SSブログ

「死んでも靖国に行かない」その① [戦争]

「死んでも靖国に行かない」その①

 私が学生の時に読んだ戦没者の遺稿集「きけ わだつみのこえ」に載っている上原さんの妹さんの話が毎日新聞に掲載されていたのでシリーズで転載いたします。
    2024/08/15 関  巖

毎日新聞【栗原俊雄記者】
「死んでも靖国に行かない」 特攻兵の兄が遺した言葉 妹に打ち明けた敗戦の覚悟 

学徒出陣し、「特攻」で戦死した上原良司さんの妹、登志江さん=千葉県松戸市の話です。

 第二次世界大戦下、今から80年前の1944年10月、日本軍は爆弾を搭載した航空機ごと搭乗員が敵艦などに体当たりする特別攻撃隊=特攻を始めた。45年8月の敗戦までの10カ月間でおよそ4000人が命を落とした。その特攻隊員の中で、最も知られている1人が上原良司さんだろう。

 戦没者の遺稿集「きけ わだつみのこえ」に「明日は自由主義者が一人この世から去って行きます。彼の後姿は淋(さび)しいですが、心中満足で一杯です」などと記した遺書が掲載され、読み継がれてきた。だが、良司さんが家族に「死んでも靖国には行かない」と話していたことや、良司さんを含む3兄弟が戦死していたことはあまり知られていない。5人きょうだいの末っ子で次女の登志江さん(94)に、「上原家の戦争」を振り返ってもらった。

 3人の兄が戦死 「頭の中でぼかしながら生きてきた」
 「はっきり覚えているのが、嫌なんですよ。悲しいというか……。あまり考えないように、自分の頭の中ではずっとぼかしながら生きてきました」 昨年9月、千葉県内の自宅で登志江さんは記者にそう話しつつも、亡くなった3人の兄たちや残された家族のことを語り始めてくれた。

 良司さんは、長野県七貴村(現池田町)で、開業医だった父の上原寅太郎さんと母与志江さんの3男2女の三男として生まれた。
 長男の良春さん、次男の龍男さんは慶応大医学部に進み、良司さんは同大経済学部に進学した。良司さんは「航空機のグラビア写真を見せてくれて『これはすごいんだよ』などと話していました」。また「ハーモニカが好きで。ときおり『わーかき血に』って歌ってもいましたね」。慶応の応援歌「若き血」だ。母と野球の「早慶戦」を観戦し、母は「すごく良かった」と話していたという。志望大学に進んだ若者の喜びが伝わってくる。

 上原家の平穏な生活をよそに、日本は戦争を続けていた。37年に始まった日中戦争に続き、41年12月には米英などとの戦争も始めた。龍男さんは海軍軍医となった。43年10月22日。龍男さんが乗艦していた潜水艦「伊182」は南太平洋・ニューヘブリデス諸島方面で米軍に撃沈され、戦死した。 (つづく)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

「終戦」という言葉の欺瞞 [戦争]

「終戦」という言葉の欺瞞
2024/08/15            関  巖

 本日8月15日は「終戦」と呼ばれています。本当は「敗戦」です。
終戦というと勝敗は分からず引き分けとか、場合によっては勝って戦争が終わった時でも使えます。
 太平洋戦争において日本は連合軍に無条件降伏で完全に負けたので「敗戦」であることは間違いありません。
 「敗戦」というと日本が負けたあの戦争がいかにひどい戦争であったかと言うことがはっきりと分かるので為政者(戦前は天皇、政府、軍部、財閥など)は「敗戦」と言う言葉を使いたくなく、「終戦」という言葉を思いつき、マスコミもこぞって「終戦」と言う名を使っています。
 国民もそれに慣らされて「敗戦」と言わず「終戦」と言っていますが、これははっきりと「敗戦」と言うべきでしょう。そしてあの戦争がいか無謀で無残な戦争であったかを思い起こす日であって欲しいです。

