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水道企業団との意見交換会 =その6= [水道事業]

水道企業団との意見交換会 =その6=   2024/03/08     関  巖

 2月26日の企業団との話し合いを報告します。質問・要望はこちらから1月31日に出したもの、回答は2月21日に企業団からの回答です。
 2月26日の企業団との話し合い事項でQは市民から、Aは企業団からの発言です。
 
前回=その5=  質問⑤.主要な施設と管路の耐震化、停電対策 のつづき


 燃料については民間業者と災害時における燃料供給に関する協定があると思いますが、大災害の時は1社だけに供給すると言うことは無いと思います。
燃料の供給会社は何社とも協定を結んでいると思うのですが企業団1社だけですか?

A
 うちだけと独占的ではないです。ただそこと協定を結んでいますので、言えば供給してもらえると思います。

Q
 占有で無いと燃料には限りがあるので実際欲しい量が確保できない事になる。災害は突然やってくるのですから、地下タンクに燃料が少ないときに災害が起きたときには燃料を十分得られない。
災害が起きたとき最低限72時間の燃料を確保できなければいけないと言う日本の状況です。しかも大災害の時はコンビナート全体がストップし道路も通れなくうまく運んでもらえないので最低72時間乗り切れない可能性がある。
 ですから他力本願でなく自分たちで燃料を保存しておく施設が必要ではないかと思っています。

A
自家発電設備は72時間まではいかないですけど24時間運転できるとかしています。
大地震とかになるとうちだけとはいかないので県なり国なりに支援を要請して応援を頼んで水道だけで無く他のインフラとかありますので国が優先順位を付けて貰ってやっていくものだと認識しております。

Q
今の自家発電設備は燃料は24時間運転として保有しておられるのですか。

A
 用水供給事業は24時間以上で整備を始めています。水道事業に関しては12時間以上ということで整備を始めています。水の使用料によってポンプの回転数も変わりますから以上という表現になっています。

Q
 72時間というのは仙台市水道局のシンポジウムで発表されていて、従来は24時間で大丈夫だろうと言われていたのが、連絡網が寸断したりして実際には最大96時間供給できなかったと、発電機はあったけど燃料が無かったと言うことで最低72時間の燃料が必要と言うことでタンクの増設をしている。そういうことから24時間で無く72時間で考えなければいけないのではないかと申している。東日本大震災の時の教訓でそうしたと言うことです。

A
72時間というのは道路が通れないとか助けに来れないので、それはよく分かるのですが
タンクの増設には場所も必要なので現状このような状況です。

Q
将来的に72時間の方に持って行きたいという考えはあるのですね。

A
もちろん能登の状況を見るとやらない手はないかと思います。72時間にしてベストな状況を作りたいのですけどそこにはまだまだ課題があると思います。簡単にはいかないと思います。

Q
まあ簡単にはいかないと思いますがそういう方向で考えていると受け取ります。

A
まあやれるところまではやります。                           (つづく)
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水道企業団との意見交換会 =その5= [水道事業]

水道企業団との意見交換会 =その5= 2024/03/07     関  巖

 2月26日の企業団との話し合いを報告します。質問・要望はこちらから1月31日に出したもの、回答は2月21日に企業団からの回答です。
話し合い事項でQは市民から、Aは企業団からの発言です。

質問⑤.「主要な施設と管路の耐震化、停電対策」の中の燃料に関する協定について
 現在の状況で震度7規模の地震が発生した場合、大規模な停電・断水が発生すると考え ます。
かずさ水道企業団では、4市の施設・水道管の損害程度、状況をどのように想定されていますか。
 また、大規模地震が発生した場合の対応、対策はどのように計画されていますか。

<質問の趣旨>
 施設の耐震化は順次進めていることは承知していますが、能登半島地震での状況をみると取水設備、浄水設備、埋設水道管等に私たちの想定以上の被害が発生しています。
現時点では、かずさ水道企業団の施設、水道管等の耐震化率は高くなく、各所で多大な被害が発生し極めて長期間の断水が発生するのではないかと危惧しています。
かずさ水道企業団では大規模地震に対する損傷の予測と対策をどのように考えられているのか教えてください。
また、道路寸断の状況から停電対策の非常用発電機燃料が途絶え、契約GSから買えないことも予想されます。非常時の燃料確保対策についても考えられているのでしょうか。

(回答)
 水道被害の想定としては、液状化が起こりやすい地区や、エリアの揺れやすさを各市のハザードマップで確認し施設などが壊れやすい部分として想定しております。今後は施設被害想定算出など委託での実施を考えております。また千葉県は能登と同じように半島のような構造であり、応援体制の確保とその役割分担をどのように対応していくかがカギになると考えます。
 水道事業の管路耐震化適合率は52%ですので、管路は基幹管路を優先して実施し、被害の拡大を防ぐものとします。
 施設の耐震化については、財源・時間を考慮し優先順位をつけて対策を実施しています。燃料については民間事業者と「災害時等における燃料の供給に関する協定」を令和元年度に締結し災害時には協力が得られるものとしています。大規模災害になるほど緊急時の燃料補給の優先順位が上がるものと認識しています。

Q(回答を受け話し合いの前に企業団に伝えておいた再質問)
 燃料については民間業者と災害時における燃料供給に関する協定があるから安心という意味が書いてありますが過去の災害の認識不足と思います。
 災害は想定外のことが重なっておきるものです
 まず東日本大震災と能登半島大地震の経験からの想定として大規模停電が起きて、協定があってもガソリンスタンドは燃料ポンプが動かない可能性があるし、石油コンビナートも大火災、タンクローリーに供給停止のなかで開店のガソリンスタンドに殺到、しかも消防・警察なども優先で運輸関係の優先度高いとしてスタンドの燃料を確保に走るでしょう、したがって他力本願ではなく非常用発電機設置場所ちかくに別途に独自の燃料基地を設けておく必要がありますし、電源車で停電中のガソリンスタンドを開店させないといけない事態も起きる。
 電話も携帯会社も運送業も結局は蓄電池と非常用発電機頼み、災害時における燃料供給に関する協定で燃料油の供給が受けられるとみんな思っている。ここが落とし穴でないか?    
そもそもガソリンスタンドの地下タンクがいつも満タンでない可能性は否定できない。
※地震による停電が発生した場合、かずさ水道企業団が保有する自家発電は何時間連続運転が可能ですか?
  仙台水道局では、東北大地震を経験して少なくとも72時間の連続運転が必要という判断で浄水場敷地内に燃料タンクを増設しています。
(つづく)

