道路と線路が交差する「踏切」(その1) [JR]
道路と線路が交差する「踏切」(その1) 著・横田のお兄さん
2024/05/26
袖ケ浦市内においてはJR内房線に13か所、JR久留里線に14か所、京葉臨海鉄道に7か所、合計34か所の踏切があります。「踏切」といえば、一般的には「カンカンカンカン」と警報音が鳴って遮断機が下がるものを思い浮かべると思いますが、これを「第1種踏切」と言います。
市内に所在する踏切のうち、久留里線にある2か所(後述)、京葉臨海鉄道にある1か所(住友1号踏切)を除く31か所の踏切は安全な「第1種踏切」となっています。
しかし、「カンカンカンカン」と警報音が鳴らない踏切というものが存在しまして、これも道路として認められているれっきとした「踏切」となっています。これを「第4種踏切」と言います。
今回の寄稿記事では、その第4種踏切が袖ケ浦市内に存在すること、そしてその危険性について記事を書きたいと思います。
第4種踏切では、2024年(令和6年)4月6日に群馬県高崎市の上信電鉄線において、小学生の女児が電車にはねられ死亡するという痛ましい事故が発生するなど、全国あちこちの鉄道路線で事故が頻繁に発生しており、その安全対策を具体的に進めることは急務のことです。
久留里線の横田地区にある「第1宮脇踏切」と百目木地区にある「向地踏切」の2か所、そして京葉臨海鉄道の北袖地区にある「住友1号踏切」の1か所、合計3か所が袖ケ浦市内にある第4種踏切となっています。
特に今回の記事においては久留里線の第1宮脇、向地の2か所の踏切について具体的に話したいと思います。
この2か所の踏切はいずれも集落内の生活道路や農作業に行くときの農道として使われている小さい踏切ですが、第1宮脇踏切は線路がカーブしている上に人家や民家が近接していて見通しが悪いこと、向地踏切は2022年(令和4年)1月に軽自動車と列車が衝突する事故が発生しており、地元の関係者は生活道路として農地への行き来を中心に使っていることから踏切の廃止・統合の合意は得られておらず、警報機と遮断機を備え付けた「第1種踏切」への格上げを行う安全対策を具体的に行うことが急務であると、地元・平川地区在住である「横田のお兄さん」は考えています。
特に危険度が高いと考えて憂慮しているのが第1宮脇踏切です。線路がカーブしており見通しが悪く、警笛を鳴らしてから10秒ほどで列車が踏切を通過するほど接近が早く、特に見通しに注意して渡らなければ傷害事故に至ってしまうほどの危険性をはらんでおり、特に危険である意識を地元住民も市もJR東日本も共通して認識しており、安全対策の具体化を早期に実現したいと考え、その早期実現を願い今回の執筆記事を書きました。
続いては安全対策を具体的に必要とする理由や根拠、そして地元住民の皆さんの意見について、JR・市土木管理課と地元土地改良区の協議の議事録を根拠に述べます。
(つづく)
2024/05/26
袖ケ浦市内においてはJR内房線に13か所、JR久留里線に14か所、京葉臨海鉄道に7か所、合計34か所の踏切があります。「踏切」といえば、一般的には「カンカンカンカン」と警報音が鳴って遮断機が下がるものを思い浮かべると思いますが、これを「第1種踏切」と言います。
市内に所在する踏切のうち、久留里線にある2か所(後述)、京葉臨海鉄道にある1か所(住友1号踏切)を除く31か所の踏切は安全な「第1種踏切」となっています。
しかし、「カンカンカンカン」と警報音が鳴らない踏切というものが存在しまして、これも道路として認められているれっきとした「踏切」となっています。これを「第4種踏切」と言います。
今回の寄稿記事では、その第4種踏切が袖ケ浦市内に存在すること、そしてその危険性について記事を書きたいと思います。
第4種踏切では、2024年(令和6年)4月6日に群馬県高崎市の上信電鉄線において、小学生の女児が電車にはねられ死亡するという痛ましい事故が発生するなど、全国あちこちの鉄道路線で事故が頻繁に発生しており、その安全対策を具体的に進めることは急務のことです。
久留里線の横田地区にある「第1宮脇踏切」と百目木地区にある「向地踏切」の2か所、そして京葉臨海鉄道の北袖地区にある「住友1号踏切」の1か所、合計3か所が袖ケ浦市内にある第4種踏切となっています。
特に今回の記事においては久留里線の第1宮脇、向地の2か所の踏切について具体的に話したいと思います。
この2か所の踏切はいずれも集落内の生活道路や農作業に行くときの農道として使われている小さい踏切ですが、第1宮脇踏切は線路がカーブしている上に人家や民家が近接していて見通しが悪いこと、向地踏切は2022年(令和4年)1月に軽自動車と列車が衝突する事故が発生しており、地元の関係者は生活道路として農地への行き来を中心に使っていることから踏切の廃止・統合の合意は得られておらず、警報機と遮断機を備え付けた「第1種踏切」への格上げを行う安全対策を具体的に行うことが急務であると、地元・平川地区在住である「横田のお兄さん」は考えています。
特に危険度が高いと考えて憂慮しているのが第1宮脇踏切です。線路がカーブしており見通しが悪く、警笛を鳴らしてから10秒ほどで列車が踏切を通過するほど接近が早く、特に見通しに注意して渡らなければ傷害事故に至ってしまうほどの危険性をはらんでおり、特に危険である意識を地元住民も市もJR東日本も共通して認識しており、安全対策の具体化を早期に実現したいと考え、その早期実現を願い今回の執筆記事を書きました。
続いては安全対策を具体的に必要とする理由や根拠、そして地元住民の皆さんの意見について、JR・市土木管理課と地元土地改良区の協議の議事録を根拠に述べます。
(つづく)