戦争で敗退したことを「転戦」、全員戦死したことを「玉砕」など実態とことなる言葉で国民に真実を知らせないことが多くありました。

 私の父は私が生まれる前に戦死しました。死ぬ間際に「万歳、万歳」と言って死んでいったと言うことを私が大きくなったとき、側にいた人から聞きました。これは天皇陛下万歳という意味で、この戦争は「聖戦」と呼ばれて天皇のために忠義を尽くすように教育され、戦死したら英霊として靖国神社に祀られました。
 私は英霊などと呼んで欲しくはありません。聖戦の名の下に戦争を起こした為政者によって殺されたと思っています。
 私の昭和中学校の同級生110名の内父親が戦死した人は10名もいました。
もし今交通事故で親が亡くなる比率が中学生の1割に上れば社会的に大問題となることでしょう。

 為政者(戦後は政府と陰に隠れた財界)はこのように言葉を変えて実態を隠そうとすることが多いです。このことは現在でも沢山あります。
例えば本来日本では禁止されていた兵器の輸出のことを「防衛装備移転」などと言って国民をごまかそうとしています。

このブログや政策研に対するご意見、要望などは下記メールアドレスに住所、氏名を記入の上お送り下さい。
sodeseisakuken@yahoo.co.jp

 
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

埋設水道管 [水道事業]

埋設水道管
2024/08/14   田中勝洋

皆さん 毎日猛暑日・熱中症アラート発令と暑くてたまらん日が続
きますね。地球規模では地球沸騰が現実に思える昨今。日本列島規
模では、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が気になります。
「地震 雷 火事 親父おやじ」は昔の事、今は「地震 異常気象 核兵器 戦
争 原発 命の水汚染 食料難 火事 企業団体献金 あとは米兵の性暴
力 等々 暇もない----出来事」その中で私達“袖ケ浦市民が望む政
策研究会”は身近な“命の水”関連で かずさ水道広域連合企業団発
注[→]袖ケ浦市内の某水道企業水道管強靭化工事「50年経過した水
道埋設管」に注目しました。この工事で掘り上げた、50年前敷設
した内径 300mmの、内面モルタル仕上げ鋳鉄管の目視点検実施いた
しましたので、皆さんにお知らせします。
袖ケ浦市 蔵波台5丁目(平成道路上り車線歩道)の埋設水道管強靭
化工事が完了したようです。この工事は かずさ水道広域連合企業団
主幹工事で 袖ケ浦市内の請負企業が施工いたしました。この企業の
許可を得て掘り出した 埋設管仮置き場で目視検査いたしましたの
で報告いたします。下記写真参照ください。
御質問は政策研 事務局 田中勝洋まで(090-7775-3577)

スクリーンショット 2024-08-12 215728.png

スクリーンショット 2024-08-12 215740.png

スクリーンショット 2024-08-12 215756.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

裁判傍聴記(15) =証人尋問⑪= [新井産廃場]

裁判傍聴記(15) =証人尋問⑪=

 5月17日に千葉県相手の行政訴訟裁判があり証人尋問がありました。
その傍聴記を6月16日の傍聴記(10)まで書いていましたがその後中断していましたので再開します。 
証人は千葉県環境生活部廃棄物指導課 杣澤(そまさわ)良介氏
                  2024/08/13      関 巌

(弁)平成28年12月以降、土嚢袋がないというと遮水シートの折り返し部分はどうやって  抑えているのですか。
(証)遮水シートの折り返し部分の上に遮水シートが更に被さっている状態なのでその上に  土嚢が置かれているという認識です。

(弁)土嚢があるんですか。
(証)折り返し遮水シートの上に天端からかぶせた遮水シートが更に上に被さっている状態  なのでその土嚢を調べても何の意味も無いわけです。

(弁)何で意味がないんですか。
(証)流出する可能性が法尻からなので、仮にその法尻から出た水がヘチマロンの上から出  たとしたら、天端から抑えている一番上のシートの下に出てくるはずです。

(弁)だけどそこに水がたまってしみこむことだってあるじゃないですか。
(証)可能性としてはあるかもしれませんけど、それを拾うためにやり続けるというのはち  ょっと違うのではという気がします。一番上の遮水シートの下に水があるかないかを  確認することだと思います。