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水道企業団との意見交換会 =その4= [水道事業]

水道企業団との意見交換会 =その4= 2024/03/04     関  巖

 以下2月26日の企業団との話し合いを報告します。質問・要望はこちらから1月31日に出したもの、回答は2月21日に企業団からの回答です。
2月26日の話し合い事項でQは市民から、Aは企業団からの発言です。

④企業団の民営化について、鈴木事務局長は「現在のところ考えていない」と表明されています。今後10年以内、2035年までに民営化の動きが出る可能性があるのか、ないのか伺います。
(回答)
当企業団では現在の所考えておりません。

Q
 昨年秋の水道議会で鈴木事務局長が議員の質問に対して「現在のところ考えていない」と答弁がありました。「現在のところ~」と言う表現は、来年やったとしても去年は考えていなかったと文脈上可能です。状況が変わったから民営化を考えますよ、といくらでも言えます。文脈上いくらでも言えるんです。ですから「現在の所」と言うのを確認したい。私達は少なくとも今後10年間は民営化の動きはないのかを確認をしたかった。ですから質問したのですが回答は全く変わらず「現在のところ考えていない」と言う事です。
今パブコメで広域ビジョンを作っていますね。パブコメをしている広域連合ビジョンに民営化と言う文言は入っていますか。この会ができた一番のきっかけは統合が民営化の第一段階となるのではないかとの危惧から出発しているのでこのことははっきりとしておきたい。


 今後10年間の計画の広域連合ビジョンの中には民営化という言葉はこざいません。こちらでは逆に信頼確保、技術の継承などを書かせていただいて、今後も水道事業を持続的に引き継いでやっていくように計画しているところです。と言う事から現在の所民営化は無いとこちらでは考えているところです。ただし、今後経営者の経営判断その他国の動向によって変更せざるを得ないと言う事からこのような表現となっています。


 確認ですけど広域連合ビジョンでは民営化は書かれていない、ただ国とか社会情勢とかで民営化の動きがあった場合では可能性を否定できないと。

A 
その通りです。


 企業団でPPP,PFIなど民営化に関する受付セクションを作ってますね。どういった提案が出てくるのを想定してるのか。


 水道管の工事とか浄水場の施設とか国からの交付金、補助金を使って今更新をしております。この交付金を貰う要件にPPP,PFIの窓口を設置するようにと言うのが条件です。そのためホームページに窓口を設置させていただいております。あとは10億円以上の工事をする時民間からの提案をはねのけるのではなくて受け付けなさいと、受け付けた上で検討しなさいと、これは補助金を貰っている全国の水道事業体が窓口を設置しております。ただし我々が補助金を使って工事をやっているんですけれど、これは全部令和5年度以前に国から採択された物でこれには該当しない。令和6年以降新しく交付金を使って やるときこれが必須になるんですけど、これが民営化に結びつくことはないと思っていただいて大丈夫です。


 部署を設置しなければいけないと言うこと、民営化に結びつかないと言うことはわかりました。この部署を作ってどんな提案が出されるのか想定していますか。


 想定としては現在の所 該当するところがないので具体的には考えていません。国からの例示はあります。大きな浄水場の更新ですとか大きなポンプ場の更新など多額の費用、10億円以上の工事の時は設置しなさいと。なぜ国がこのようなことを行っているのかはPPPとかPFIが国としては進んでいないので国として進めていきたいと言う意思があると言うことです。現在念頭においている工事はこれを活用する物は無いと言うことです。
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水道企業団との意見交換会 =その3= [水道事業]

水道企業団との意見交換会 =その3= 2024/03/03     関  巖

 以下2月26日の企業団との話し合いを報告します。質問・要望はこちらから1月31日出したもの、回答は2月21日企業団からの回答です。
2月26日の話し合い事項でQは市民から、Aは企業団からの発言です。

③ 直接会場で傍聴できるようにしてください。
コロナが5類相当になったため議会及び審議会の傍聴をテレビ中継でなく、会場で傍聴できるようにしてください。市議会、県議会は審議会を含め直接会場で傍聴を行っています。
(回答)
 市議会や県議会はご承知のとおり市や県の専用の議場で開催しており、設計時点から傍聴者を見込んで傍聴席を設置しています。当企業団は、専用の議場もなく、会議室を議会や審議会に使用しています。このため、会議室に入ることの出来る人数も限られており、職員も制限しているところです。傍聴者を会議室に入れる場合は、更に会議に出席する職員を減らす必要があり、質疑等に即時の回答等ができなくなる恐れもあるため、職員を優先させていただいており、議場内に傍聴席を設けることができません。
このため、別室でモニター傍聴とさせていただいております。ご理解いただきたく存じま
す。


 回答の理由が一口で言うと会場が狭いから、これもちょっと納得できない。 コロナ前は会場内で傍聴が出来ました。私も傍聴してます。コロナだからと今まで傍聴を止められていた。それがコロナが終わって県や市の議会は全て傍聴できるようになった。それなのに今度は会場が狭いという別の理由で、こちらの要望をはぐらかされたような回答であり納得できない。これはぜひ元に戻していただきたい。工夫をすれば出来るはずでぜひそうして欲しい。そうしないのは市民に隠していると思われる。

 会場が狭いというのはその通りですが、実際市や県はもともと傍聴を前提に会場を作っている。それでもコロナの前は入っていたのではないかと言う話ですが、コロナになってからこのように一般の方とお話をすることは無くしています。コロナが5類になっても企業団としてはコロナの対応を変えていません。 コロナで職員が感染すると大事な水を送ることが出来なくなるといけないので、 職員は皆ご覧のようにマスクをしています。と言う事でテレビ中継と言う形になってしまっています。ただ画面が小さく資料が分からないなどありますがご理解いただければと思います。

