが、実際にその冊子を読ませていただいて、じっくりお話を伺いたいものだ‥と思っている。一冊500円。数日中には着くであろう。到着が待たれることと、前に同じように、インターネット上で見つけた小平市の「市民が作った自治基本条例」の冊子の時と同じように、この冊子を中心にした仲間たちとの学習討議が楽しみである。

                                               かわかみ

議会報告通信 [議会の在り方]

 最近4人の議員さんから、議会報告通信をいただいた。お一人お一人の通信から、熱気が立ち上るような報告記事が飛び込んでくる。下水道値上げ問題、学校給食問題、残土埋め立て問題、保育所の民間移管問題、指定管理者制度の問題、海側開発問題、長浦駅舎改修問題等々、それぞれの議員が真っ向から市政に切り込んだ内容が、きめ細かに報告されている。立場、信条に違いがあっても、市政が抱える問題点に、市民の代表うとしてメスを入れて下さっている議員さんたちが、ここにいる。そんな想いで大事に読ませてもらった。

 この通信のなかに、報告だけでなく、議員のあり方として、「議決責任」について考えていらっしゃる方がいた。「高谷特定事業許可申請についての決議」の採択に賛成したことは、単にこの事業反対に賛成したということではなく、袖ケ浦市の環境保全をどう考えるか・・が問われた問題であるという捉え方と、制度への発展を見据えた採択賛成であった・・そのことに責任を持つ議決であった・・という深い洞察を述べられていたことである。

  私たちは採決の重さを明確にすることを含め、採決に当たって議員の賛否を公表することを求め、それが実現したのだが、私たちの願いが、具体的にこのような形で、重く受け止めていらっしゃる議員がいることを、嬉しく感動を込めて読ませていただいたのである。

 私は、今回の通信を含め、ほかにも優れた議会報告を出していらっしゃる議員がいることも知っている。まだ少数であるという事実はあるが、光り輝いていらっしゃるこのような議員が袖ケ浦市議会にいらっしゃることを、誇りに思う。
                                                      かわかみ

議会の在り方を考える~その4~ [議会の在り方]

 三重県議会は、現在ほとんどの議場で使われている中央演壇型スタイルから、理事者と議員との対面討論形式のかたちに作り替えた。この方式はその後11府県に及んでいるという。議院内閣制の国会と同じ形の演壇中央型への疑問から、この形に踏み切った。
 単に形だけの変更ではなく、三重県は2006年に全国初の都道府県段階での自治基本条例制定を実現し、定例議会を年2回のロングランにした。(東京新聞)

 栗山町の議会基本条例が、日本最初のものであったのは、すぐ近くの夕張市の破綻を目の前に見ての反省に立ったものだという。市長と議会に任せっきりの政策決定のあり方、或いは、議会と理事者との馴れ合いの果てに生まれた破綻という現実に、議会のあり方について厳しく自らを律した中から生まれたものであるという。

 1800もの地方自治体に、それぞれ議会がある。変革への流れは「地方自治元年」と言われる今年に入って、いっそうその速さを強めるであろうことが予想される。
 袖ケ浦市議会が、その最後尾をついていくのか、少しはその速さを強めようと努力する姿を見せるのか、期待しつつ見守りたいものである。

                            かわかみ

議会の在り方を考える~その3~ [議会の在り方]

前日に引き続き、袖ケ浦議会では見られない栗山町議会基本条例にある特徴のいくつかについて書きたいと思う。

1、議会での質問は一問一答方式、これは袖ケ浦市議会でも同じである。但し違うところが一点ある。それは理事者側にも反問権があるということである。反問されてもきちんと議員の方でも答えるだけの自信がなければ、うかつなことを聴く事はできない。議員の研鑽と力量がさらに試されるわけだ。
2、基本条例には、「町民と議会との関係」という項目がある。そこでは、議会情報公開の徹底化と、説明責任が明記されてある。さらには、「会期中または閉会中を問わず町民が議会の活動に参加できるような措置を講じるものとする」とある。
 私たちの会の会報を、議会事務局を通して議員各位にお届けしようと思ったら、拒否された。議員各位のメール箱に入れることをお願いしたら、これも拒否された。議会への批判記事が載る場合があるからなのか?他に理由があるのか?市民活動には耳を貸す必要はないと思っていらっしゃるのか?いまどき考えられない呆れた話だと私たちは思っている。
3、「町長による政策等の形成過程の説明」という項目がある。そこでは7点に亘って、必要説明項目が書かれてある。これは、そのまま議会から市長宛要請したら良い項目であろうと思われる。
4、「議員議案提出の積極化」を勧めている。袖ヶ浦駅市議会傍聴を始めて2年半になるが、この間議員提出議案というのは見たことはない。なぜであろう?

  以上である。 議会改革への議員各位の意志はおありなのであろうか?そんな疑問を持ちながら、明日提言の最終稿とする。                  かわかみ 

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