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千葉県水道広域化推進プラン [水道事業]

 3月13日が「千葉県水道広域化推進プラン(案)」パブリックコメント締め切り日です。
私個人の意見ですが下記の文章を送付しています。ご覧ください。   kawakami


 「千葉県水道広域化推進プラン(案)に関する意見」
                                令和5年3月10日

千葉県総合企画部水政課水道事業統合・広域化室 宛て
          メールアドレス; suisei6@mz.pref.chiba.lg.jp

提出者     氏名  川 上  宏
     
千葉県水道広域化推進プラン(案)に関し、以下のとおり意見を提出します。

意見の内容
 千葉県営水道は、1934年に創設され、その後外房地域の水資源の不足から、巨額な房総導水路の建設。さらに1977年には、全国でもまれな水道料金の低減下と格差是正を図るための「市町村水道総合対策事業補助金制度」を設けるなど、命の水の安心と安全を守ることは、行政の責務として実行するという輝かしい歴史があります。「旧水道法」は憲法25条2項に言う社会福祉・社会保障・公衆衛生の向上と推進をはかることを具現化し、千葉県政はその実現に目覚ましい奮闘をされてきたと私は思っています。

 しかし、1997年、それまでになかった、水政史上、最大の汚点ともいうべき過ちを犯しました。平成の名水100選に選ばれている君津市久留里の地下水層、西かずさ4市35万人を超す住民へ供水している小櫃川。その水源林にあたる地域は、当然涵養林にすべきところに、何と産業廃棄物最終処分場建設を許可するという、非常識な許可判断をしたことです。この産廃施設第一期廃棄施設からは、予想された通り有害物質が浸出され、現在に至っても止むことなく排出されているという現実があります。

 その上に、過ちが予想される第2点目は、「命の水を商品化」する「新水道法」が2018年に生まれたとたん、行政の責務を放棄し、今までの広域化を利用して、外国の水企業に運営権を譲渡する方向に、方針が転換してしまったか‥と思われるような地域広域化の進み方が目の前に現れてきています。

「かずさ水道広域連合企業団」は、結成3年目で、外国企業への譲渡の道筋がはっきり見える委託業務一括の方針強行に昨年11月議会で踏み切りました。その「経営会議」には副知事(代行・水政課職員)が参加し、承認決定を行っています。
 令和5年2月28日、企業団ホームページ上で、予想通りヴェオリア・ジェネッツ株式会社が受託企業として決定いたしました。「かずさ水道広域連合企業団」結成時に結ばれた約定書は、無惨にも計画破綻状況にあり、年度後半には水道料金値上げが驚くほどの高額になることが討議されている事実も明らかになってきています。

 このまま推移して、更に外国私企業に運営権を譲渡するような事態が起きることは許されることではありません。千葉県水政課の輝かしい歩みが、汚濁にまみれた売国政治に加担するような過ちに陥ることがないよう・・熊谷新知事への期待が幻滅に陥ることのないよう、悪法を忖度することなく、地方分権堅持自治体としての誇りを保持・発展して進まれますよう・・「水道広域化」が、旧水道法の精神を生かした広域化でありますことを祈念し私の意見といたします。

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