 ちょっと理解できないです。最初に述べたとおり企業団の情報が分かりにくくなっている。これは私達の会の設立目的ですがやはり開かれた企業団であって欲しいのです。テレビを見れば分かるだろうと言う事ですが議員さんや審議委員さんはやはり傍聴人がいるいないで 市民の関心度があるかないかなど直に伝わるわけです。それでコロナ以前は出来たんだからそこは考え直していただきたい。今日は要望として、すぐに結論は出ないと思うけど考え直していただきたい。これもこれからの継続の問題としてお願いします。                (つづく)
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水道企業団との意見交換会=その1= [水道事業]

 水道企業団との意見交換会 =その1=   2024/03/01       関  巌

 2月26日に水道企業団と市民との意見交換会が開かれ市民22名が参加しました。企業団は鈴木事務局長を初め各課の課長さんが出席下さり短い時間でしたが有意義な意見交換会が出来ました。
この意見交換会が始まる前に私達から要望・質問事項を提出し文書で回答をいただきました。回答を受けて更に話し合いたい事項を18項目選びこの日に話し合いました。
シリーズにわたってこの様子を報告いたします。

(企業団)
 昨年秋に市民に向けて説明会を開いた際、市民からこのような意見交換会を開いて欲しいとの要望がありましたので本日開催させていただきました。時間が90分と限られていますので同じような話の時には質問を打ち切らせていただき次に移らさせていただきます。司会は連絡会の方でお願いします。初めに連絡会の方から挨拶をいただきたいと思います。

(関)
 本日はお忙しい中、各課の責任ある課長さん全員に対応していただきなんか議会を開いているような感じで誠意ある対応をしていただき感謝しております。
 私は大気と水は人権4市連絡会の共同代表の関と申します。
大気と水は人権4市市民連絡会というのは、水道事業が統合になった5年前に作りました。
統合になって大きく危惧することが2つあったことです。

一つは、水道事業を民営化するのではないかということです。
10年ほど前に麻生副総理がアメリカの首都ワシントンで「日本の水道はすべて民営化する」と発言していてその後いくつかの事業体で民営化が進んでいます。
二つ目は、今まで各市で行っていた水道事業の時は議会の議決事案であったり市民の目の届くところで行われ市民の意見が伝わりやすかったのが広域化してからは市民からは見えないところになって遠い存在になったことです。
 特に昨年秋の水道料金の値上げの時市民には一切知らせず決まってから知らせるということが起こっています。私達言葉は悪いですけど隠蔽体質と言わせていただきました。まあそちらの言い分もあるんでしょうけれども。
このような二つの懸念があり発足し今日に至っています。
 
 昨年秋の市民向けの水道説明会の折足りないところは後ほど文書で、との話があり私達は沢山の要望、疑問に対して先ず文書で1月31日に出しました。それに対して真摯に対応していただき2月21日に回答をいただきました。質問は30数項目にわたる質問で答えるのも大変だったと思いますが対応していただきありがたく思っています。

その中で更に話し合いたいと言う事でこのような場を作っていただいたきました。30数項目の中で回答で分かったところを除き今回質疑をしたいものが18項目あります。90分という時間ですので単純に割ると1項目約5分ですので1項目5分程度で進めて行けたらなと思っています。簡潔に進めていきたいと思っています。
と言う事で今日は実りある会議にしたいと思っています。
(つづく)

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水道水ランキング [水道事業]

水道水ランキング    2024/02/29 のぞみ野

パナソニックが水道水のおいしい都道府県ランキングを発表している。

自分は直観的に人口密度、高い山の存在、工場地帯の有無、地質など
大気汚染に関係していると感じますがいかがでしょうか?

千葉県の大きな水源は利根川です。利根川は群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県の
都会が出す排気ガス・降下ばいじんと下水の影響で汚れ切った川です。
直観的においしいはずがないとわかるでしょう

 では小櫃川の水はどうか?東京湾の地図をみてください、横浜・川崎・東京
そして千葉県の都会から出た排気ガスは君津市の山脈に流れ植物を痛めつけて
います。 さらに京葉工業地帯と京浜工業地帯の煙突から出る粉塵が
降下ばいじんとして水源の山にも降り注ぐ、雨と一緒に土壌を汚染しつつ
川の水となって小櫃川となり、浄水場に入る

皆さんは降下ばいじん量の多さにきっと驚く
各年度の大気環境測定結果/千葉県 (chiba.lg.jp)の2022年4月データ
 https://www.pref.chiba.lg.jp/taiki/toukeidata/air-monitoring/index.html#a03
  千葉市の問屋町と木更津市の多さはJFEと新日鉄からの粉塵が影響

浄水場はゴミを除いて塩素で殺菌して家庭に送る。溶け込んだ汚染物質が
水道基準以下であれば除去する必要はないのである。
おいしい水は落ち葉に棲むバクテリアが作るが排気ガスと降下ばいじん
で痛めつけられ水を磨くことができない
だからおいしいはずがないと私は思うのです。





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水道企業団との話し合い [水道事業]

  水道企業団との話し合い 2024/02/20         関  巖

 水道料金の値上げについて各市で市民向けに説明会がもたれました。短い時間で質問に答えきれないことから私達からさらに質問事項について話し合いを持ちたいとお願いし、下記の通り話し合いの機会を持つことが出来ました。
どなたでも参加して下さい。
2月26日(月)10時~11時半
水道企業団本庁舎・・・木更津市潮見 木更津警察署のはす向かいです。
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水道議会 [水道事業]

水道議会傍聴                  関  巖

 2月5日かずさ水道広域連合企業団議会があり傍聴してきました。傍聴は相変わらずテレビ中継です。国会、県会、市議会が皆会場での傍聴が出来るようになっているのにコロナを名目にいまだに別室での傍聴は市民になるべく知らせたくないと言う感じをうけました。                                 企業団には直接会場での傍聴を出来るように要望をしています。

