東京ガスの電力お客さま件数は2024年4月に約380万件(その2) [再生可能エネルギー]
東京ガスの電力お客さま件数は2024年4月に約380万件(その2)
2024/0726 富樫記
1.東電や東ガス、洋上風力の量産技術 浮体を組み立て式に
資源エネルギー2024年5月19日
以下に浮体式洋上風力発電に参入した東電子会社の東電リニューアブルパワー、JERAなどの競争の様子を記載します。
(円筒下のフォークリフトの大きさから巨大な風車と理解できる)
浮体式は波や強風を受けても倒れないように浮体で風車を支える。浮体は幅だけで最大100メートルに達する。現在は造船所や橋梁工場でしか製造できず、最も大きな浮体は建造できるドックのある造船所が国内に数カ所しかない。
こうした中で政府は浮体式の量産技術の開発などを国費で補助してきた。国の補助対象に選ばれたのが、東電子会社の東電リニューアブルパワー(RP)や東ガスだ。両社は共に2023年度までに工法を確立した。
東電RPの工法では少なくとも年30基程度を量産できる。
東京ガスも年間20〜30基を量産できる技術を確立した。浮体の半分ほどを潜水させた三角形状の浮体で風車を浮かせる。支柱などの構成部品は複数のパーツに分け、別々の鉄工所などに発注できるよう設計した。港の近くで組み上げて完成させる。
浮体の量産が軌道に乗れば洋上風力産業の裾野が広がり、サプライチェーン(供給網)全体の低コスト化にもつながる。日本の産業界は40年までに洋上風力の発電設備などで国内調達比率を60%にする目標を掲げる。風車の製造は三菱重工業などの撤退で国内に知見がない。海外勢と競える産業基盤をつくるため、浮体の量産化を急ぐ。
2.東京ガス、洋上風力の保守事業に参入 英大手と業務提携
環境エネ・素材2024年2月27日
東京ガスは27日、洋上風力発電所の建設や管理を支援するサービスを始めると発表した。英同業大手ジェームズフィッシャーアンドサンズと提携した。技能や知見を取り込み、日本で発電所の建設支援や法定点検の代行といった業務の受注を目指す。
都市ガス設備の保守業務を担う子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(東京・港)が提携した。ジェームズフィッシャーの協力を得て人材の育成を進めながら、洋上風力事業者が点検などの代行業者を選ぶ入札に共同で参加する。
洋上での作業には安全管理などで高度な知見を求められる。ジェームズフィッシャーは独自の訓練施設や教育プログラムも持つ。東京ガスは同社のノウハウで人を育てながら、単独でも事業を請け負える体制の構築を急ぐ。
3.東ガス、レノバに出資 国内陸上風力に参画、協業
2024/4/2付 日本経済新聞 朝刊
東京ガスは1日、再生可能エネルギーのレノバと資本業務提携すると発表した。第三者割当増資によりレノバの議決権の約13%を178億円程度で取得し、第2位の株主になる。東京ガスは再生エネの電源開発に力を入れており、レノバが開発中の国内陸上風力事業に参画するなどして協業する。
日経新聞記事をもとに最近の東京ガスの動きを紹介しました。この他に蓄電池にも投資の情報がありますので別の機会に紹介します。
化石燃料発電の卒業、再エネ600万kWの実現に頑張れ 東京ガス、東京ガスエンジニアリングソリューションズと言いたい
以上