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東京の水が危ない [水の問題]

下記の訴えがありました。すぐ新井総合(産廃施設)を思い出しました。 決して許してはならない自然破壊、住民生活破壊の暴挙です。  はじめまして、東京都で唯一の村である「檜原村(ひのはらむら)」に住む 吉川洋と申します。檜原村に住む仲間たちと一緒に、このオンライン署名活動を始めました。  檜原村は多摩川の支流「秋川」の上流に位置する秋川渓谷と、緑の山々に囲まれた、 約2,000人の住民が自然と共生している静かな村です。 東京都心から1時間ほど離れたこの村は「みどり せせらぎ 風の音」を村づくりの基本理念とし、 村の80%が「秩父多摩甲斐国立公園」に指定されています。 豊かな自然の佇まいそのもの全てが観光資源になっており、平成30年4月には国の 「エコツーリズム推進全体構想認定地域」に認定され、毎年20万人以上の観光客が訪れています。  近年では、村の豊富な森林資源を生かした「檜原村バイオマスタウン構想」や、 再エネによる地域活性化と同時にCO2削減を目指す「檜原村地域再生可能エネルギー導入計画」 が発表され、都心にアクセスの良い自然豊かな村、テレワーク拠点や移住先としても人気があり、 移住希望者の問い合わせが増えています。  ところがこの村に突然、今までの村の政策と逆行し、地域住民による環境整備の 努力を踏みにじるかのような産業廃棄物焼却場の建設計画が立ち上がりました。 建設を計画しているのは、武蔵村山市の比留間運送株式会社です。  建設予定地とされている「人里(「へんぼり」と読みます)」という地区は、 南秋川の美しい清流が流れ、日当たりの良い緩やかな傾斜地に畑や民家が並ぶ、 風光明媚な集落です。 住民たちは100年後の子孫に豊かな自然を残すことを目的に、植樹や自然環境の整備を行う 「もみじの里」活動を進めており、綺麗な水を活かしたコンニャク工場や、枯山水の美しい禅寺、 枝垂れ桜や紅葉のライトアップでも有名で、多くの観光客が訪れる場所でもあります。  また人里地区の周辺には、温泉旅館や観光施設が並ぶ「数馬(かずま)地区」や、 東京都民の憩いの場である山岳公園「檜原都民の森」があり、尾根道はハイキングコースに、 都民の森に続く都道は自転車ヒルクライム大会のコースとして使われ、ハイカーや サイクリストのメッカになっています。 建設地の奥には今では希少となっている現役の炭焼き小屋もあります。 このように、建設予定地の周辺は観光関連産業が集積しており、檜原村の中でも特に 重要なエリアです。  このようなエリアに突然、高さが45mにもなる巨大な煙突を備えた焼却施設を 建設するというのです。景観や自然環境、観光事業者にも大きな打撃を与えることは 間違いありません。 この施設は24時間稼働し続け、焼却される予定の産業廃棄物は年間最大約35,000トンで、 村が出すゴミの約41年分の量に当たります。  排煙が隣接する神奈川県や山梨県まで及ぶことも危惧され、有害物質を含んだ雨水が 南秋川から多摩川に流れ込み、  東京都全体を流れていきます。檜原村の森や川が汚されることは、東京都民の環境資源・ 観光資源が大きく損なわれることを意味します。  また、檜原村の水道水は沢水を源としているため水質汚染の可能性があることや、 片側1車線で細くカーブの多い見通しの悪い都道には、1日に往復で74台の大型トラックを含む 運搬車両が産業廃棄物や焼却ごみを大量に積んで走行することになり、住民(とりわけ、 老人や子供たち)の安全が脅かされます。こうなっては村民の安心安全な生活は、 徹底的に破壊されてしまうことでしょう。  私たち住民にこの計画が知らされたのは檜原村広報の令和4年4月号でした。 しかし、令和4年3月1日には、比留間運送株式会社が東京都へ 「一般廃棄物処理施設及び産業廃棄物処理施設設置許可申請書」を提出済みで、 法によれば申請から180日以内の令和4年12月頃には東京都知事より 設置許可が下りてしまう可能性(公開資料では11月に着工の計画)があります。  檜原村民の意向を無視したこの計画を止められるのは、今しかありません。 皆さんからお預かりした署名は、6月を目処に許可権者である小池都知事、及び東京都議会、 檜原村長、村議長へ届ける予定です。ぜひ皆さんの賛同と、 この署名の拡散へのご協力をお願いします。  関心のある方は「Change.org」を開いてごらんください。    
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