議題は
1号 令和5年度補正予算
2号 令和6年度会計予算
3号 条例の一部改正
4号 水道料金債権放棄
5号 企業団職員の給与条例の一部改正

 質疑では、2号令和6年会計予算について君津市の石上議員が能登半島地震を踏まえ企業団の耐震化についていくつかの質問があった。
回答は、給水事業が一番大事なので大寺の取水施設が流動化に備えるための対策工事の予算に1.6億円計上している。その他は今後順次行うが費用と工期が多くかかり簡単には耐震化は進まない。水道管の耐震化率は令和4年度末で22%で全国平均19%よりは高いが十分とは言えない。管路の耐震化率は年1.3%増で全国平均0.7%より高い。
100%耐震化になるには令和30年以降になる。
大規模断水が起きたときは取水井戸の確保や給水車の確保などの見直しを進めている。

 会議は45分で終了。ほとんど事務局長の議案の説明で、質問は上記以外では若干あっただけで200億円以上の予算を審議する議会としてはあっけなかった。もっと切り込んで予算の無駄、取り組む事業の精査、水源汚染問題、水道料金の問題など審議すべきことが沢山あると思う。一年でわずか2回しかない議会なのでもっと突っ込んだ質疑討論をして欲しかったというのが傍聴しての感想でした。
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水道料金値上げ説明会・市民会館会場 [水道事業]

 12月7日(木)市民会館  横田のお兄さん

① 4市管内のうち、特に富津市の人口減が深刻で年内または年明け早々に4万人を切りそうで、4市全体を見た場合は人口減少傾向にあり水需要は減る一方であるが、市の地域活性化や企業誘致などの政策との整合性は4市とかずさ水道が分かれてどうなっているのか?

→各市の総合計画と照らし合わせながら事業を展開している。水需要の減少は経営に直結するため、市の政策と整合性をとりながら事業を展開したい。

② 施設統合などの公共施設マネジメントについて、浄水場や排水場の統廃合については話が出てくるが、旧君津水道の庁舎である新田庁舎については議会や会議の時しか使われておらず普段は使っていないため持て余している。隣の君津教育会館や木更津市役所とは別の建物にあるまなび支援センターも古い建物であり、そういった機関の移転も含めて、あるいは市で使うような予定がないなら民間への賃借を含めて検討を。

→検討したが、解体する場合は多額の特損を計上しなければならないので解体による庁舎の廃止については断念した。市への借用や民間への賃借ができないかは改めて検討する。

※市への借用(賃借、無償いずれにしても)貸す場合はいくらくらいになるのか、無償貸しもできるのか、税制上や制度上の問題がないかについて、次回の説明会の際改めて質問の予定。

③ かずさ水道は民営化ではなく4市の外郭団体であるが、広域水道になってから市役所や行政センターなどの庁舎での支払いができなくなった。なぜ庁舎で支払いができないのか?
 委託事業者の営業所も木更津(本庁舎内)と富津(佐貫の亀田浄水場内)以外は市役所と違う場所の民間のビルにある。そのためテナントの賃借料も委託コストに入っていると思われる。市役所の中に委託事業者の営業所を移転すれば市民の利便性は向上する。

→合併の際にこれまで4市直営だった頃は庁舎で支払えていたのが合併後支払いができなくなってご不便、ご迷惑をおかけしている。当初よりそのような扱いでやっており、庁舎での支払いができなくなったが、昔は庁舎での支払いが主流だったが、生活様式の変化によりコンビニ支払いがほとんど多くなっており、口座振替も採用しているので、果たして今復活させたところで市での支払いにどれだけ需要があるのかは検証しないといけない。

※コンビニへの手数料についてかずさ水道からの手数料支払いがいくらかかってるいのか、委託営業所の建物コストについていくらかかっているのかについて次回質問予定。
(わかりやすい例で、東海道新幹線の切符をJR他社で発売した場合、JR東海はJR他社に対して手数料を支払うことになり、特にJR東日本やJR西日本への支払いは多くなっている。それと同じで市での支払いが復活すれば、税金と一緒に庁舎で支払えるようになり利便性が向上して、コンビニへの手数料が減るのでは?)

④ 市原市の県営水道はかずさ水道の水を買っており、市原市営水道は県営水道に合わせて低庸に抑えているため、同じ水を安く飲んでることになるがその現状についての認識はどう考えてますか?

→市原市は低庸に抑えるために一般財源からの補填に毎年10億近く投入しており、かずさ水道でも3市からの営業助成をいただくことになったが、そこまでの財源投入は現実的に難しい。

以上の内容で質問しました。


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かずさ水道広域連合企業団説明会・市民会場 [水道事業]

 12月7日(木)市民会館 田中勝洋
田中勝洋の分を報告します。
Q:言いたかった事 A:かずさ水道広域連合企業団の答弁
他の質問者やその回答を聞いて感じた事を記載し送付致します。

田中の質問
①Q1:R1年発足した「かずさ水道広域連合企業団」の基本計画はかずさ4市(袖ケ浦、木更津、君津、富津)の4地方自治体と言う、自治体単位優先で進められた。水道水送水先(千葉県水道を含む)を考えた「公共水道広域化水道局」で進めるべきであったが、最初から市原市等に送水している「千葉県水道」を枠外としている。これは最初からボタンのかけ間違えではないか?長浦公民館での説明では「考えてみます」との事でした。 
   
   (11/26(日)長浦公民館説明会でのやり取りを下記に記します)
Q:長浦公民館での説明会では、千葉県営水道の単価は117円/?で4市は平均単価は250円/? で千葉県水道の単価は4市の1/2 と安い、袖ケ浦市を経由して隣の市に送水した飲料水が安くなる事が説明できなく、市民として理解できない。県営水道の単価を4市並み(250円/?)に上げる事は出来ないのか。値上げしないのは どこかに忖度しているのか?
県営水道への送水量は半端ではない。県営水道へは企業団全体の1/3の量を送水している。値上すれば、今回の3市の値上げはしなくて良いのでは? 県営水道の単価=117円/?は安すぎるし、説明がつかないし、理解出来ない。   
A:考えてみます。(時間切れでもあったので中途半端で終了した:長浦公民館内容)。
  