(弁)土嚢はあるけど測定対象とは考えていないという意味ですか。
(証)測定しても意味がないと言う意味です。

(弁)測定対象とはと考えていないんですか。
(証)そう言う意味ではそれでも良いです。

(弁)土嚢はあるんですね。じゃあ。
(証)あるはずです。はい。

(弁)そうすると、乙A60号証などで法尻対策工ですと言って写真を出して貰ってますけどあ  れと今の法尻とは違うんですね。
(証)今の法尻、ちょっと分からないです。

(弁) 分からないって、違うってことじゃないですか。
(証) ・・・・・。

(弁)出された書類の法尻対策工法断面図というのを示しますけど、今の状況はこれとちが  んでしょ。
(証)そういうことですね。

(弁)じゃあ、違う証拠で論じられ無いでしょう。それ証拠として写真なり動画なりで出し  て貰えませんか。
(証)私が今ここで決められるものではないと思います。

(弁)だけど違う証拠では論じられないでしょ。だって法尻対策工はこうですって証拠を出  してきて、今はこれじゃあないとおっしゃってるわけだから、ちゃんと証拠を出して  貰わなきゃいけないでしょ。違いますか。
(裁判長)被告代理人と後でご相談して下さい。
(弁)はい、分かりました。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

裁判傍聴記(14) =証人尋問⑩= [新井産廃場]

裁判傍聴記(14) =証人尋問⑩=

 5月17日に千葉県相手の行政訴訟裁判があり証人尋問がありました。
その傍聴記を6月16日の傍聴記(10)まで書いていましたがその後中断していましたので再開します。 
証人は千葉県環境生活部廃棄物指導課 杣澤(そまさわ)良介氏
                  2024/08/12      関 巌

(弁)週1回の測定で足りたんでしょうか。
(証)十分だと思っています。

(弁)平成27年3月30日まで測定していたと言うことですけど、その後測定をしなかっ  た理由を証人は埋め立て地をシートで被膜した後、測定対象の土嚢袋がないため測定  していないと新井総合から聞いていますと述べていますよね。
(証)はい。

(弁)シートで被膜したのは平成28年12月でしょ。
(証)はい。

(弁)であれば27年3月30日で測定を止めないで28年12月まで測定すべきじゃないん  ですか。ナゼしなかったのですか。
(証)それは分かりません。

(弁)分からない?
(証)はい。

(弁)28年12月って本件変更変更許可申請がされた月でしょ。それまでされていない理  由を確認していないんですか。
(証)確認したかどうかを含めて私は分からないです。すみません。

(弁)27年3月まで測定しました、土嚢があったからですとおっしゃったけど、実際土嚢  は28年12月まであったわけですから、それまで土嚢EC計で測定することは可能  だし、するべきではなかったんですか。
(証)測定できたかもしれないですけど、その当時の事情は今私には分からないです。

(弁)塩化物イオンが310とか530出て地下水集水ピットに大量の水がたまり、観測井  戸の水位が200メートルを超え水位の低下は見られないという記録があった。これ  平成28年9月13日の報告書なんです。このときはまだ土嚢があったわけだからこ  の報告書を受けて土嚢EC計で測定させることは可能だったはずですけどさせなかっ  たんですね。
(証)という報告は受けていないです。

(弁)千葉県はさせてないですよね。
(証)させたという記録は私は確認できてないです。

(つづく)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

若者16人、気候変動対策求め提訴

若者16人、気候変動対策求め提訴 「環境も尊厳も守られる社会に」 (その2)

2024/08/09    

 深刻化する気候変動を食い止めようと、全国の15~29歳の若者16人が8月6日、大手電力会社など10社を相手取り、国際目標の達成を妨げるような温室効果ガス排出の差し止めを求めて、名古屋地裁に提訴しました。

このことは8月8日のブログに書きました。
石炭火力廃止の運動をしている「石炭火力を考える東京湾の会」が若者達の裁判を支援するために応援メッセージを出しました。東京湾の会と連携している東京湾沿いの4団体もこのメッセージに名前を連ねています。
 政策研も名前を連ね若者達の応援をしています。
関  巖

若者気候訴訟:東京湾の会からの応援メッセージ_01.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

近い将来起こる3つの大災害 [天災・自然災害]

