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隠れ教育費 [教育]

  28日の東京新聞に「隠れ教育費」と言う見出しで、公立小学校・中学校の、目に見えない教育費の問題の記事があった。
 公立小学校の場合、年間の隠れ教育費は約63000円、公立中学校の場合139000円であるという。そのほかに給食費が、それぞれ43000円加算されている。
 よく見ると、入学時、学校から送られてきた学校用品の申し込み案内。工作用のはさみと糊、色鉛筆、クレヨン、油粘土、油性マーカー、学習ノート3冊、道具箱・・合計3760円とあったという。「はさみは家にあるからいらない」とは言えない。まとめて買うことが求められている。このほかに体育用シャツ、半袖と長袖とハーフパンツと続く。

 この経費は学校間でも違うという。海老名市の調査では中学校間で最大26900円の差があった。

 教育費は憲法26条に「義務教育は、これを無償とする」とある。しかし「隠れ教育費」の実態は、保護者の負担であると同時に、教育を受ける子供たちの心に与える影響は大である。
わが袖ケ浦市の「貧困と教育」の実態はどうなのであろうか。別な言い方で言えば、公的保障の現状はどうなのであろうか。議会における一般質問で、教育問題を取り上げる議員はいるけれど、もう少し、子どもの身になって掘り起こし、善処する方向での討議が欲しいものだと、勝手なことを感じている。

                                  kawakami
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