①A:具体的に基本計画の考え方については説明なし。
  説明会終了後 階段を降りながらの立ち話もありましたが良く解らなかった、
  次の平岡公民館で宜しくと言って別れた。

②Q2-1:例の27億円/5年間(R6~R10)4市集金業務1社化委託事業(プロポーザル入札)は1社 に決まりR6年4月開始となっているが、公募条件(金額と受付期間)は地元企業育成から見ても、委託規約から見ても無効ではないか?
委託規約には 2,000万円以上の契約は 15日間の対応(休みを除く)で有ると記してある。
R4年12月15日公示なので 締め切は 年明けのR5年1月第1週が妥当では?
実際は休日も含め10日間で締め切り(R5年12月16日~R4年12月25日)した。
27億円/5年間=60ヶ月で割ると 月商は27億/60ケ月=4,500万円/月である。
こんな委託を地元企業が10日で試算して入札に参加出来る訳がない。地元企業育成に当たるのが公共水道の役目である。これでは地元企業育成では無い。又前記公示期間10日間は規定条件に違反している。この委託契約は無効では無いか?

Q2-2:前記委託は1社に決まり、R6年4月1日から実施となるが、残り3ヶ月です。実際は何をどの様にするのか?準備は進んでいるのか? 27億は今までの各4市で集金業務等の委託業務とは別枠なのか? 全然市民には見えてこない。R6年度の予算には27億はどの項目に入るのか? 市民はわからない。今までの集金業務とは別枠なのですか? 説明してください。
又 事務処理システム構築の7億円/R6年4月1日から~R10年3月末日)契約についても現状を説明ください。
A:実際には入札結果は 24億5千万円/R6年4月1日~R10年3月末(5年間)です。
1社に決まり現在準備が進みR6年4月1日から実施です。R5年度の4市の集金業務等の実績は実際のところUPしています。理由は人件費のUPです。よってR6年度~R10年度はこの契約で委託する。契約公示~受付締め切り日時の件は規約変更で10日で締め切りとなっています。よってこの契約は無効ではありません、規約にそって行っています。R6年度の集金業務等は24億5千万円/5年が年間委託料です。(会跳ねて、降り階段での話ですが:疑問は後日電話にても受け付けます)

Q2-3:実施した内容にいつから変更になったのか?
A:具体的に回答なし(なんだか勝手に規約を変更している様だ、現在は契約公示(含む随時契約、工事契約、プロサーバル契約等は ネット公募方式に変わっています)。 
袖ケ浦市第4回目(平岡公民館12月19日18:30開始)の説明会にも参加したく思います。

他の市民の会場での質問と回答を聞いて思った事を記します。
  感想1
 川上さんの質問を聞いて私は考えました。
「かずさ水道広域連合企業団」の事務局長の職場内でのパワハラ行為に似た、組織運営に耐えておられる職員を案ずる意見は鋭い物がありました。 私も「かずさ水道広域連合企業団」での職場環境で心配事が湧き上がって来ました。公務員の処世術にはこんなのがあるそうです。それは上司と部下との関係で「面従腹背」と呼ぶ処世術です。いやな上司でも2~3年我慢すれば(面従)替わる。その間は(腹背)で忍べと言うことだそうです。
 問題は真面目で真剣に市民の為に飲料水をいかにしたら良いかと考え悩む中間管理職の職員さんです。
 「もりかけ」問題で自死した赤木さん。同様に第二、第三の赤木さんが生まれるんではと想えて来た事です。
 
感想2
 かずさ水道広域企業団 職員中に、うつ病 寸前の方はいらっしゃるのでは?と思える(自分の経験上)事です。内部告発が有ってしかるべき状態では無いでしょうか しかし告発がばれたら、自分の立場や、妻や子供達の事を思えば出来ない。駆け込み寺 は無いのか?

以上田中の感想です。



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市民会館で行われた水道料金値上げ説明会 [水道事業]

2月7日、袖ケ浦市民会館で行われた、水道料金値上げ説明会で、 質問者Aの方の質疑応答です。
   
会議当日の私の質問と企業団の回答の状況は、ほぼ下記の通りだったと思います。
何分にも、会議のメモは作成しておらず、頭に残っている記憶のみで作成しているので
不十分な点があろうかと思います。その点はご容赦ください。
なお、「質問」と「追質」は、会議の席上で私が発言したものです。
「回答」は企業団の方が発言されたものです。
(注)については、会議では発言していません。企業団の回答に対する私の意見です。
                                  
■質問の概要
 水道料金の改定資料 9頁 袖ケ浦市の収益的収支のグラフでは、令和8年度から袖ケ浦市の収益が赤字になる。このため、赤字を防止し、経営を安定化する為に水道料金を上げる必要がある。
このように説明されたが、この資料、グラフは結果だけが記載されており、果たしてこのデータが正しいのか、適切なのか市民には判断できない。よって、このデータに対していくつか質問したい。

質問-1 袖ケ浦市の毎年の支出額が約20億円であるが、そもそもこの数値が
    他の3市(木更津、君津、富津)と比較して高いのではないか?
    敷設水道管長1kmあたりで比較すると、袖ケ浦市が最も高く君津市の1.4倍になる。老朽管が少なく、漏洩数が少なく、修繕費は少ないはずである。袖ケ浦市が高い理由は?

回答  確かに、水道管長単位当たりの支出額、人数当たりの支出額等で比較すると袖ケ浦市が最も高くなっている。
    袖ケ浦市が高い理由は、主に「減価償却費」と「企業債の利子支払い」である。
    修繕費は他の3市と比較すると低い。
追質  減価償却費等は、これまで袖ケ浦市が計画的に老朽管の更新投資を行った結果である。投資した金額を、袖ケ浦市民は毎年コツコツと税金で返却していることになる。よって、老朽管の更新を先送りした他の3市と比較して支出額が高いという理由だけで、袖ケ浦市の水道料金をアップするというのは不公平である。
    また、国からの補助金の多くは先送りした3市の老朽管更新に使用されるはずである。

質問2 令和元年から令和5年までずっと右上がりなっている支出額が、令和6年、7年で若干下がっている。令和5年よりも6年が下がる理由は何か?