近い将来起こる3つの大災害
                        2024/08/09  

 昨日九州で大きな地震が起きました。それを受けて「南海トラフ巨大地震情報」が出されました。南海トラフ地震は九州から伊豆半島まで広い範囲に及びそのどこかで巨大地震が起こる可能性が高まった、と言うことです。

 ここ袖ケ浦でもこのほかに近い将来起こる3っつの大災害があるので記します。
 近い将来必ず起こる激甚災害について、京都大名誉教授地球科学者の鎌田浩毅さんの話されたことを紹介します。
関  巖

 今、日本列島が「大変動の時代」に突入し、東日本大震災や能登半島地震など地震活動が活発な時期に入ってきました。

①一つ目は首都直下型大地震で、分かっただけでも地下に19カ所の震源域があり、活断 層が動けば大地震につながりまさに「いつ起きてもおかしくない」状況にあります。1 923年の関東大震災では10万人の人が亡くなっています。あれから100年たって地下に は地震を起こすエネルギーがたっぷりと溜まっています。

②二つ目は東海(静岡沖)東南海(名古屋沖)南海(四国沖)の三つの場所で連動して起 こる巨大地震「南海トラフ巨大地震」です。これも2035年の前後5年間で必ず起きると 言われている激甚災害です。これが起これば最大震度7(最高の震度)の揺れが東は静 岡から西は宮崎まで襲い、最大34mの大津波が起こり、日本の半数以上の6800万人が 被災し死者も32万人を越え、産業の集中している太平洋ベルト地帯が壊滅的な被害を 受け被害総額は東日本大震災の10倍以上220兆円と日本の国家予算の2倍に達します。

③三つ目は富士山の噴火です。実は1709年マグニチュード9の巨大地震が南海トラフで起 こった49日後に過去最大規模と呼ばれる宝永噴火が起こり江戸まで甚大な被害が出て います。あれから300年経って富士山の下にはマグマがパンパン状態になっています。 直接の溶岩流や火砕流などは静岡、山梨、神奈川などですが、細かな火山灰は関東一円 にまで飛んできて電線がショートし大停電、コンピュータも細かな火山灰で通信が途絶 えたり通信は壊滅的になります。鉄道、道路、飛行機の交通がマヒします。水道も火山 灰のため水処理能力が追いつかなくなれば断水となります。その他のライフラインも壊 滅します。肺疾患も多数となりなります。
雪と違って灰は融けることなくその処分には大変な労力が必要です。

 この3っつは遠くない将来必ず起こる大災害です。
これに備えるには行政が行う「防災」事業と人々が行う「減災」です。
しかし、私も含め多くの人は何とか成るだろうと楽観のバイアスがかかっています。

 袖ケ浦市ではこの三つの大災害にどのように対処する計画があるのか知りたいものです。

このブログや政策研に対するご意見、要望などは下記メールアドレスに住所、氏名を記入の上お送り下さい。
sodeseisakuken@yahoo.co.jp

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

若者16人、気候変動対策求め提訴

若者16人、気候変動対策求め提訴 「環境も尊厳も守られる社会に」 (その1)

2024/08/08    

 深刻化する気候変動を食い止めようと、全国の15~29歳の若者16人が8月6日、大手電力会社など10社を相手取り、国際目標の達成を妨げるような温室効果ガス排出の差し止めを求めて、名古屋地裁に提訴しました。

 若者が裁判を起こすことは世界的には沢山見られますが、日本では初めてのケースです。
気候変動の被害を受けるのは若者達なので裁判所も電力会社もしっかりと受け止めて欲しいです。
            関   巖

名古屋地裁に入る原告の若者たち=2024年8月6日
スクリーンショット 2024-08-06 181037.png

一昨日の朝日新聞の記事を転載します。

240817若者訴訟朝日新聞_01.jpg


このブログや政策研に対するご意見、要望などは下記メールアドレスに住所、氏名を記入の上お送り下さい。
sodeseisakuken@yahoo.co.jp

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

戦争体験者のインタビュー

戦争体験者のインタビュー
2024/08/05               関  巖

 広報袖ケ浦8月号に、戦争体験者インタビューとして横田の宗政さんの記事が載っていました。氏は父方母方の叔父さん全員が戦争で亡くなっていて叔父さんが1人もいなかったそうです。

