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違法埋め立て地に14棟84世帯のアパート群 2 [残土埋立]

 なぜこのような土地に、宅地開発の許可が下りたのか。とんでもない担当部局の調査不足が、次々と浮かんでくる。まず間違った判断を下してしまった下記の会議とは???

 2021年5月7日   第26回袖ケ浦市農業委員会総会議事録から抜粋

 議案第3号  農地法第5条の規定による許可申請(整理番号7~8)
 ★ 大東建託の宅地開発計画が議案となって提案・・運営委員会案件として説明
ここでの質問2件
① 質問 いつから残土が埋められたものか   
回答 譲渡人が土地を相続した時点でこのような現状になっていた。埋め立てに関して手続きを行っているかどうか不明。いつ埋められたかわからない。
② 質問 長屋住宅の需要はあるのか・・・
回答 施工業者は袖ケ浦での賃貸物件はすべて埋まっているとの回答
◎ このことに関して事前に行われた運営委員会としての採決は全員一致で許可。

 ★ 上記案件について、農業委員会としての討議

① 質問 30年前から不法投棄で埋められた場所ではないか。産廃も埋められた。行政で撤去したのではないか、記録はないのか・・・
 回答 開発申請の場合、関係部局へ回議することになっている(都市整備課)
 今回の場合は、埋め立てに関しては指導事実が確認できない。土木を回っても書類の確認が取れないので協定書は発行されている

② 質問 もし不法投棄されたものの検査とかで違法なものが入っていた時、許可申請が中止されるとか、停止されるとかことはないのか。…
回答 もしあった場合、今回の造成に伴って是正を期待するとしかお答えできない。
◎ 賛成多数で許可相当と決定

 その結果が県(君津土木事務所)に送られ、県から大東建託社に許可が下りてしまった。
大東建託は許可を受け、6月25日から工事を始めることを「近隣のみな様へ」という文書で知らせた。

 びっくりしたのは、まず隣接住宅地の人たちである。(続く)




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