回答  令和5年度の数値は、計画予算の数値でグラフを作成した。一般的に予算よりも実績値が下がる傾向があるので、このようなグラフになったと考える。
(注記)令和6年以降の数値も計画値であり質問に対する回答にはなっていない。
    令和5年の数値はおそらく実績値だと思う。何らかの要因で予算を大幅に超えた数値となり、この突出した数値でグラフを作成したので、令和6年が下がってしまったのではないかと推察する。

質問3 袖ケ浦市の過去の支出額を見ると、令和3年が6500万円、令和4年は7200万円と計画値に対し、実績が予算オーバーしている。予算に対してきっちりと管理すれば今後発生すると思われる赤字を防止できるのではないか。

回答  人件費や物価の上昇等が主な要因である。
(注)他にも袖ケ浦市の工事云々をおっしゃっていたと思うが、的はずれな回答だったの      で記憶に残っていない。

追質 人件費や物価については、他の3市でも同じ状況だと思うが、令和4年で見ると木更津市が△2500万円、君津市△が4700万円 対予算マイナスとなっており整合性がない。
   かずさ水道事業団の予算管理方法に問題があるのではないか。
   民間の企業では年度予算を遵守することは必須であり、年度の途中で予算を超過する可能性がある場合には、工事規模の縮小や緊急性の少ないものの繰延べ等を実施する。

回答 企業団においても、予算を超過する恐れがある場合には民間と同様、規模の縮小や繰延べ等の予算管理を行っている。
(注)袖ケ浦市の支出額が、予算に対して毎年大幅に超過していることの説明にはなっていない。

質問4 令和元年から令和5年まで袖ケ浦市の支出額は毎年右肩上がりで上昇している。
    一方、水道事業統合化の基本計画資料では袖ケ浦市は毎年1.6億円の合理化メリットを享受できると記載されている。
    この支出額グラフには、合理化メリットはどのように反映されているのか?
    また、基本計画の資料で統合後10年目には20人の人員削減ができると記載されている。令和5年現在では、省人化は進んでいないようであるが、この約束が遵守されるのであれば、統合後10年目となる令和10年の支出額は低減されるはずである。グラフでは令和10年も低減されていないが、省人化計画はどのようになっているか。

回答  統合メリットが、実際にいくら発生して今回のグラフにどのように反映されているのかは明快な回答はなかったように思う。
    省人化に関しては、統合に伴う各種改造工事、管路の更新工事、統合に伴う業務の増加により困難でありなかなか進んでいない。
追質  今、回答された統合に伴う業務の増加は、当然 統合事業が計画された段階で既に分かっている話であり、この統合基本計画はその前提の上で作成されたものである。よって、令和10年度までに20人削減するという約束を守らなくても良いという理由にはなり得ない。企業団としての経営努力が不足しているのではないか。
回答  回答なし

質問5 今回の説明資料で経営努力の推進云々と記載されている。
    私は水道事業の最大のムダは水道水の漏洩だと考えている。
    今回の資料では、老朽管の更新は統合前の39.9%から35%に減少したとされているが有効率は現在86.2%と改善していないと記載されている。
    令和元年時の有効率は86.5%であり、改善していないのではなく、むしろ悪化している。企業団の資料ではP D C Aのサイクルを回して着実な進捗管理をすると記載されている(令和5年8月8日発行の広域連合ビジョンの概要)が、これではP Dのみでチェック、アクションができていない。
    有効率86.2%であれば、有収水量が3200万m3/年なので漏洩水量は500万m3/年にもなる。飲料水の製造原価がおおよそ300円/m3なので、その金額は約15億円と驚くような金額になる。
    早急な漏水対策強化が必要と考えるが、どのような対策をとっているのか。

回答  衛星を利用した新しい漏水探査方法等を検討している。

追質  海外の技術で衛星を利用した新しい漏水探査方法が開発され、現在 豊田市におい   
    て試行されていることは承知している。ただし、まだ試行段階でありそれが袖ケ浦市で実用できるか否かわからない。探査のための費用さえも非公開である。
    実行性があるかわからない新規技術よりも、漏洩探査器や聴診器を使用した地道な活動を大幅に強化すべきと考える。
    川崎市水道局のホームページ資料では、川崎市では毎年800kmにわたる漏洩探査器等を使用した調査を実施していると記載されている。川崎市の総延長距離は約2500km。袖ケ浦市では、このような検査をどの程度実施しているか。
    水道管が漏洩すれば、道路の陥没や崖崩れ等の2次災害を引き起こすことになるので早急な対応が望まれる。

回答  かずさ水道企業団では、漏水探査器等を使用した漏水検査を年間1,000km実施している。
追質  その1000kmの検査は老朽管を対象として実施しているのか。

回答  老朽管を対象としている。
(注) この漏洩検査に関する回答は、虚偽の可能性が高いと思います。
    年間1000kmということであれば、老朽管のほぼ全てにわたり毎年検査を実施していることになり、漏洩量は確実に減少するはずです。
    毎年老朽管の全てを検査しているのに、漏洩量が減少しないのであれば検査方法が不適切と言わざるを得ない。
    令和5年度の第1回水道審議会の議事録において、委員の方が同じ内容で質問されており設備管理課長殿が「従来の漏水探査調査方法は時間がかかるという課題がある。これを改善するために衛星を利用した新しい探査方法を検討する」と回答されています。


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袖ケ浦市市民会館での水道料金値上げ説明会  [水道事業]

 水道説明会の3回目は市民会館で12月7日に行われました。
参加者は25名で今までの長浦、根形より多かったです。質問も多岐にわたり終了時間を40分も超過しました。
私の質問は3点、根形公民館で要望し「検討します」とのことに対する回答を聞きました。