 インタビュー記事の最後に氏は「現代においても、世界には戦争をしている国があり、不幸な人が沢山います。武器を使って戦争をして得られるものは何もありません。それだけは歴史が教えてくれています。」と語っています。
 まさにその通りだと思います。

 紙面ではその他に
(1)「祈りの日」に黙祷を、として
 8月6日・9日の原爆投下の時刻に、原爆死没者のご冥福と世界恒久平和を願って、この祈りが全国に広がるよう1分間の黙祷を捧げましょう、と呼びかけています。

(2)「平和都市袖ケ浦」を宣言しています、として
 宣言の全文を掲げ、日本国憲法の基本理念である恒久平和の実現に努めることを誓い合い、ここに「平和都市袖ケ浦」を宣言します、と結んでいます。

(3)被爆写真のパネル展示を行います、として
 市役所中庁舎1階ロビーに15日まで、被爆写真のパネル展示を行っており、平和の尊さと戦争について考えてみませんか、と呼びかけています。

 戦争を考え平和の尊さを呼びかける広報は以前より行って来ましたが、戦争体験者のインタビュー記事で特集するようになったのはここ数年です。身近な人の話は戦争をリアルに感じます。
 戦争がいかに悲惨かだんだん風化している今だからこそ、戦争を絶対起こしてはならないと言う願いが広報で訴えられていて、とても素晴らしい取り組みだと思います。
 
 頑張っておられる市役所担当者の方々に敬意を表します。

このブログや政策研に対するご意見、要望などは下記メールアドレスに住所、氏名を記入の上お送り下さい。
sodeseisakuken@yahoo.co.jp

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

久留里線に、のろうよ。 [JR]

久留里線に、のろうよ。
 2024/08/05           関  巖

 広報袖ケ浦8月号に特集として、「久留里線に、のろうよ。」と出ていました。
広報でこのように呼びかけることは大事な事です。

 袖ケ浦市内には横田駅と東横田駅があり、主に平川地区の人たちが利用しています。
最近車社会になって利用者が減ってきている中、久留里-亀山間をどうするかと言うことで、地元民代表、地元自治体、千葉県、JRで検討協議会を開いており本年末に答申が出される模様です。

 JRは過疎化で利用者減を理由に廃止の意向ですが、廃止になればますます過疎化が進み負のスパイラルになります。
 国鉄がJRになるとき鉄路の廃止は行わないと政府は言っていたのに民間に移せば採算が合わないと言う理由だけで鉄路を廃止します。
 採算だけでこのような社会インフラを判断して良いものでしょうか。

スクリーンショット 2024-08-02 152639.png

このブログや政策研に対するご意見、要望などは下記メールアドレスに住所、氏名を記入の上お送り下さい。
sodeseisakuken@yahoo.co.jp

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

裁判傍聴記(13) =証人尋問⑨= [新井産廃場]

裁判傍聴記(13) =証人尋問⑨=

 5月17日に千葉県相手の行政訴訟裁判があり証人尋問がありました。
その傍聴記を6月16日の傍聴記(10)まで書いていましたがその後中断していましたので再開します。 
証人は千葉県環境生活部廃棄物指導課 杣澤(そまさわ)良介氏
                  2024/08/04      関 巌

(弁)千葉県は立ち入り検査をしているんですよね。
(証)はい。

(弁)立ち入り検査をして1期下流側地下水を採水しているということでしょ。
(証)はい。

(弁)270という塩化物イオンが出ていますけど、これはもう保有水が漏れてるというこ  とは明かだと言う事なんですか。
(証)いや違います。

(弁)なぜ違うと言えるんですか。
(証)No1観測井戸の塩化物イオンの話は先ほどと全く同じ話で、県が調べたところ出てい  たと言う話でこれは270mg/Lで、昨年度来これを測定していたものですけれど、ピ  ークが一度現れてそれが少しずつ減ってきていると確認していると言う風に理解して  おりますので漏洩しているということにはなっていないです。

