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袖ヶ浦市6月議会一般質問 3 [議会ウオッチング]

  以前から、一度お聞きしたいと思っていた佐藤議員の一般質問を初めて傍聴した。
失礼ながら、私の予想とは違った、非常に落ち着いたやわらかい口ぶりでの語り口であった。
佐藤議員は、当選以来3月、6月、12月、そして今回と4回登壇されている。特に教育問題での質問は、是非私も聞きたいことであった。

今回は大綱2点である
1, 児童生徒たちを守る取り組みについて
2, 学校の教職員の職場環境について

◆ 児童生徒を守る取り組みの内容は、ご承知のように、野田市で起きた父親による虐待によって、子どもを死に至らしめたという、考えられないようなことが起きた。急速な対応を迫られた国は、急遽3200名であった相談員を5000名に増やす等の対策を講じているが、わが袖ケ浦市での実態を糺すものであった。驚いたことに関係機関の努力にもかかわらず、平成29年(2017年)110件であった窓口相談数が、103件、91件、180件、192件(2021年)と、最近になってさらに上昇している実態が明らかになった。
 親子での虐待など・・考えられないことが平然と行われている。社会の歯車のどこかが崩れてきているというよりも、崩壊ということばが浮かんで来る。

◆ 学校教職員の現場は形の上では変化を見せてはいるが・・・
 県では「学校教職員の働き方改革」で、月間80時間超の教職員が32.4%であることから、その現状から、45時間を超えないことを目標に、業務改善と意識改革を促したという。
 その結果袖ケ浦市ではどうなったか・・・小学校では、45時間を超えてしまった教職員は40.5%(聞き取り不明?)中学校は64.4%であったという。
 それでも相当の効果は出てきている・・と言えるのであろう。新卒教師の感想では「まるで奴隷工場」という言葉を聞いたことがあるが、それでも教職を離れないのは、子どもの達と離れたくない教員の熱意で今の教育が保たれている・・と言ってよいのかもしれない。

 議会傍聴の動画を聞きながら、質問の中で、行政が前に答弁で約束したことを、一定期限を置いて確認されているという手法を佐藤議員は用いていらっしゃる。
 佐藤議員は、教育問題で一つ一つ時間をかけて、問題解決についての指摘を提示されている。欲張って言わせてもらえば「解決、あるいは前進の方策提言」が入ってくるとありがたい・・と私は欲張ったことをつい思ってしまった。
                         kawakami
 

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