要望1.経営会議議事録が令和4年までは内容が詳しく書かれていたが令和5年になったら議題だけで内容が全然分からないので元に戻して欲しい。
回答1.元の形に戻す方向で今構成団体である各市に了解を取っている。

要望2.各市議会に説明するとき市民には部外秘などとして市民に一切知らせずに決め、決まってから市民に説明する。このような隠蔽体質をやめて欲しい。
回答2.各市に負担金をお願いする関係で各市の議会に説明をした。その際各市から市民に周知する前に市議会議員の方に周知して欲しいとの要望があったため市民には知らせなかった。隠蔽するつもりはない。

要望3.今回も質疑の時間が30分しかなく時間が大幅に増えている。疑問点もまだまだ沢山ある。企業団と市民で意見交換会を設けて欲しい。
回答3.この説明会が終わって余裕ができたら開催する方向で考えている。

以上でした。
要望2以外は前向きな回答が得られたので良かったと思います。
なお私以外に4人の方から質問が出ましたので順次掲載いたします。
                                   関


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木更津市での水道料金値上げ説明会 [水道事業]

 木更津市在住の野々山様から、木更津市で12月3日に1回だけ行われた水道企業団の説明会の報告がありましたので本人の了解を得て掲載させていただきます。
聞き漏らした点があることを、申し訳ないがご了解いただきたいとのことでした。
なお木更津市は水道料金の値上げはありません。          関


 木更津市の説明会参加者はおよそ30人ほどで、資料は広報かずさ水道8号、広域連合ビジョンについて、それに水道料金の改定についての3種類でした。

 14時半から始り、16時ちょっとで終了しました。質疑応答は以下の通りです。

質問1: 民間企業への業務委託が拡充されているが、これは水道の民営化への初めの一歩ではないのか。海外の水企業への業務委託は?
応答1: 部分的な業務委託はあるが、現時点では全面的な業務委託などは考えていない。国の動向を見極めていく。

質問2: 現在の業務委託先は具体的にどんな業務で、どんな会社が請け負っているのか。
応答2: 水道検針と料金徴収及び、運転管理で、委託先はシーデーシーとヴエオリア・ジェネッツ。

質問3: 水資源を外国資本に抑えられる懸念はないのか?
応答3: かずさ水道が市民の公共サービスを担っているという公的使命は守っていくが、経営を合理化していく上では民間企業の知恵を借りる必要もあると思う。

質問4: 電気やガスなどでスマートメーターを導入しているが、水道では?
応答4: メーターは地中に設置するので、現時点では実施予定はない。

質問5: 管路更新にも関わらず、有効率が上昇していないのはなぜか。
応答5: 老朽管からの漏水がかなり大量。様々な手段で、漏水の早期発見に努力していく。

質問6: 最近の気候変動、異常気象のせいか、全国の自治体で降雨量が不安定。
特に今年の夏から秋にかけて、渇水で苦労した地域が多かった。かずさ水道でも、水資源の枯渇や気候変動対策などは考えているか。
応答6: 今年は前半が雨が少なく後半に大量の雨が降るという状況で、例年とは違った気候だった。今後、対策を検討する必要がある。

質問7: 千葉県は水に恵まれた県だと思っていたが、水道料金は全国の平均からみても高いのはなぜか。
応答7: 他県と比べて、山岳地形が少なく、高低差を利用した水利活用ができない。北総地域などは主に利根川水系のダムを利用している。ダム建設のコストなどで、コストがかかっている。

以上です。聞きながらのメモ書きで、聞き落としもあるかも知れません。
参加者が他にいたら、訂正して頂ければ幸いです。

                          野々山陽子

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水道料金値上げ説明会・根形会場 [水道事業]

 水道企業団説明会               2023/11/30   文責 関
11月30日(木)18:30~20:30 於根形公民館
主催者側企業団10名、袖ケ浦市5名
参加者15名、市議会議員3名参加、政策研からは数名参加
Qは住民の質問意見 Aは企業団、袖ケ浦市の回答

一時間説明の後質疑

1.Q 袖ケ浦市の補助金の今までと今後の金額、値上げなしの場合の金額は?
A 令和元年1.4億円、2年1.4億円、3年1.5億円、4年9,600万円(これは海側に住民が張り付きその収益が大きかったため)6年1.5億円。今後1.8億円出せば値上げなしで済む。

2.Q値上げの根拠が棒グラフで赤字だから、とだけの説明では分からない。 支出がこうこうでこの金額になるとデータを出さなければ分からない
A 今すぐにここでは資料がないので後ほどHPに公表する。
Q HPでなくまた説明会を開いて説明すべきだ。

3.Q令和11年の4市統合で袖ケ浦が統合前に比べて一番値上げが高く40%の値上げ率、一方富津は、統合料金はそれまでよりかなり下がり値上げ率10%、また袖ケ浦市の老朽管の割合は11%、一方他の3市は42%~56%と非常に高い。これは結局袖ケ浦市の水道料金が富津市や他の市を援助しているようなものだ。そう考えてよろしいか。
A そう考えることもできる。

4. Q国の統合広域交付金は(令和元年~10年度まで)121億円で,主に老朽管の更新に引き当てられるとの説明であるが現在までいくら交付されたか、また4市別にいくらか。
A 直近の数字はここに持ち合わせていない。121億円ベースでは木更津市51億円(42%)、君津市33億円(27%)、富津市23億円(19%)、袖ケ浦市14億円(12%)である。

Q 4市統合前料金に対して料金統一時は袖ケ浦市の値上げ率42%で一番高い。
一方交付金が少ないのは不公平ではないか。
A 統合する時出資金を木更津7.8億円、君津市34億円、富津市30億円、袖ケ浦市9億円と君津、富津に比べ袖ケ浦市の出資金はかなり少ない。

5.Q 安全な水を安く提供して欲しい。(意見)