(弁)臭素イオンや有機フッ素化合物の検査をさせればいいんじゃないですか。
(証)それに関しては先ほど申し上げたとおりで繰り返しになります。

(弁)じゃあ話を変えてあなたの陳述書によると、平成25年12月から平成27年3月までの  間で、週1回の頻度で土嚢袋の中の土の電気伝導度を測定して保有水が処分場外に出  ていない、漏出していないと判断したというのでは、土嚢袋の外の外部環境の汚染を  測定することはできないんじゃないですか。
(証)保有水が流れれば当然土嚢の中にも入りますので、当然土もぬれるということになる  のでご指摘には当たらないと思います。

(弁)土嚢は袋の中に入っているわけで外部環境じゃないです。中を測っただけではどのく  らい外部環境が汚染されたか分からないじゃないですか。
(証)漏れているかいないかを測定するのはそれで十分だと思います。

(弁)漏れているかいないかだけではどれだけ漏れているかはわからないじゃないですか。
(証)漏れていればそうですね。

(弁)土嚢の中は測ったけど漏れてなかったので外は測っていないと、もし漏れていたら外  も測るつもりだったのですか。
(証)測るよりも対策しろという話しにはなると思いますけど。

(弁)何であえて土嚢袋の中を測っているのですか。
(証)置いてあるものがそれしかなかったからだと思います。これはちょっと私は決められ  ないもので。

(弁)土嚢袋がどんなものなのかとか、証拠が出ていないのでわからないです。証拠を出し  ていただけませんか。
(証)うちが持っている物はないと思いますので、報告書で出たとおりです。私が今ここで  決められる話なんでしょうか、ちょっとわからないです。すみません。

このブログや政策研に対するご意見、要望などは下記メールアドレスに住所、氏名を記入の上お送り下さい。
sodeseisakuken@yahoo.co.jp

(つづく)


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

裁判傍聴記(12) =証人尋問⑧= [新井産廃場]

裁判傍聴記(12) =証人尋問⑧=

 5月17日に千葉県相手の行政訴訟裁判があり証人尋問がありました。
その傍聴記を6月16日の傍聴記(10)まで書いていましたがその後中断していましたので再開します。 
証人は千葉県環境生活部廃棄物指導課 杣澤(そまさわ)良介氏
                  2024/08/3      関 巌

(弁)次に集水ピットのことを聞きます。これは第1期地下水集水設備でここに塩化物イオ  ンが170とか93とかそう言う数字が出ていますね。
(証)はい。

(弁)この下には第2期地下水集水設備があり、こちらはいつも10くらいで第1期の方が数  倍高い、これは廃棄物由来なのかどうか臭素イオンや有機フッ素化合物の検査をする  べきじゃあないんですか。
(証)この集水設備についても長年の経緯をずっと見ていれば分かる物でして、当時流出   した頃から少しずつ低減してきていますので特に調べる必要はないかなと思っていま  す。

(弁)少しずつ下がってますか。下がって無いじゃないですか。
(証)ごめんなさい。間違えました。

(弁)だって漏洩事故の時、地下水集水設備の塩化物イオンは100くらいだったでしょ。
(証)はい。

(弁)でしょ。170とか出ているんですよ。
(証)そうですね。ここについては分かりません。

(弁)分からないって! 
(証)はい、原因は分かりません。

(弁) 分からないから臭素イオンや有機フッ素化合物の検査をするべきじゃあないんです  か。
(証)この5月の時点のみで判断しろと言われてもわからないです。

(弁)してないですよね。
(証)はい。

(つづき)


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

市原「原爆の絵展」 [平和]

市原「原爆の絵展」
2024/08/02   せき
 
 本日から8/4まで、平和のための第33回「原爆の絵展」が市原市五井会館(五井駅西口下車、徒歩3分)で開催されます。展示のほかに講演や「語り部」座談会、「ぞう列車・合唱団」や愛と平和の歌など盛り沢山の企画です。 是非、ご参加下さい。
               第33回原爆の絵チラシ(原案)(24,6)_01.jpg

第33回原爆の絵チラシ(原案)(24,6)_02.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域