6. Q議事録が議題だけになったり、議会の説明で市民には部外秘にしたりと今の鈴木事務局長になってからかなり情報を隠しいわゆる隠蔽体質になっている。議事録を前のように発言者と内容を公開して欲しい。
A持ち帰って検討したい。

Q いつどのようにして検討した結果を知らせるか。
A 発言者に伝える

Q ここに来たみんな知りたがっている。結論が出たら私達とまた意見交換会を開きそこで回答して欲しい。(拍手多数)

Q 次回7日の市民会館での説明会で回答して欲しい。私も行くつもりが無かったが市民会館に行く。
A そのとき回答ができれば回答する。
*この件で企業団の回答が官僚的で約20分市民と担当者とやり合った。

7.Q 現在の位置の浄水場は安全安心な浄水場と思っているのですか?
A 49項目の取水水質を検査しているから大丈夫です。

8.Q その項目以外に新しい化学物質等が混じる可能性がある。例えばフッ化物質等です。これらの水質検査をすべきです。
A予算が無い

9.Q国、県 関係自治体等を巻き込んで水源(亀山ダム周辺)地域の水源保護条例を早急に制定せよ。早急には無理なら子や孫の為に10年後~20年~30年後の為に検討するのが将来ビジョンです。
A 回答無し

10.Q 何が起こるかと冷や冷やしながら小櫃川の下流の浄水場で取水し飲料水を作るより上流に移転すべきだ。安全、安心な飲み水、落差を利用しての省エネで送水を考えるべきだ。浄水場を上流に作る、これが将来ビジョンです。
A 浄水場を上流に作ることは財政的に無理で考えていない。

*予定の20時終了が20時半になった。
★ 次回は12月7日 市民会館 6時半から





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水道料金値上げ説明会内容 [水道事業]

  水道料金値上げについての企業団説明会内容

袖ケ浦市での第一回目説明会で市民から出た意見・質問は以下のようでした。
1.広域化の前と比較して広域化の長所を感じられない。 逆に民営化されるというようなマイナスの話が進んでいることを感じ不安がある。
国庫補助金があるとか人件費削減いう利点の説明をされても値上げがあり、この先 どんな悪い計画が検討されているかと思うと不安です。
 また広域化のメリットが感じられない 
回答:国庫補助金が出ている

2.説明書が平成とか令和とかで書かれているので何年前の話か分かりにくい、西暦に統一して説明書を作ってほしい 
回答:考慮する

3.水道の水質検査はどうなっているのか?答えの3か月ごとでは問題があった場合手遅れになるではないか? どんな検査なのか? 
回答:49項目との返事・・(水道水質は51項目のはずー)

4.説明に水源地の産業廃棄物問題になんの記載もないのに安心な水々と説明があったがおかしいのではないか?値上げのためにきれいごとを並べているのでは困る。 汚染が起きてからでは遅い、問題が起きる前に対応しないのか? 
回答:なし

5.資産的、収益的会計云々との質問があったが私は理解できなかった。
6.憲法と水道法で定めた精神で企業団が働いているのか疑問がある
回答:なし

7.千葉県水に117円でかずさ企業団の水を売っているが、4市の買値は
250円程度でばらばらです。なぜ違いがあるのか?
回答:県水も4市も同じ値段です。4市が購入する250円は各市の水道配管維持費を含む
 県水送水価格R3年までは117円で、R4年10円、これをもっと上げたというが上げれば利益になって4市の値上げなしになる可能性あるのではないか? 何故 千葉県水の価格を 上げられないのか 市原市に忖度する必要があるのか? これは説明付かない。
回答 考えてみます。との返答

 本当にR4年に値上げし、現在水量と価格はいくらか千葉県水事務所に聞いてみるべき
8.説明会の説明が1時間、質問時間30分は短い、もっと伸ばすべき 
回答;片付け時間いれて8時半までの予約ー>休日の昼時間とすればもっと長い時間予約可能


<今後の説明会で聞きたいこと、言いたいこと>
参加者全員からのヒアリング未完なので個人的な意見ですが以下のことを聞きたい

1.国庫補助金10年で120億円でR1-R5で半分使ったが木更津市に
多く使われている。木更津市は水道収支が広域化前からよく老朽化もそれほどでない
のだから君津、富津市に多く国庫補助金を集中的に割り振るべきでないか
10年の国庫補助金支給終了後も君津、富津市は老朽管対策に企業団資金が投じられるので老朽管少ない、耐震化100%の袖ケ浦は資本的支出の出資金負担の見返りがないことになる。

2.各市に投じられた国庫補助金などの資本的収入と年次ごとの老朽管割合の減少割合を一覧にして説明書に追加して欲しい
  木更津市はオスプレイでの国庫補助収入もあるのに木更津市長が企業団の長で4市広域化の補助金を自身の市に多く使っているのではないか
  富津市拡張事業補助金7.4億円が追加であるが老朽管更新が遅れている理由は?

3.袖ケ浦は広域化の利点はあまりない、10年時点でもとのように市営水道にした方が良いという市民がいます。 広域化前は一般会計から1億5千万補助があったので広域化していないならこの補助金で均衡していたはずです。

4.千葉県水はかずさ企業団以外の各水道用水事業から購入している価格・水量を知りたい、かずさの水は安すぎるのではないか?

5.ヴェオリア・ジュネッツを公募型プロポーザルで水道検針・徴収業務を一括業務委託したその経緯だけでなく業務委託契約の形態をPFIなどの民営化手法で応募させている理由は

6.今回の説明会も11.7水道議会で決定してからであり事前の説明はないし経営会議の議事録も公開されていない隠ぺい体質が企業団にある。 企業団は公営事業なのか

7.水道水源に産廃処分場があり、気候変動大雨や地震で崩壊すれば致命的水質汚染と多額の復旧費用が生じる(PHASも検出)

8.袖ケ浦市の井戸からphasが検出されている、誤って飲まないよう地域に周知されているのか、汚染源は特定され撤去されているのか、場所と現状の対策を公開すべきだ

9.大寺浄水場を 産廃の影響のない小櫃川の水源近くに移設することを大至急県に申請すべき  又水源周辺の水源保全地域制定を申請すべきである。







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